三ノ塔~ヨモギ尾根
-sannoto~yomogione-
 2014/04/07(月)晴れ  
丹沢通のTさんの案内で、念願のヨモギ尾根を歩いた。今回は珍しく男性が多く総勢9名になった。
麓は桜が満開。最高の天気だ。
       八王子 6:38
秦野 7:49~BS8:18発
ヤビツ峠 9:06~15
富士見山荘 9:45~50
二ノ塔 10:55~11:05
三ノ塔 11:20~25
地蔵の先広場 11:30~12:10
ヨモギ平 12:45~55 
 ボスコキャンプ場 13:35~45 
ミツマタ観賞 14:00~30 
 旧道入口 14:45
 ヤビツ峠 15:25~BS15:51発 
秦野 16:40
メンバー: t.r.h.u.n.k.j.s.y 9名 
秦野駅に着くと、皆予定より早く着きバス停に並んだ。ヤビツ峠まで行くバスは少ないので、長い行列ができた。
ヤビツ峠で身支度をし、林道を富士見橋へ向かう。ダンコウバイは真っ盛りだ。
富士見橋トイレ ダンコウバイ
登山道は雪解けでグチャグチャのところが多い。靴が重くなる。
開けたところからは、相模湾と江ノ島まで見える。(この写真ではちょっとわからないが)丹沢は海を見ながら歩けるところが多く、気持ちがいい。 
ぬかるんだ登山道 江の島が見える
Hさんは木の名前、鳥の種類などよく知っている。ハンノキにとまってピーピー鳴いている小さな鳥は、ヒガラだそうだ。
振り返ると、姿のよい大山がでんと聳える。まだ雪もだいぶ残る。
ハンノキにとまるヒガラ バックは大山
  標高が上がると、吹きだまりには雪が残り、数日前にも降ったようだ。倒木と雪で登山道は塞がれ、迂回しなければいけないところもあった。  
丹沢らしいガレた急坂を登ると、二ノ塔到着。
 残雪   富士山を望む(二ノ塔より) 
富士山はじめ、南アルプスまで大展望だ。やはり真っ白な富士山が見えるとうれしい。
三ノ塔の小屋が見えるが、あと一登り。 
三ノ塔望む(二ノ塔より) 二ノ塔
三ノ塔避難小屋 表尾根(photo by u) ぬかるんだ山頂
更に三ノ塔は展望がよく、塔ノ岳へ続く表尾根、大倉尾根、尊仏山荘も見える。
ただ、山頂はぬかるんで風が強いので、もう少し先まで行って休憩することになった。
ヨモギ尾根分岐には小さなお地蔵様が立っている。暖かそうな手編みのニットで身を包んでいた。
少し先に進むと、作業用モノレールがあった。荷揚げのヘリポートにもなっているようで広い。
小さなお地蔵様と富士山(photo by u) モノレール
 風あたりも少ないので、お昼休憩にした。Rさんお手製の、桜の塩漬けおにぎりが美味しかった。気温は低いのでダウンを着こむ。 
ヨモギ尾根
モノレールに沿って、すごい急坂を下る。レールには歯車がついているが、下りは真っ逆さまになりそうで、へたなジェットコースターより怖そうだ。
こちらからの登りもきつそうだ。
残雪の急坂(photo by u) 陽だまり(photo by u)
この辺りはまだ芽吹き前で、明るい尾根歩きが気持ちいい。     
季節を変えて来てもよさそうなところだ。
ブナも多く、古い地図にはヨモギ尾根でなく、ブナ尾根と書かれているそうだ。
   ブナが多い尾根  ヨモギ平より二ノ塔~三ノ塔を望む
ヨモギ平は、広く平たいところで、トリカブト、マルバタケブキなど新芽が顔を出していた。これからどんどん花も咲くのかもしれない。
木々の向こうには、二ノ塔から三ノ塔への尾根が見える。「もうこんなに降りて来てしまった。」 
ヨモギ平
札掛へは真っすぐ行く。
今回、札掛まで下るルートも検討したが、時間的な問題と、林道歩きが長くなるとのことで、ヨモギ平からボスコキャンプ場へ下ることになった。
赤テープのところで右へ下る 杉林下り
秘密の花園へ
ボスコキャンプ場の中を抜け、県道に出る。藤熊川沿いにTさんが見つけた秘密の花園があった。 
森の中は、甘~い香りに包まれている。 すごい!満開!
ボスコキャンプ場入口   ミツマタの大群落
ミツバ岳屏風岩山にもミツマタの時期に行ったが、これほどのところはなかった。
それに今回は時期もピタリ。 
行けども行けどもミツマタの群落が続く。
満開のミツマタ ミツマタ(photo by u)
30分程ミツマタ観賞と写真撮影。皆しきりにシャッターを切っていた。  
旧道コースをヤビツ峠へ向かう フサザクラ ハナネコノメ(photo by u)
ヤビツ旧道コースでは、途中でハナネコノメを見つけた。今年は高尾山にも見に行けなかったし、初だ。米粒くらいの花だが、Uさんが素晴らしい写真を送ってくれた。
ヤビツ峠に着くと、Tさんがどこからか2Lの水とスポンジたわしを出してきた。皆が泥んこになることを想定して、実踏に来た時隠しておいたそうだ。いつもながらの心配りに頭が下がる。
ヤビツから出る夕方1本のバスにも余裕で間に合い、バスも汚さないで済んだ。
Tさん、またマイナールートのご案内よろしくお願いします。皆さん、お疲れ様でした。