立 山Ⅲ
ーご来光・弥陀ヶ原ー
2022/07/31(日)~08/03(水)  
8月2日(火)晴れ
 ご来光
ホテルのプランで、トロリーバスで大観峰までご来光を見に行くことができる。ホテルの地下はトロリーバスのターミナルに直結している。
 4:20に発車し、雄山の真下のトンネルを抜けて、10分で大観峰に着く。 
寒いので暖かい服装でと言われ、ライトダウンの上に雨具を重ねちょうどよかった。 大観峰の展望テラスで、日の出を待つ。鹿島槍の右の布引岳の右側から太陽が昇った。素晴らしいご来光だった。
トンネルはバスの両側ギリギリの幅を、結構なスピードで走る。
雄山直下には黄色い表示板があった。 5時半に戻り、朝食後弥陀ヶ原まで歩くことにした。
室堂~弥陀ヶ原
まるでスイスのトレッキングのような景色(一番左が剱岳) チングルマと雪渓
楽しいトレッキング
天狗平まではこのような景色が続く
チングルマの道 タテヤマリンドウ タテヤマチングルマ(ピンク)
    天狗平から、美松坂は古い地図には整備不良と記されている。 
私は以前、みくりが池から地獄谷を経て弥陀ヶ原まで歩いたが、1箇所鎖場があった。そこは避けたい。 
クマさんが行ったときは美松坂を行ったが、普通の道だったというのでそちらを行くことにした。
 エンレイソウ(実) 天狗平山荘( 美松坂へ)
  歩き始めたら、「ここ、通ってない。」と言う。何を今さら。もう仕方ないので、そのまま行く。  
 私もクマさんを信じ、調べもしなかったが、古い地図に書いてある通り、ひどい道だった。滑りやすい石ごろごろ、沢を3~4箇所渡るが、全て丸太橋は途中で折れていた。
 キヌガサソウ    ゴゼンタチバナ
滑って怪我したらどうしよう?もう泣きたくなってきた。    緊張で疲れも増す。こんなことなら鎖場1か所の道の方ががずっとましだった。 結局2時間かかり、何とか弥陀ヶ原に着いた。今日は楽々ハイキングのつもりだったのに。
天狗平から1時間半とあったが、ちっとも着かない。木々の中に埋もれ、景色も見えない。
 時折はるか下に車道が見える。まだまだありそうだ。  弥陀ヶ原ホテルでゆっくり昼食をとり、少し落ち着いた。
   弥陀ヶ原ホテル 高原バスで室堂へ戻る。 
他に見られた花(弥陀ヶ原は1930mなので植生も違う)
   
 ミヤマシシウド  シモツケソウ  ヤマハハコ  ミヤマガラシ
   
 イワオトギリ  ゼンテイカ  バイケイソウ  モミジカラマツ
   
 マイズルソウ  ヤマホタルブクロ クガイソウ  ウメバチソウ
   
タテヤマウツボグサ   タカネヨモギ  ツリガネニンジン  オニシモツケ
8月3日(水)曇りのち晴れ   
 下界は熱中症警戒アラート発表、各地で猛暑日とか言われている。涼しい立山から。20度も高い所へ帰りたくない。できることなら夏中いたい。
そうもいかず予定より1本前のバスで美女平へ行き、立山杉を少し見て行くことにした。屋久島杉のように曲がりくねったり、幹回りも大きく立派な木が多い。
富山でお寿司を食べて、新幹線に乗った。  立山杉 
失敗もいろいろあったが、天気にも恵まれ 記念になるよい旅ができた。帰宅後私は、あまりの気温差と疲れか喉が痛い。ひょっとしてコロナ?心配がよぎる。熱はないが念のため二人で抗原検査を受けた。結果は陰性、ほっとした。
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