6/2 千曲川源流コース |
 |
 |
以前徳ちゃん新道を登って、十文字峠に下ったことはあったが、源流コースは初めてだ。 |
Sさん差し入れの缶ビールを各々ザックに詰め(呑助は労を厭わず)、毛木平の駐車場からスタートする。 |
|
毛木平PK |
登山口 |
歩きはじめると間もなく、運転手さんが追いかけてきた。何事?「30分行った所にクマが出た!と貼り紙がしてありました。気をつけて下さい。」 ありがとうございます。でも団体だから大丈夫でしょう。(シャベイさんもいるし) |
 |
 |
千曲川源流コースは最初は沢沿いをなだらかに進む。森の中は、エゾハルゼミの大合唱だ。歩き初めが緩やかなのはウォーミングアップになりうれしい。 |
右手の土手の上に早くもシャクナゲの花が見られた。 |
初 シャクナゲ |
千曲川源流コース |
林道終点に大山祇神社がある。 |
いよいよここから登山道になる。芽吹き初めの新緑、時々ミツバツツジも見られる。 |
 |
 |
美しいシラカバ林。シラカバとダケカンバの違いは?ダケカンバは木の皮が鰹節のようにむけていると、前を行く博士が説明してくれる。それをシャベイさんが後ろに伝える。 |
|
ミツバツツジ咲く登山道 |
シラカバ林 |
 |
 |
 |
慰霊碑 |
キバナノコマノツメ |
コミヤマカタバミ |
慰霊碑があるところで歩き始めて約1時間。一休みする。 |
途中で撮影隊の人達がいた。ガイドの山田哲哉さんで、NHKBSの撮影だそうだ。(6月30日放映予定) |
沢沿いの明るい森は、足元にスミレやキバナノコマノツメ、コミヤマカタバミ、タカネネコノメ、ヒメイチゲ、フデリンドウ・・・など見られた。 |
登山道脇に残雪が見られるようになった。小屋に電話した時、雪の状況も聞いたが、残っているところはあるが、アイゼンはいらないとのことだった。 |
 |
 |
毛木平から2時間余り、ナメ滝に着く。岩肌を舐めるような流れがきれいだ。 |
|
残雪 |
ナメ滝 |
 |
 |
 |
沢を渡る |
千曲川信濃川水源地標 |
最初の一滴 |
3回くらい渡渉しながら、少しずつ細くなった流れに沿って登って行く。 |
沢沿いなので虫がうるさい。北海道で買って来た北見のハッカスプレーが効くようだ。 |
約3時間で千曲川と信濃川の水源地に着いた。最初の一滴は、本当にポタッポタッと一滴ずつ落ちていた。交代に手ですくって飲んでみた。とても冷たく美味しい。 |
 |
見上げると尾根が近づいてきた。 |
 |
標高が上がってきたら雪もだいぶ残っている。いよいよ急坂のコメツガ林を登る。最後の30分がきつい。 |
あと少しで尾根に出るという所で、女性二人が次々に足がつってしまった。 |
残雪のコメツガの森を登る |
|
尾根分岐 |
ここは中高年登山隊、秘薬を持っている人がいて、飲んで少し休むとすぐに良くなり事なきを得た。 |
稜線にもシャクナゲの木が多いが、花は咲いていない。花芽も少ない気がする。(後で聞くと、山頂付近はハクサンシャクナゲで、開花は7月中ごろだとか) |
 |
 |
 |
最後のガレ場 |
金峰山・国師ヶ岳方面 |
甲武信岳登頂 |
最後のガレ場を登ると、甲武信岳(2475m)全員無事登頂!少し雲が出てあまり展望はよくないが、八ヶ岳や金峰山の五丈石は肉眼でも見える。 |
甲武信小屋は山頂から15分程ガレ場を下る。 |
 |
 |
煙突の煙とカレーの匂いがする、懐かしい小屋に到着。 |
小屋主の徳さんがお茶をいれてくれた。お茶を出してくれる小屋は、ほかには知らない。 |
|
甲武信小屋 |
くつろぐメンバー |
今回はテレビなどでもおなじみヅメさんが、またまた撮影で山を下りているそうで、お会いできず残念。 |
手続きをしている間、外のテラスでは早くも祝杯が上がる。 |
小屋は以前来た時は確かトイレが外だったが、今は小屋から続き、きれいになっていた。このテラスも新しい。小屋の中はほとんど変わらず、夜はランプが灯る。あの時、今度はシャクナゲの時期に来たいと思っていたが、12年も経ってしまった。 |
|
8期の山行も丸10年経った。春、秋と毎年2回山行を行っているが、皆勤賞が一人いた。長老のSさんだ。記念にと、会からTシャツをプレゼントした。次の10年も目指して頑張って欲しい。私達も負けずに次はTシャツ狙いましょう。 |