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梅雨入り前日、貴重な晴れ間となった1日、レンゲツツジで有名な湯ノ丸山へ行った。 |
上信越道の東部湯ノ丸ICからも近く、道もわかりやすかった。 |
地蔵峠付近まで来ると、鮮やかなオレンジ色のツツジがたくさん咲いていた。この辺りは冬はスキー場になるらしく、ゲレンデになっていた。 |
湯ノ丸山を目指して |
広い地蔵峠の無料駐車場に車を停め、急斜面のゲレンデをツツジ平へ向かう。 |
振り返ると、篭ノ登山方面が良く見え、駐車場が小さい。 |
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15分ほど登ったところが60万株あるという、明るいツツジ平だ。 |
だが、期待に反してツツジはまだほとんどがつぼみだった。これではまだ1〜2週間先でなければオレンジ色のじゅうたんは見られない。 |
あきらめて山頂を目指すことにした。 |
レンゲツツジのつぼみ |
丸く連なった山頂が正面に現れた。 |
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穏やかな山容とは裏腹に、登山道は岩場の急登だ。
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鐘分岐までは傾斜は緩やかで、ツツジの中を分けて進むと、その先にはイワカガミの大群落が続き、ツツジにがっかりしていた私たちを楽しませてくれた。 |
南峰山頂は広々として見晴らしが良い。八ヶ岳や遠くには雪を頂いた、北アルプスが見えた。さっきまでは妙高も見えたそうだ。ケルンが立ち、石がゴロゴロした風景は去年登った、根子岳に似ている。 |
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イワカガミ |
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山頂にいたご夫婦が「この山はイワカガミでも有名ですよ。レンゲツツジはまだ早いけれど、隣の烏帽子岳には今見頃のピンクのツツジ(アカヤシオ)がきれいですよ」と教えてくれた。 |
指差すほうを見ると、谷を隔てた烏帽子岳の登山道に沿って、ピンク色のかたまりがモコモコに染まっている。 |
これを聞いたら行かずにはいられない。軽いハイキングのつもりだったが、予定変更して烏帽子岳まで行ってみることにした。 |
湯ノ丸山南峯2101m |
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分岐まで一気に下る。そこから烏帽子岳稜線までは満開のアカヤシオが続く。丸い花びらが可愛い。 |
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稜線に出ると、隣の湯ノ丸山が団体さんで賑わっているのが見える。 |
こちらも展望が良い山だが少し雲が多くなってきた。山頂までは緩やかに登る。コメツガザクラ、コケモモ、ズミも見られた。 |
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アカヤシオ |
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岩だらけの烏帽子岳山頂でランチにした。 |
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今日は山用の五目御飯。沸騰したお湯を入れ、20〜30分待てばふっくらご飯の出来上がり。でも、そんなに時間がかかるのでは、急ぐ山行にはこんなことはしていられない。 |
下山は分岐まで戻り、湯ノ丸山の南を巻きながら雑木林の緩やかな道を下る。 |
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烏帽子岳2065m |
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スズランや、この辺りにはレンゲツツジも咲いていた。キャンプ場を過ぎると、広い道を下って地蔵峠に出る。 |
期待したレンゲツツジには早すぎたが、良いこともあるもので、思ってもいなかったアカヤシオやイワカガミの大群落が見られ、大収穫だった。 |
帰りは、しなの鉄道田中駅前にある、天然温泉『ゆうふるtanaka』出汗を流した。 |
レンゲツツジ |
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