
歩程・・・2時間 |
昨日は成田を10時30分のJALでチューリッヒに着き、飛行機を乗り変えジュネーブに18時に到着。 |
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それからバスに乗って、スイスからフランスの国境を越えホテルに着いたのは19時30分頃だった。やはり時差ぼけか夕べは余り眠れず、早く目が覚めてしまった。日本の暑さがうそのように、気温は低く夜は暖房が入った。 |
朝カーテンを開けると、真っ白な山々が目に飛び込んできた。 |
氷河は町に届きそうなところまできている。 |
ホテルの窓から |
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あの氷河が溶け出したら、シャモニーの町は一たまりもないのではと心配になるほど近い。 |
町の中心を流れるアルプ川は氷河からの流れだそうで、水量も多く白濁したグリーンの色をしている。今朝は川の音が雨かと思い、急いで外をのぞいてしまった。 |
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眠れなかったにもかかわらず、本場のフランスパンとヨーグルトはとても美味しく、しっかりと朝食を取った。8時にホテルから歩いてプレヴァン行きのロープウェイ乗り場に向かう。今日のガイドはシャモニーに住んで14年という若い日本女性のアズミさん。 |
アルプ川の向こうには氷河 |
プランプラでロープウェイを乗り継ぎプレヴァンへ(2525m)。 |
プレヴァン行きケーブル乗り場 |
夕べは雪が降ったらしく、日陰は薄っすらと白くなっている。吐く息も白く寒い。雲は多いが、雲の切れ間からエギュー・ディ・グーテ(3817m)とドーム・ディ・グーテ(4304m)が姿を見せる。 |
残念ながらその向こうにあるはずのモンブラン(4810m)は見えない。エギュー・ディ・グーテはモンブランに登頂する時に泊まる山小屋があり、通年開いているそうだ。夏でも雪が消えない山々は今まで見たこともないスケールで迫る。 |
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今日のコースはこのツアーで一番楽なコースでラ・フレジュールまで2キロ、展望と花を楽しむハイキング。展望は今ひとつだが、広々とした眺めと花の多さに十分楽しめる。 |
歩き始めからゲンゲ、マンテマ、タマシャジン、タカネバラ、ベンケイソウとたくさんあるが、名前が難しく覚えきれない。日本の高山でも見られる花も多い。 |
アルプス三大名花のアルペンローゼは大々群落を作り、大きな斜面いっぱいに行けども行けども続いている。 |
アルペンローゼ大群落 |
ちょっと見るとつつじのようだが、近くで見るとシャクナゲのミニ版のようだ。 |
森林限界を超えているので木々はなく、シャモニーの町も小さく見える。ローズピンクで埋め尽くされたコースをハイジになった気分で歩く。 |
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草原の中でお弁当を広げる。シャモニーに1件ある日本食レストラン”さつき”のおにぎり弁当にはから揚げや漬物までついている。日本人のグループで歩いていると日本と錯覚してしまう。 |
あと10分でフレジュール(1894m)に着く頃、雨が降り出してきた。ロープウェイでレ・プレへ下る。 |
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スイスでの初ハイキング |
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予定より早くホテルに帰れたので、ガイドさんにシャモニーの町を案内してもらった。スキーや山登りの拠点になる町なので、小さな町なのにスポーツ用品店が多い。日本人の登山家が働いている”スネルスポーツ”は日本語で買い物の相談にのってくれるので、訪れる観光客も多い。ツアーの人たちも登山用品を買い込んでいた。 |
チーズの専門店、ワインのお店も目立つ。それにしてもホテルも町も日本人の多いことに驚かされる。教会のステンドグラスがシャモニーらしく、登山家やスキーヤーだというのでのぞいて見た。町は役所も観光案内所もきれいに花で飾られている。チョコレートがおいしいというカフェで、カフェオレを飲んでシャモニーのひと時を楽しんだ。 |
教会のステンドグラス |
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