乗鞍岳3026m -norikuradake- |
乗鞍岳は | |
北アルプスの南端に位置し | |
剣ヶ峰を最高峰に | |
23の峰と7つの湖と8つの平原からなっている | |
車で行ける3000m峰で | |
誰でも簡単に登ることが出来る | |
月 日 | 2002/09/25(水) 曇りのち晴れ |
行 程 | 八王子4:20−諏訪SA5:55〜6:30−畳平8:15〜30−肩の小屋9:00〜15ー剣ヶ峰山頂10:00〜50ー畳平11:45−肩の小屋口12:00〜13:00−湯けむり館ー八王子18:20 |
歩 程 | 2時間30分 |
メンバー | 森のクマさん、yukky |
温 泉 | 乗鞍高原温泉”湯けむり館”・・・乳白色の天然温泉 700円(定休日火曜日) |
来年から車両規制があり、マイカーでは畳平まで行かれなくなるというので、最後のチャンスとドライブがてら行って見ることにした。 |
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松本から上高地へ向かう新島々を過ぎ、乗鞍エコーラインのヘアピンカーブを登る。 | ||
車が高度を上げるごとに、素晴らしい紅葉が見られるようになりカメラマンの姿も多かった。 | ||
緑のハイマツの中に赤や黄色が彩りを添え、まだ早いかとあまり期待していなかったが、今年の紅葉は少し早いのかもしれない。 | ||
エコーライン紅葉 | 工事中で、片側通行になっているところもあった。 | |
平日だが、同じ考えの人が多いようで私たちが到着した8時過ぎには、もう広い駐車場はほぼいっぱいでかろうじて停めるところを見つけた。 | ||
駐車場の前の台地は夏はお花畑になるところで、種類も多いようだ。 | ||
下界は晴れていたのに、畳平は標高が2700mもあり、車から降りると強風でとても寒い。すっぽりと雲の中に入ってしまったようだ。天気が悪いと、秋山は冬山に一変すると言うが本当だった。 | ||
一応冬支度はしてきたので、ダウンパーカーを着込み、冬の帽子をかぶり、手袋をした。 | ||
外に出ると見る見る体温を奪われる。簡単に登れるため、軽装の人もいる。 | ||
肩の小屋までは広い砂利道を行く。宇宙線観測所やコロナ観測所があるため車も通る。 | ||
真っ白で、周りの景色は何も見えなかったが、富士見岳を回りこんだ辺りから少し晴れ間が見えてきた。 | ||
ガスが晴れると、今登って来たエコーラインが美しい。小屋の近くの道が凍っている。明け方は零下だったのか。 |
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肩の小屋からが本格的な登山道になり、傾斜も増す。 | 雲上の権現池 | |
ひと登りすると、朝日岳と蚕玉(こだま)岳の鞍部に着く。 | 「あっ富士山!」と私が叫んだら、「ばかだなーこんな方向に富士山があるわけがない」とくまさん。 | |
岩陰には今年初めて見るシモバシラだ。ガスが晴れ、剣ヶ峰山頂が見えてきた。眼下のコバルトブルーの権現池がきれいだ。 | ||
最後の急斜面を登ると、簡単に乗鞍岳山頂に着いた。 | 近くにいた人たちがくすくすと笑い、「あれは御嶽山ですよ」と教えてくれた。 | |
あ〜はずかしい。。。雲の上に顔を出したきれいな姿は富士山に良く似ていた。 | ||
蚕玉岳より剣ヶ峰を望む | ||
夏に白山からは乗鞍岳も御嶽山も良く見えたのに、こちらから白山は見えなかった。温かいコーヒーを飲みながら、大きな御嶽山や山頂からの展望を楽しんだ。目の前に見えるはずの穂高や北アルプス方面はあいにく雲が多く、あまり見えない。 | ||
大雪渓にはスキーヤーの姿も見られた。畳平に戻ってくると、なんと駐車場は大渋滞になっていた。1時間くらい待たなければ入れなさそうだ。早く来てよかった。少し下った肩の小屋口で紅葉を眺めながら、ランチにした。 | ||
3000mの高山に行ってきたのに、何か物足りなさを感じる。やはり、自分の足で頑張って登った時の充実感とは違う。 | ||
乗鞍岳山頂 | ||
時にはこういう山歩きもいいかもしれないが、てくてくと自分の足で登る静かな山歩きのほうが私は好きだ。人間が便利で簡単に登れる山にしてしまい、乗鞍岳は俗化してしまったようだ。 |