2月3日(月)曇り時々晴 13℃ 紀伊富田~富田坂~三ケ川バス停 |
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朝は白浜を8時6分発の新宮行きに乗らないと10時56分までない。3時間近く次が来ない。何がなんでも遅れられない。紀伊富田(とんだ)駅で下車。今日も駅の売店でお昼のパンを買う。 |
今回、田辺の観光協会に連絡し、「和歌山県街道マップ熊野古道大辺路」を送ってもらった。中辺路の時にも使ってとても役に立った。 |
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紀伊富田駅(無人) |
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今日は富田橋を渡る。富田の街を歩く。昔のままの路地で狭い。 |
長澤芦雪ゆかりの草堂寺へ。絵は簡単には見られないとは思ったが、現在は県の美術館に保管されていて、寺にはコピーがあるそうだ。 |
山門、鐘楼、庫裏も大きな立派な寺だ。 |
富田橋 |
これより大辺路富田坂へ |
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こんな大きな寺に住職が一人住まいだそうだ(まだ若そうだった)。不在のことも多いそうだが、朝早かったからか、御朱印も頂けた。 |
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ここからが那智浜ノ宮へ至る大辺路最初の難所富田坂だ。神社の石垣に沿って登っていく。 |
草堂寺 |
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富田坂へ(神社の石垣に沿って) |
富田坂は世界遺産になっているので、標識も多く安心だ。 |
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一里松跡まで登ると少し緩やかになる。それにしても山歩きと同じだ。 |
白いふわふわした綿毛があちらこちらに落ちていた。たぶんキジョランだと思われる。(高尾山で初見) |
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キジョランの種子 |
富田坂 七曲がり |
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計画を立てるにあたり、観光協会のマップを参考にしたが、登りに時間がかかり過ぎた。峠の茶屋跡で昼食にするはずだったが、なかなか着かない。 |
やはり二人とも年を取ってきて、今までのようにはいかない。今日は電車もバスもそれだけしかないのでしょうがないが、次からはもう少し余裕をもって計画しよう。 |
馬谷(うまんたに)城跡 |
大辺路富田坂 救3 |
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峠の茶屋跡はやはり平らで、休むには良いところだったが、20分も余計かかってしまい、小休止のみ。 |
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峠まではなだらかなアップダウンが続く。木の根道も多い。 |
七曲り 白浜方面好展望 |
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峠の茶屋跡 |
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今日は下ったところにコミュニュティバスを予約している。時間が気になる。一日4本あるが、予約しないと来ない。それだけ乗客も少ないのだ。 |
林道と交差する広場にはきれいなトイレもあってありがたい。 |
不動明王 |
木の根道 |
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安居辻松峠 |
林道合流(トイレあり) |
祝の滝分岐 |
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林道になったが、道は急な下りだ。途中小さな標識に従い、山道に入ったがまた林道に戻る。あまり歩かれた様子がなかった。 |
祝の滝へは、時間がないのでパス。三ケ川に沿って歩く。水は流れていない。三日に一度しか流れないのでその名がついたそうだ。 |
三ケ川梵字塔も庚申塔も見ただけで先を急ぐ。 |
民家が見えてきた。バスがくる15分前にやっと三ケ川バス停に着いた。やれやれ。座り込んでコーヒーをいれパンを食べていると、マイクロバスがやってきた。 |
三ケ川梵字塔 |
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「もう少し先のおばあちゃんを乗せてくるので、休んでいてください。」と言われた。バスは三人だけで発車した。おばあちゃんは日帰り温泉に送ってもらうそうだ。若いときは大辺路富田坂から仏坂を歩いたそうで、ずっとその話をしてくれた。楽しい話を聞きながら、バスはすぐに紀伊日置(きいひき)駅に到着。 |
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運転していた方に、お二人も温泉に寄って行かないかとすすめられたが、何も用意してこなかったので、電車で帰ることにした。 |
無人駅で切符も買えないのでどうするのかと思ったら、電車は一番前のドアが一か所開くワンマン運転。バスと同じ乗り方だった。 |
紀伊日置駅 |