2月4日(火)晴 13℃ 紀伊日置~仏坂~周参見 |
 |
今朝も白浜を8時6分発の新宮行きに乗る。昨日見かけた中学生が乗っている。紀伊日置駅には10時頃までバスはない。予約しておいたタクシーで安居の渡しへと向かう。 |
すでに船頭さんが用意をして待っていてくれた。墨絵のような素敵な景色だった。早速渡し舟に乗り込む。向こう岸まであっという間の距離で、ゆっくり乗っていたかった。(料金 1人¥500 要予約 ) |
記念の木札をいただく。 |
安居の渡し |
 |
 |
渡し舟は昭和29年に廃止されたが、平成17年に地元の保存会により、復活したそうだ。 |
今では少し下流には口ヶ谷橋があり、遠回りになるが渡ることができる。私は舟に乗るのを楽しみにしていたので、乗れてよかった。 |
安居の渡し場 |
船頭さん |
|
 |
岸に着くと、仏坂の急坂が待ち構えていた。杉林の中はよく整備され、割合明るい。道は九十九折になり、上が見えない。 |
 |
30分ほどで、桂松跡の標識があった。傾斜も緩み、少し先には仏坂茶屋跡だ。 |
仏坂の急坂へ |
|
尾根に出た |
なだらかに尾根を進むと、いきなり古道は林道に合流する。 |
 |
 |
よく見ると、反対側に仏坂の小さな標識があった。本当はここに続くらしいが、この先通行できないところがあるそうなので、林道を下ることにした。 |
|
桂松跡 |
コウヤボウキの穂 |
 |
 |
一時間近く林道を歩くと、下村バス停がある集落に出た。ここからは太間川沿いに周参見駅を目指す。 |
地主神社の標識があったが、社殿はない。昔からなく、背後の巨岩を含め、森全体がご神体とされていたそうだ。 |
仏坂 林道合流 |
記念撮影 |
|
|
この辺り石垣が多い。川岸、家の周り、畑の畦道、道路沿いにもずっと石垣が続いている。 |
|
太子堂があった。コンクリート階段がはるか上まで続いている。ちょっとためらったが、登ってみた。ちょうど来た紀勢本線がジオラマのように見えた。 |
地主神社 |
|
石垣が多い |
 |
 |
 |
太間川に沿って |
太子堂(長い階段の上) |
紀勢本線(2両編成) |
踏切付近に梅干工場があった。 |
 |
 |
道端には石碑も残っていた。 |
ゴールの 周参見王子神社の近くに歴史民俗資料館があり、そこにトイレもあるというので安心していたら、現在休館中と張り紙。でも、外から入れるトイレは使用可だったので一安心。 |
|
石仏 |
周参見王子神社 |
 |
周参見王子神社で3日間無事に歩けたことを感謝してお参りをした。 |
お昼過ぎてお腹もすいてきた。周参見駅付近に、福寿堂というパン屋さんがあった。息子さんが作り、お母さんが店番をしている店内で、休憩させてもらった。バケットサンドが美味しかった。 |
周参見駅は昨年新しくなったそうで、観光案内所とカフェを兼ねきれいだった。そこのカフェでクマさん初タピオカを食す。 |
偶然、観光協会の会長に話しかけられ、熊野古道のことも教わった。 |
周参見駅 |
|
今度は5月初めのミツバツツジが咲くころがおすすめだそうだ。 |
|
以前小辺路、中辺路を歩いた時の記録を見ると、一日4万歩も歩く日もあり、宿の到着が夕方5~6時になったこともあった。二人とも70代になり、あちこち痛いところが出てきたり病気をしたり、無理はできない。でものんびり楽しみながら続けたいと思っている。 |
せっかく白浜まで来たからと、最後は白浜温泉のホテルシーモアに宿をとった。オーシャンビューでクエ料理、温泉も堪能できた。 |
|
白浜ホテルシーモアより |