西穂独標2701m焼岳2455m(北アルプス)
-nishihodoppyo/yakedake-
 
   日程 2009年9月26日(土)~27日(日) 
 行程 1日目1時間20分+2時間50分
 八王子6:30-新穂高温泉11:45-新穂高口12:15・・・西穂山荘13:35~13:50・・・西穂独標15:00~15:25・・・16:40西穂山荘
 2日目8時間
 西穂山荘5:30・・・焼岳小屋8:50~9:10・・・焼岳北峰11:15~30・・・(ランチ)・・・中の湯温泉登山口13:35・・・温泉14:20~16:00・・・八王子20:35
 宿泊 西穂山荘 9000円
 温泉 中の湯温泉 700円
 会費 25000円
 メンバー 八王子登山学校同期会8期生・・・16名参加
9月26日(土)   
 秋の同期会山行
 今年で5年目の同期会山行は、1泊で西穂独標から焼岳を縦走することになった。私はどちらも以前行ったことがあるが、今回、地図を広げて見て、繋げて歩けることを初めて知った。
 この会は、春と秋に年2回の山行をしているが、ほとんどの人がその時だけ顔を合わせる。だが、皆楽しい人ばかりで、和気あいあいとしている。
 バスで、新穂高温泉へと向かった。途中のしらかば駅までバスが入ったので、いきなり2階建てロープウェイへ乗り込める。
今日はあいにく雲が多く、ロープウェイからの眺望はあまりよくない。   新穂高ロープウェイ
  ロープウェイを降りると、空気はひんやりしている。仙石園地をぬけ、登山道へ入る。 
 傾斜は増し、山荘まで1時間半の急登を登る。
 ここは、冬でも登ることができるため、見上げる木の上に、案内板が設置されている。
 紅葉の始まり  西穂山荘へ向け登る  
   
 シラビソの森  ゴゼンタチバナ実  西穂山荘
西穂山荘へ着くと、見覚えのある広いテラスで大勢の人がくつろいでいた。私たちも手続きを済ませ、部屋に荷物を置いてから、サブザックを持って、独標を目指す。
Jさんは体調を考え、今日は体力温存すると、小屋に留まることになった。
 3パーティーに分け、出発した。リーダーは山の会にに入っている人たちなので、カラビナ、ロープ、スリングなどの装備をし、大きいザックを背負っている。(ご苦労様です)
 山荘がちょうど森林限界にあたる。小屋の前から、いきなり大きな石だらけの急坂を一登りする。  
 丸山に登ると、視界は開け、噴煙を上げる焼岳、目の前には霞沢岳、眼下には梓川の流れが広がる。
 午後になったら、雲が切れ始め、ダイナミックな展望が広がる。
   西穂山荘と焼岳  上高地と霞沢岳
   これから目指す独標へ向け、長い急坂が待っている。
 標高が上がると、台形の姿をした独標や、三角形のピラミッドピークにも、人の姿が見えるようになった。
 この会のメンバーは健脚者ぞろいで、急坂にさしかかっても足並みが乱れない。私は、写真を撮りながら、遅れ気味について行く。
 穂高連峰とダケカンバ紅葉  独標に向け急登が続く  
   
 登って来た道を振り返る  ピラミッドピーク(左)、西穂独標(右)  頂上直下の岩場
やっと急坂を上り、後を振り返ると、南側は雲に覆われ、上高地側は展望がよい。 
 最後の岩場にさしかかったら、上から小さな女の子(5歳)を連れた、若いご夫婦が降りて来た。パパとしっかりとザイルで繋がれた女の子は、楽しそうににこにこしている。子供はすごい。
 私は、今月初めに滝子山の寂ショウ尾根でトレーニングできたからか、今回はあまり怖くなかった。
 大パノラマ  
 5年前に登った時は視界が悪く、ほとんど何も見えなかったが、今日の展望はすごい。豪快な岩峰群が間近に迫り、大迫力だ。
それにしても、ここから先は怖そうだ。 
 最初に着いた私たちは、30分近く大展望を満喫した。
   西穂独標にて(穂高連峰をバックに)  西穂独標(2701m)
  下山時には、待望の笠ヶ岳もやっと雲の中から姿を現した。  
3部屋個室がとれ、私たちの部屋は霞沢岳。山小屋の食事は早く、5時から夕食が始まる。
 外に出ると、ほんのり染まった空に、フワフワの雲海が一面に広がっていた。
 笠ヶ岳    夕日と雲海(笠ヶ岳)
   大当たり!
 この時期山荘では、アマチュアカメラマンの写真展が行われ、好きな作品を書いて、アンケートに答えると、プレゼントが当たるそうで、皆投票した。
 くじ運の弱い私は、何も期待していなかったが、なんと、1等賞(1年間有効の無料宿泊券)が当たった。16人のグループで、合わせて4人も商品がもらえるという高確率だった。
 食後、調子が悪いと言っていたKさんに、心配していた高度障害が起きてしまった。標高2385mでもだめなようだ。皆心配しているが、どうすることもできない。
 夕食(けんちん汁がおいしかった)    photo by chika.setsuo yukky