2006年9月21日(木) |
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なかなかチャンスのなかった大雪山へやっと行くことが出来た。友人から、「大雪の紅葉は素晴らしい。でもその時は雪が降ったから、防寒対策をしていくように。」と聞いていた。 |
やはりこの時期は混んでいるようで、一番便利な旭川空港ではなく、羽田から千歳空港へ飛んだ。千歳から層雲峡までは高速道路があるがそれでも遠い。 |
車窓からは、一面黄金色に輝くキララ米の水田が広がる。麓の紅葉はまだのようだ。 |
層雲峡にさしかかると、柱状節理の岩壁が続き、ガイドさんの説明が続く。 |
層雲峡温泉より黒岳ロープウェイ |
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層雲峡温泉到着は1時半。待ち構えたガイドさんとロープウェイに飛び乗る。 |
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途中リフトに乗り換え、一気に標高1520mの7合目へ到着。 |
昨日、一昨日と台風の影響でロープウェイは止まっていたそうなので、今日はラッキーだった。 |
標高が上がるにつれ展望は増し、雌阿寒岳、阿寒岳、遠く知床連山まで見える。 |
ペアリフトに乗り換え7合目へ(黒岳の岩峰がそそり立つ) |
周りの山々 |
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ダケカンバ、ナナカマドなどもすっかり色づき、素晴らしい紅葉だ。 |
ナナカマドにほとんど実がついていないので、ガイドさんに尋ねると、土壌がよくないので、2〜3年に一度しか実がつかないのだと言われた。 |
普通なら下山しなくてはいけない時間に登り始めたものだから、気温はぐんぐん下がり風も出てきた。 |
8合目辺りからは錦絵のような紅葉が広がる(向かいの大地は銀泉台) |
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北斜面を登るので日が翳っている。 |
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岩のゴロゴロした道が続く。 |
まねき岩を過ぎると山頂は近い。 |
下山してくる人が、口々に「山頂はすごい風ですよ」と言い、皆しっかり着こんでいる。 |
山頂手前で、ガイドさんから防寒具と手袋を付け、帽子止めのない人は帽子を脱ぐように指示があった。 |
そして黒岳登頂。 |
ダイセツヒナオトギリの紅葉 |
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ガイドさんが「しゃがんで!」と叫ぶ。恐ろしいくらいの風だった。風速25mだったとか。立っていると本当に吹き飛ばされる。なにかにつかまるか、しゃがまないと吹き飛ばされて、ゴロゴロした岩で怪我をしそうだった。 |
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展望はよさそうなのに、しっかり目をあけて見ることも出来ない。 |
まるで台風の実況中継のようで、私は初めての体験だった。 |
強風の黒岳山頂(1984m) |
口の中がしばらくジャリジャリした。 |
日は傾き黒岳の影が長く伸びる |
リフトに乗る頃は日が落ち、冬のような寒さだった。リフトに15分も乗るので、体中冷え切ってしまった。 |
今日は層雲峡温泉泊まり。ホテルの部屋は暖房が入り、温泉で暖まりやっと人心地ついた。 |