昨年の10月より(10か月間)多摩市民塾の「山に行ってエッセイを書こう」という講座に参加している。 |
1回目は11月に高尾山へ行った。2回目は3月に行う予定だったが、雨で延び延びになっていた。3回目でようやく天気に恵まれ陣馬山へ行くことが出来た。山はもうすっかり新緑になっていた。 |
陣馬高原下でバスを降り、和田峠へ向かう。 |
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土手にはウツギの白い花が、足元にはチゴユリも可愛い姿を見せる。 |
30分ほどで、山道に入る。 |
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陣馬高原下 |
新登山道入口 |
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沢を渡ると、いきなり杉林の急登になる。 |
鳥の声を聞きながらゆっくりと登って行く。 |
珍しいハナイカダを見つけた。 |
ハナイカダ |
急坂が続く |
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薄暗い植林を抜けると、瑞々しい新緑の自然林に出た。体中緑色に染まりそうな気持ちのよい林だ。 |
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もう一度急坂があり、やっと和田峠からの道と合わさる。 |
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新緑の自然林 |
ニリンソウ大群落 |
そこは少し平になったところで、思いもしなかったニリンソウのお花畑だった。こんなに大きな群落は、裏高尾でもあまり見ない。しばし休憩して、撮影タイム。 |
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大きなモミジのある斜面を一登りすると、陣馬山頂に到着。 |
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久々の晴れ間とあり、人出も多い。 |
私達も南側の展望地で、ランチタイムとなった。山で食べるお弁当はひときわ美味しい。 |
大きく枝を広げたモミジ |
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陣馬山頂 |
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富士山の展望のよい山だが、南には雲が多く今日はあいにく見えない。 |
少し黒い雲が出始めた。天気が崩れるかもしれない。 |
奥多摩や中央線沿線の山々は大展望だ。皆で、山座同定をする。 |
広い山頂 |
こいのぼりと奥多摩の山々 |
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先生が「あれは、大岳山といい金隠しに似ているので、覚えやすい」と夢のないことをいう。最近あまり聞かれなくなった言葉だが、言われればそう見えてしまう。皆うなずいているが、イメージが壊れてしまった。 |
私は、ずっと仰向けになった女性の横顔のようだと思っていた。キューピー山と言う人もいる。 |
大岳山はその特徴ある山容で、同定しやすく奥多摩の山を覚えるのに都合がよかった。でも、これからは大岳山を見る度に先生の言った言葉が頭をよぎってしまいそうだ。 |
下山は和田峠に出て、林道を下った。峠に降り立った頃、ポツポツと雨が降り始め、茶屋の軒下で雨具を着た。だらだらと林道を下り、予定より早く陣馬高原下バス停に着いた。 |
だが、今回はこれで終わりではなく宿題がある。来月までにこの山行のエッセイを書かなくてはならない。 |