屋久島も今日で最後になってしまった。最後の宿は、安房にある民宿”鹿の子”に泊まった。 |
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ここのご主人は、クマさんと年齢が一つ違いだった.。大学時代から東京に7年間住んでいたそうで、そこがクマさんが生まれ育ったところと同じだったので、すっかり意気投合してしまい、夜遅くまで島の焼酎を飲んで語り合ったようだ。(私は疲れて、先に寝てしまったが・・・) |
この民宿は3部屋しかなく、他には若いカップルが2組だけだった。食事は海の幸山の幸が豊富で、とてもおいしかった。特に島の名物首折れさばのさしみ、トビウオの干物、真竹の丸ごと焼き、珍しいところではツワブキの煮物(つわぶきなんて食べるものではないと思った)、カメの爪という貝のスープなど盛りだくさん。東京では、しめさばしか食べないが、丸々太ったさばのお刺身は、新鮮で臭みもなくおいしかった。 |
そして翌朝、親切なご主人が、飛行機の時間(1時40分)まで島を案内してくれた。 |
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民宿鹿の子の夕食 |
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さんご礁の海 |
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民宿のすぐ近くの海で、ちょうど潮が引いたところなので、さんご礁の海が見られるからと連れて行ってもらった。潮溜まりを避けながら、ずんずん沖に歩いていくと、あちこちに生きた珊瑚や貝、熱帯魚のような魚、海草など見ることが出来た。ここで、食事の貝や海草など取るのだそうだ。 |
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ここの天然プールでは、魚やサンゴと一緒に泳ぐこともできる。砂浜は天然芝のところがあり、お弁当を持っていけば一日楽しむことができる。 |
ノアサガオ、ハマダイコン、ハマエンドウなどそこらじゅうに咲いている。 |
天然プール |
シャリンバイ(樹皮は大島紬の染料になる) |
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屋久島を周っていると、シカやサルによく出会う。屋久島にはシカ、サル、人間ともに2万づついると言われているがシカ、サルとも現在は3000頭くらいで、人間も減ってしまったそうだ。 |
ガジュマル園に行かなくても、町のなかで大木を見ることが出来た。アコウの木と共生しているものも見られた。 |
島を知り尽くしているご主人に、効率よく案内してもらったので、短時間でいろいろなところに行かれた。それに、ツアーでは絶対行けないようなところばかり行くことが出来た。 |
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ガジュマルの大木 |
竜神の滝 |
屋久島の山は、宮之浦岳ではない。他にもいい山がたくさんあると言われた。モッチョム岳はじめ、ヤクスギランドの近くの太忠岳、愛子岳、黒味岳は花之江河とセットで行くといいそうだ。今度くるときは計画を立てないでいらっしゃいと言われた。 |
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いたるところに川が流れていると思ったら、島には130位、川が流れているそうだ。 |
モッチョム岳のビューポイントや、昔、子供を遊ばせたという川にも連れて行ってもらった。今も透明度の高い、きれいな流れだった。 |
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モッチョム岳 |
清流 |
最後に一枚岩を2段になって流れ落ちる、豪快な千尋の滝に行った。ここは私が以前にも行ったが、このすごさは自分の目で見ないとわからなかったようで、、クマさんもしきりにシャッターを押していた。 |
私達だけだったら、滝でも見て終わりだったかもしれないが、ご主人のガイドのおかげで、ツアーで来たときにはまるで知らなかった屋久島を知ることが出来た。 |
フリーで来ると、いろいろな出会い、島の料理、面白いことがたくさんある。宮之浦岳から下山したときは、もう二度と行きたくないと思ったが、今になってみると辛さは忘れてしまう。今度は、他の山もにぜひ登ってみたいと思っている。そして民宿のご主人と、ずっと天気にしてくれた天の神様に感謝。(雨が多いという屋久島に2回来て、一度も雨に降られなかった) |
千尋の滝(せんぴろのたき) |
そして、翌々日くらいに出るかと思っていた筋肉痛も、アミノ酸の効果か、ほとんど痛くならなかった。 |