4月21日(土)雨のち曇り |
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羽田を朝9時半の飛行機で発ち、鹿児島空港には定刻より10分遅れの11時20分に到着。 |
鹿児島は雨。鹿児島本港からはジェットフォイルで宮之浦港まで2時間半。 |
雨は本降りとなり、海は少々荒れていて、3時間以上かかってやっと着いた。 |
ダイナミックな千尋の滝 |
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屋久島は宮之浦岳を中心に2000m近い山々が連なる。道端には野生のハイビスカスやブーゲンビリアが咲き乱れる。 |
千尋の滝(せんぴろ)は、期待していた以上にダイナミックな滝だった。 |
巨大な一枚岩の花崗岩で、V字型に形成された落差80mを二段になって豪快に落ちてくる。雨上がりで水量が多く迫力がある。 |
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千尋の滝 |
4月22日(日)快晴 |
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3時半起床、4時半出発。朝から快晴。バスで荒川口まで行き、白々と夜が明ける5時40分頃縄文杉目指し出発。 |
今回の参加者は35名。3グループに分かれ、それぞれガイドさんがつく。 |
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大変だったトロッコ軌道 |
歩き始めてすぐ、トロッコ道の長い橋を渡る。 |
10m下の川は大きな石がゴロゴロしているし、昨日の雨で濁流。線路の上には細い板が渡してあるだけで、手すりがない! |
濡れた板は滑りそうでとても怖かった。こういうところが4個所もあるというので、気を許せない。 |
荒川鉄橋 |
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縄文杉があるところまで約5時間かかるが、その半分はトロッコ軌道。 |
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枕木とその間に敷き詰めた石の間隔がなんとも歩きにくい。ちょっとよそ見をすればつまずきそうになる。 |
屋久島は太古の森を感じさせる。 |
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トロッコ道を行く |
樹齢2000年以上たったものでなければ屋久杉と言わず、小杉と言うだけあり、三代杉、翁杉、大王杉、夫婦杉と驚くような苔むした大木が次から次へと現れ、圧倒させられる。 |
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名前がないものでも、この大きさは本州だったら絶対○○の木と名前が付いたに違いない。 |
豊臣秀吉が伐採させたと言う、切り株『ウィルソン株』は木とは思えない、洞窟のようなものだった。 |
発見したウィルソンが雨宿りをしたというだけあり、中は畳10畳ほどの広さがあり、泉が湧いている。中に入って見上げると、空は遠い。 |
ウィルソン株の中より |
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樹齢7200年の巨大縄文杉! |
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5時間近く歩きつづけて、やっと会えた縄文杉。 |
簡単に見ることができないから、価値があるのかもしれない。樹齢7200年。まだまだ発見されていない杉もあるらしいが、現在確認されているものの中では最大のもの。 |
想像はしていたが、あまりにも大きい。こぶだらけなので伐採を免れ、現在に至ったようだ。以前は近くまで行かれたらしいが、根周り43mを保護するため今は柵の外側からしか見ることができない。 |
スライスしてテーブルを作ったら、何百枚できるかしら?などとおしゃべりをしながら、縄文杉の前でお弁当を広げた。 |
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縄文杉 |
屋久島の森にはヤクシカやヤクサルが生息しているというので、いつ出会えるかワクワクしていた。 |
原生林をゆっくり楽しみながら、再びウィルソン株に出たところで、やっとヤクシカが姿を現した。やや小ぶりで尻尾が白く、可愛い顔をしている。しばらく歩いたところで、今度は2頭いた。 |
朝濡れて怖かった橋も、帰りは乾いて少しは歩きやすかった。荒川口に4時到着。帰りのバスからはグレーの毛をした、ヤクサルもたくさん見送ってくれた。 |