5月最後の週末は、台風2号の影響で予定していた丹沢山も行かれなかった。Jさんから今年はミツドッケのシロヤシオが良さそうだと誘いがあり、急きょ二人で行くことにした。 |
月曜日まで雨で寒かったが、やっと雨も上がった。 |
6年ぶりのミツドッケ |
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今年は、6年ぶりに花付きがよいとのこと。6年前と言えば、私達が初めて登った年だった。 |
東日原でバスを降りると、低い雲が垂れこめている。4~5人下車した。 |
駐車場には、車が数台停車中。 |
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東日原登山口より |
ガスの杉林急登 |
杉林の急登を登っていくと、どんどんガスが濃くなってきた。 |
今日は4月並みの気温で肌寒いが、急な登り続きで上着を脱ぐ。途中にNHKの地デジアンテナが立ち、明るくなっているところがあった。やっと半分過ぎたので一休み。 |
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雲の中 |
登りも緩やかになり、ヨコスズ尾根に出た。雲の中に入ってしまったようで、10m先も見えない。 |
それでも、爽やかな緑のプロムナードを、小鳥の演奏をバックに歩くのはなんとも気持ちがいい。 |
10m先も見えないヨコスズ尾根 |
散り花 |
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台風の影響 |
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若緑の中に、鮮やかなピンク。ミツバツツジがやっと現れ始めた。少し先に、シロヤシオも見らる。 |
昨日の台風の影響らしく、地面は花びらの絨毯。まだ散ったばかりの花でいっぱいだった。 |
トウゴクミツバツツジ |
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ギンリョウソウ |
それにしても尾根のずっと下の方まで、すごい木の数。これが散る前だったら、それはそれは素晴らしい花のトンネルが出来ていたはず。 |
足元にはギンリョウソウがたくさん咲いていた。それも、まだ子供や赤ちゃんギンリョウまで大家族。ギンリョウソウの群落なんて珍しい。ギンリョウソウは、薄暗い所に咲く陰気な花と思っていたが、ここで見た花は清楚で美しかった。 |
一杯水避難小屋に着くと、ベンチでくつろいでいる人がいた。 |
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私達もお茶とおかきで一休み。 |
小屋の温度計は8度。寒~い。 |
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一杯水避難小屋 |
天目山分岐 |
予定ではハナド岩まで行こうと思っていたが、一向にガスが晴れる気配はない。展望は望めないので、今日は山頂まででやめることにした。 |
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シロヤシオ・ミツバツツジ満開 |
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山頂の巻き道を行くと、両側の大きな木は、シロヤシオとミツバツツジ満開。見事! |
これで青空だったら、白い花が映えるのに。ちょっと残念。 |
ミツバツツジ |
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シロヤシオ |
分岐までの20分は、花を眺めたり、写真を撮ったり、美しさに感激しながら歩く。 |
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6年前より木も大きくなっているようで、花の量がすごい! |
急坂を少し登ると、ミツドッケ(天目山)山頂に着く。以前と感じが違うと思ったら、だいぶ木を伐採してあり、狭い山頂が明るくなっていた。 |
2週続きで来たという男性が、先週は蕾がものすごくいっぱいだったので、満開の花を見に来たそうだ。台風でだいぶ落ちてしまったと、残念そうに話していた。 |
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それでも山頂付近は、一段ときれいに咲いている。 |
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ミツドッケ(天目山)山頂 |
満開のシロヤシオ |
北側はガスが少し晴れてきた。山頂で、お花見しながらランチにした。 |
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うれしい会話 |
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山頂でご夫婦が「失礼ですが、あなた達は40代前半ですか?後半ですか?」夫婦でかけようかと言っていたのだそうだ。「エッー?まさか~」「私達アラカンです。」「エッーウソでしょう。それにとても健脚そうだし。」顔じゃなかったのかな? |
花のトンネルくぐり下山 |
(誰か吹きだしている人いませんか) |
一杯水 |
お世辞でも冗談でもうれしい。今日はいい日ね。と二人でウキウキ。 |
浮かれ気分で山頂を後にした私達は、避難小屋に向うつもりだった。二俣に分かれた右の道を進んだが、あまり歩かれていない感じがし、また戻り、まっすぐに進むことにした。(地図にはない) |
やはり道間違い。蕎麦粒山方面に行ってしまい、戻って一杯水を経由して小屋の前に出た。 |
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ハナド岩へ行かなかったが、道を間違えたりして、だいぶロスしてしまった。予定時間とあまり変わらなくなった。 |
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ヨコスズ尾根はだんだんガスも晴れ、すっきり見えるようになった。 |
広く、ブナやナラの大木がたくさんあり、本当に気持ちのよい尾根だ。 |
ガスが晴れたヨコスズ尾根 |
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ブナ大木 |
シロヤシオで有名な檜洞丸は、最近人が多すぎるようだ。山頂で出会ったご夫婦も、「横浜なのでそちらの方が近いけど、今日はミツドッケに来てよかった。木の大きさも、数でも勝っている。それにまだあまり知られていないのか、とても静かでよい山だ。」と言っていた。 |
6年前といい、今年といい偶然だが、シロヤシオのよい年に来られてラッキーだった。私達は檜洞丸でも、30年ぶりだという見事なシロヤシオを見ている。シロヤシオとは相性がいいのかもしれない。 |
下山中右ひざに違和感を感じ、久々にサポーターを巻いた。やはりすっかり治ることはないようだ。サプリメントやサポーターのお世話になりながら、なだめながら歩くよりしょうがないのかもしれない。 |
余裕を持って下山したはずだったのに、3時のバスにギリギリセーフだった。 |