立山3015m -tateyama- |
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年月日 | 2003/08/16〜19 | ![]() |
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メンバー | Yuko,Chizuko,Tami,Kako,Chieko,田中ファミリー(Charlie,Mako,Takkun,Misa,Syun)、森のクマさん、Yukky・・・12名 | ||
行 程 | 1日目 | 扇沢6:00−6:30(トロリーバス+ケーブル+ロープウェイ+トロリーバス)−室堂8:15−みくりが池温泉泊 | |
天狗原・弥陀ヶ原ハイキング・・・4時間 | |||
2日目 | みくりが池温泉3:00ー雨のため『奥大日岳登山』途中で中止(2時間)ーみくりが池温泉泊 | ||
3日目 | 風雨強く『立山縦走』中止 室堂ー立山アルペンルートー扇沢ー大町山岳博物館ー大町雲山荘泊 | ||
黒部湖 |
8月16日(土)晴れのち曇り |
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今年で第3回目となったYukoさん誕生日山行が今年は立山になり、参加者12名で行われた。 | ||
台風の影響で前日までの2日間大雨で、天気が心配されたが、朝からどんどん回復し扇沢に到着する頃にはすっかり晴れ上がった。 | ||
扇沢の駐車場に5時半過ぎに到着。無料駐車場は早くも8割がた埋まっていた。後ろを振り返ると、針ノ木岳から鹿島槍ヶ岳の雄姿もすっきり見える。 |
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この時期は始発のトロリーバスが6時半に出るので、それにあわせて集合した。 | ||
立山黒部アルペンルートは扇沢よりトロリーバスで黒部ダムへ向かう。そこからケーブルで黒部平へ。 | ||
ロープウェイの乗り継ぎまで30分ほど時間があったので外に出てみると、真っ青な空に、これから向かう立山連山が美しい。 | ||
そしてもう一度トロリーバスに乗り、室堂まで1時間45分もかかった。 | 黒部平(後ろは立山) | |
歩かずに2400mの高さまで来てしまうのだから、観光客も多いはずだ。 | ||
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去年行ってきた友人が『抹茶アイスのような山でしょう』と言っていたが、まさに抹茶のような緑と雪渓のコントラストが素晴らしい。 | |
明日歩く予定の一ノ越から雄山、大汝山、真砂岳、別山と3000m級の立山連峰が聳えている。 | ||
あまりの天気のよさに友人にメールを送ったら、『東京は雨よ。クマさんマジックかしら?信じられない』と返事が来た。あまりの晴れ男ぶりにびっくり。 | ||
室堂 | ||
今夜の宿みくりが池温泉まで行き、いらない荷物を置いてからハイキングに出発した。 | ![]() |
歩くグループは、みくりが池より地獄谷を経て天狗平、弥陀ヶ原までの約3時間を歩いた。 |
今回は日本一高所にある温泉ということで参加した歩かない姉たちもいたため、2つのグループに分かれた。 | ほとんどが良く整備された道と、木道歩きだが、一の谷と獅子ヶ鼻岩に鎖場の絶壁がある。そこだけは注意が必要だが、あとはお花畑と雄大な景色を楽しみながら、楽々ハイキングが楽しめる。 | |
モクモクと白い煙が上がる地獄谷は硫黄の匂いが鼻をつく。 | ||
みくりが池 | ||
登山道脇にはヨツバシオガマ、イワイチョウも多く、なかでもチングルマは広大なお花畑だった。固有種の薄紫のタテヤマリンドウ、天狗平付近にはシロバナタテヤマリンドウも多かった。 | ![]() |
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富山県側は雲海が立ち込め、長野側とはまるで違う。雲海の下は天気が悪いというが、雲上の楽園からは想像がつかない。 | ||
富山から室堂までは自動車道が出来ているため、どんどんとバスが入ってくる。環境汚染には影響がないのか気にかかる。 | ||
右側には大日連山を眺めながら歩く。 | 地獄谷(後方は大日連山) | |
その向こうにはひときわとがった山容の剣岳が顔をのぞかせる。天狗平からは木道歩きになる。夏の花から紫色の秋の花が咲き乱れていた。 |
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この辺りにはホテルが点在し、できることなら1週間くらい滞在したいものだ。 | ||
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このコースのどこに鎖場なんてあるのかしらと思っていたが、弥陀ヶ原に行くには間に沢があり深い谷になっていた。獅子ヶ鼻岩は絶壁になっていて鎖がついていた。足場はしかっりしているが濡れて滑りやすく、注意が必要だ。 | |
下りきったところが沢でお弁当を広げた。天気は下り坂だと言うが、少し雲が出てきた。 | ||
弥陀ヶ原は広大な高層湿原で高山植物の宝庫になっていた。点在する地塘はがき田と呼ばれ、ミヤマホタルイが咲き、ゼニゴケが周りに多く見られた。 | ||
中央は剣岳 | 弥陀ヶ原ホテルの前からバスに乗り室堂へ戻った。 | |
8月17日(日)雨 | ||
夕べから天気予報を何度も確認し、予定を変更することにした。 | ![]() |
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9時頃から雨の予報だったので、朝3時に出発し、奥大日岳に登り早めに戻ってくれば、ひどい雨にはあわずに済むかもしれない。立山縦走は月曜日が曇りの予報だったので、順延することにした。 | ||
3時、みくりが池を真っ暗な中ヘッドランプをつけ出発した。 | ||
この頃の高山では朝晩は相当温度が低くなると思っていたが、今日は全然寒くない。 | ||
やはり雷鳥沢ヒュッテを過ぎ、キャンプ場の横を通り、雪渓と沢を渡った頃から雨がぽつぽつ降り出してきた。1時間ほど歩いたところで、相談の結果中止に決定。 | ||
明るくなってきたら、りんどう池、血ノ池など見えるようになった。 | 弥陀ヶ原の地塘(がき田) | |
みくりが池温泉に戻り、1日温泉に入ったり、飲んだり食べたりトランプしたりして過ごす。 | ||
8月18日(月)雨 | ||
低気圧が本州の真中に居座り、南にはもう一つ低気圧が発生するという最悪のパターンになった。 | ||
せっかく来たのだから雄山まででも行きたいと思っていたが、窓を打つ雨と風も強く危険なので結局今日も中止にせざるを得なかった。 | ||
初日にあれほど良く見えた台形の立山連山は真っ白で最後まで姿を現してはくれなかった。 |
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チングルマ | イワイチョウ | ミヤマリンドウ | シロバナタテヤマリンドウ | モミジカラマツ |
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ハクサントリカブト | ウサギギク | ワレモコウ | ワタスゲ | ヨツバシオガマ |
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