8月5日(日)晴れ時々曇り | ||
穏やかな山容、岩だらけの山頂 | ||
朝7時過ぎに女神茶屋登山口の駐車場に車をとめ、笹原が茂るカラマツ林を行く。 | ||
10分ほどでもう急な登りになる。ヤナギラン、クガイソウ、ヤツタカネアザミなど見られるようになる。 | ||
いったんゆるやかなになるが、すぐに大きな石がゴロゴロした急斜面となる。 | ||
この辺りからは南八ヶ岳の展望が良いそうだが、今日は雲が多く望めない。 | 一面の笹原 | |
木々がハイマツに変わると、さらに傾斜を増した最後ののぼり。ここからは一変して、岩稜帯になる。 | ||
さっき追い越していった若者グループが休んでいた。私達中年夫婦はその横をゆっくりと、ペンキの丸印を確かめながら登っていく。歩き始めて2時間50分。蓼科山登頂。 | ||
ふもとから見る丸く穏やかな姿からは想像も出来ない、岩塊に埋めつくされた広地がそこにあった。わずかに中央が窪み、火山の後を思わせる。 | ||
友人に登頂メールを送り、早めのランチを終え、大河原峠に向け下山。 | ||
こちらも転げ落ちるような、大きな石ころだらけの急坂。20分ほどで将軍平、蓼科山荘に着く。 | ||
見上げると大きな山頂が見える。北東の稜線をたどり、下りに飽きてきた頃大河原峠に到着。草原は色とりどりの花園。 | ||
マツムシソウ | ここでは、高原の美味しいアイスクリームが食べられ一息つけた。 | |
ゆるやかな笹原と草原を竜源橋に向かう。これが藪コギというのか、胸の辺りまでの笹原が続く。 | ||
人通りが少ないのか、道がわからないほど茂っているところがある。竜源橋から駐車場に戻るため、車道歩き20分がきつかった。 | ||
夜は思いがけず、ホテルの大花火大会のおまけつき。久々に打ち上げ花火を近くで見られた。 | ||
8月6日(月)曇りのち晴れ | ||
冷や汗ものの三ツ岳 | ||
ピラタスロープウェイで7分、楽をして2237mの山頂駅へ。 | ||
目の前に広がる花いっぱいの坪庭を眺めながら、北横岳の登山道を進む。登り切ったところに北横岳ヒュッテがあった。山頂駅から1時間半ほどで横岳山頂に到着。 | ||
時々蓼科山と双子山が見えるだけで、ガスっていて展望はなし。15〜6度というところか、寒いくらいだ。 | ||
軽装の人は行かないようにと注意書きがある、三ツ岳への道を行く。 | 北横岳ヒュッテ | |
最初から、岩についているペンキ印を頼りに、バランスを崩さないように進む、冷や汗ものの道なき道。 |
高所恐怖症の夫はあんなところは絶対行かれないとというほど、その山は黒々とした岩の塊。三ツ岳への最後の登りは鎖場。何とか登頂。景色を楽しむ余裕もなく、次の難関へと進む。 |
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少し行くと、ひょっとしたらあれが三ツ岳?目を凝らすと人がいる。 | 岩を下りるときストックが邪魔なので、下の岩に放り投げたら、なんと深い岩の隙間に落ちて見えなくなってしまった。あ〜残念!でも自分が落ちなくて良かった。 | |
三ツ岳 | やっとのことで岩稜帯を過ぎ、地面を踏めた。 | |
雨池が見える。ここからは岩だらけの、それこそ直登の急斜面をガンガン下る。向には縞枯山。縞枯は針葉樹が細長く等高線沿いに枯れ、幾段にも縞模様になっている、珍しい現象。蓼科山でも見られた。 | ||
このコースはあまり人が行かないのか、雨池峠に降りてやっと人と出会う。やっとホッとしてランチタイムをとった。 | ||
緊張の連続で疲れ果て、蓼科温泉石遊の湯で疲れをほぐして帰路に着いた。 |