谷川岳(1963m)上越
-tanigawadake-
    2011年7月3日(日)
行 程(5時間30分) 
八王子 7:05
土合口 9:50~10:00
天神平 10:15~10:30
熊穴沢避難小屋 11:25~50
雪渓 12:50~13:00
谷川岳(トマノ耳) 13:15~25
肩ノ小屋 13:35~55
熊穴沢避難小屋 15:05~15
天神平 16:00~30
土合口 16:45~17:00
参加者:15名+登山講師+添乗員  八王子 20:05
なかなか行くチャンスのなかった谷川岳へ、地元出発のツアーがあり、参加することにした。
最近はあまりツアー登山はしなくなったが、遠方や公共交通機関では行きにくい所は便利だ。
天気予報は、ずっと曇りマーク。何とか持ってくれればいいが。 
谷川岳山開き
 今日は谷川岳の山開きだそうだ。
コースはロープウェイを使い、天神尾根を登り、トマノ耳オキノ耳へ、ピストンの予定だが、天候や時間によりトマノ耳までになるかもしれないと講師から説明があった。
白毛門を見ながらロープウェイを登る 天神平登山口
天神平から真正面に白毛門が聳える。相当きつい山だそうだ。いつか行ってみたいと思っていたが、私には無理かもしれない。 
最初は木道が多く、下ったり、緩やかに上ったりしながら高度を上げていく。 
ピンク色のタニウツギが満開で、とてもきれいだ。
ガスっていて、展望は望めない。気温は20度くらい、歩くと暑い。
タニウツギ ブナの森
岩場が出てきたが、ここはほんの小手調べだそうだ。
 1時間ほどで、熊穴沢避難小屋へ着いた。ここでお弁当休憩になった。小屋の周りは少し広くなり、休んでいる人もいた。
さすが人気の山だけあり、登山者も多い。   
熊穴沢避難小屋 岩場
ビーチサンダル!
 岩場になると、すでに下る人も増えてきて、登るのに時間がかかる。
山ガールも多い。そしたら、ビーチサンダルの女性が二人降りてきた。皆呆れかえり、「それで登ったの?!」と聞くと「そう、結構平気よ。写真撮られちゃった。」と言う。
岩場・鎖場
同行者が「無謀というか、あれはバカだ」と言っていた。 全く、非常識にも程がある。 
以前、尾瀬の大清水へ下ってきたとき、ヒールの靴や、革靴の男性を見たことがある。近くまで車で来られると、大きな勘違いをしているのか、尾瀬は公園ハイキングと思っていたのかもしれない。 
私達登山者は、細心の注意と準備をしているのに、 そのような人達に限り、いつか人に迷惑をかけたり、事故を起こすのではないか。
    岩場で道を譲ってもらうときに、「団体で、午後の登山は遅すぎる。谷川は雷が多いのだ 。」と言われた。その通りだが、日帰りツアーだとギリギリの時間だ。
天狗の留り場で岩の上に立つが、真っ白で展望はない。登ってきた稜線だけは見ることが出来た。
登ってきた稜線  天狗の留り場   
左下の谷には、関越トンネルの煙突が見える。谷川岳の下には、清水トンネル、新清水トンネル、上越新幹線、関越トンネルと4本のトンネルが通っているのだ。 
ウラジオヨウラクベニサラサドウダンナナカマドの白い花も多く見られるようになった。 
イワカガミゴゼンタチバナはそろそろ終わりかけている。 
雪渓が見えてきた。もう山頂までわずからしいが、残念ながらガスっていて、双耳峰を望むことはできない。 
ベニサラサドウダン 雪渓
今年は雪が多かったのか、雪渓が例年に比べとても多く残っているようだ。足元を確認しながら登る。
雪渓を登るとすぐに肩ノ小屋に着く。そのまま山頂へ。 
キンポウゲマイズルソウヨツバシオガマもたくさん見られる。 
キンポウゲ咲く道、肩ノ小屋 マイズルソウ
山頂は雨
 今まで、薄日が差したりまあまあの天気だったのに、谷川岳山頂に着いた途端が降ってきた。
こんな天気では、オキノ耳まで行くことは無理と決定。
まずは雨具を身に着け、記念撮影だけして、肩ノ小屋へ避難。 
小屋でコーヒーを飲んだり、トイレ休憩をして雨宿り。2011年谷川岳登頂のストラップを頂いた。 
谷川岳(トマノ耳) 下りの雪渓では、転ぶ人続出。
下山開始間もなく、雨も上がり、青空が見えてきた。振り返ると、山頂肩ノ小屋雪渓も見える。しばらく歩くと暑くなり、途中で雨具を脱ぐ。 
避難小屋の少し手前まで来た時、また雨が降り出した。 
ゴアテックス耐久テスト?
今度は土砂降りになってきた。小屋に駆け込む。雨はどんどん強くなり、やみそうもないので、出発。
まるで、ゴアテックス耐久テストのような、バケツをひっくり返したような雨を久々に体験。 
ナナカマドの向こうに山頂を望む 下山
首筋や、手首、足元、どこからともなく雨は沁み込み、皆グショグショになりながらも無事下山。天神平の少し手前まで来たら、うそのように雨はやんだ。
あいにくの天気だったが、谷川岳は変化に富んだ良い山だった。去年登った友人が見たような、大パノラマが見られる時にもう一度リベンジしたい。そして、一ノ倉岳まで行ってみたい。
登りの途中で、田部井さんに出会った。あとで、ブログで確認すると、山開きの神事に呼ばれていたらしい。そのためロープウェイも早朝より運行していたようだ。 
 ~~谷川岳の花~~
コバイケイソウ タニウツギ モウセンゴケ ユキザサ アカモノ
トリアシショウマ ゴゼンタチバナ ウラジロナナカマド ミヤマオダマキ ベニサラサドウダン

キンポウゲ
ナエバキスミレ ツバメオモト ヨツバシオガマ マイズルソウ