滝子山1590m -takigoyama- |
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2003/07/01(火)曇りのち雨 | |
滝子山という名にひかれ | |
以前から登りたいと思っていた山だった | |
名前の通り滝子山は | |
山から流れ出る沢に | |
多くの滝がある | |
メンバー:Junjun.Kura.Yukky・・・3名 | |
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今回クラが計画をたててくれたが、登りを寂ショウ尾根にするか滝見コースにするか迷って、天気と相談のうえ当日決めようということにした。 |
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寂ショウ尾根は岩場が多く、下りには絶対使わないようにといわれている。 |
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今回は天気もあまりよくないし、初めての私たちはどんなものか想像がつかないが、相当きつそうで危険を伴うのかもしれないと、滝見コースを行くことにした。寂ショウ尾根を下った女性が救助を求めたとか、落ちて亡くなった人もいるということだ。 | ||
三丈の滝 | ||
笹子駅からは、登山口まで1時間あまりも舗装路を歩かなければならず、大月駅で下車し(笹子にはタクシーがない)タクシーを使いショートカットすることにした。 |
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道証地蔵登山口で降り準備をしていたら、もう1台タクシーが来た。あずさで来たという男性が一人でやってきた。この人は滝子山には何度も来ていて、いろいろなコースを歩いているらしく、道々教えて貰うことも多かった。 | ||
沢沿いの道は水が豊富で気持ちよく、まもなく滝が現れた。笹子小の生徒がつけたらしい木の札がかかり、三丈の滝、もちが滝などと名前がついていた。 | ||
どれも見ごたえのある滝で、こちらのコースを選んでよかったと思う。 | 1枚岩の滝 | |
丸木橋を何度か渡り高度を上げていくと、沢はいつのまにか細くなった。森の中のひたすら辛い登りが続く。 | ![]() |
腐りかけた丸太橋を通り、やぶに入っていくと草が茂り過ぎ道がわからなくなってきた。心配になり、引き返すことにした。 |
『青い小屋があったら、右の道を行くとヤブコギだがとてもいい森ですよ。』とさっきの男性に聞いていたので、行ってみることにした。 | ヤマオダマキがたくさん咲いていた。ボロギクという名前には似ても似つかない可愛い花も見られた。真っ白なバラ科と思われる花もきれいだった。 | |
ヤマオダマキ | ||
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やっと明るく開けた場所に出た。見あげるほど大きなブナの森でさっきのヤブコギの道と合流する。休んでいると雨がぽつぽつ落ちてきた。 | |
鎮静ヶ池という祠のあるところを過ぎ、急な岩場を一登りするとやっと滝子山登頂。 | ||
山頂は狭く、ピークと呼ばれる峰は3つあるそうだ。 | ||
ブナの森 | ||
晴れていれば展望がよさそうだが、雨はだんだんひどくなり、雨具をつけたり、傘を出しておにぎりを食べ始めた。 | ![]() |
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先に着いていた男性が、ここより、桧平が広くて休憩にはいいですよと言っていたが、この天気ではどこでもあまり変わらないので、立ったまま休憩。 | ||
滝子山頂1590m | ||
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クラは今回ダブルストックだ。そのせいか、雨で滑りやすくなった急な下りをスイスイと降りていく。以前からストックを使うなら、ダブルにしたほうが良いと聞いていたが、慣れないと使いにくいのではないかと、なんとなく敬遠していた。今度私も試してみよう。 | |
1時間ほど尾根道を下ると、今度は急な九十九折がずっと続く。こちらから登ってもきつそうだ。白いつばきのような花がたくさん落ちていた。ヒメシャラか夏つばきと思われるが、未だに良くわからない。 | ||
立派な水場 | 立派な水場があった。 | |
そこからは沢に沿って緩やかに林道を下り、藤沢の集落へ出た。こちらの沢は登りの滝見コースと違い、荒れている。 | ||
30分ほど車道を歩いて、初狩駅へ到着。タクシーを使ったので予定よりだいぶ早く着いた。今日の行程は6時間ほどかかったが、一度も腰を下ろすことなく来てしまった。 | ||
電車の時間まで30分ほどあったので雨具を片付け、駅の待合室でJunjun持参の冷たいデラックスプリンとコーヒーで一息ついた。 | ||
今回は、途中から雨に降られたが、見ごたえのあるたくさんの滝とあまり期待していなかった花もたくさん見られたし、登りがいがある山でなかなか良い山行だった。練習のためにも小雨決行だったが、雨でも決行楽しく歩けるものだった。 |
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