少し遅いかもしれないが、寄(やどりぎ)にロウバイ園があるとの情報をSさんが見つけ、高松山陽だまりハイキングを計画してくれた。 |
当日の朝、Jさんが急用が出来て来られなくなった。今年はいろいろなことが重なり、久々の山歩きを楽しみにしていたのに残念だ。 |
新松田で、西丹沢自然教室行きのバスは満員で出発した。 |
小高い丘の上には、この時期河津桜が満開のはずだが、今年は寒かったからかまだほとんど咲いていない。 |
面白い名前 |
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高松山入口で降り、標識に沿って尺里川を渡り、東名高速をくぐるとトイレがあった。 |
それにしても、尺里(ひさり)峠、ビリ堂、寄(やどりぎ)など面白い名前が多い。 |
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高松山入口バス停 |
高速道路下の標識 |
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梅・菜の花満開 |
途中から農道になり、ミカン畑、梅林が多い。傾斜地なので、作業用のモノレールが敷かれていた。 |
寒かった冬も終わり、やっと梅や菜の花が満開になった。風もなく暑いくらいだ。 |
満開の梅と菜の花 |
林道渡り山道へ |
農道から離れ、山道に入る。 |
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ビリ堂に水道が? |
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1時間半ほどで、ビリ堂に着いた。馬の頭をつけた馬頭観音が立ち、水道の蛇口がある。水質検査済みの湧水を引いているそうで、美味しい水だった。ペットボトルに汲んだ。 |
今日はひな祭り。 |
登る |
桜餅を食べながらティータイム。 |
ビリ堂 |
ビリ堂とは、一番最後(ビリ)にある観音堂のため、そう呼ばれていると書いてあった。 |
このハイキングコースは、花女郎(はなじょろ)道と言われ、この辺りの集落へ行きかう花嫁が通った道だそうだ。田中澄江さんの花の百名山にもなるほど、花も多く見られるらしい。 |
時々箱根の山々や相模湾が見える。ちょっと靄っていてあまりはっきりしない。 |
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ここからは植林の急坂になるが、荒れて崩れかけた所もある。えぐれたような道は、シモバシラでザクザクだった。 |
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崩れかけた道 |
はなじょろ道・ビリ堂・高松山分岐 |
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尾根に出ると、左はなじょろ道、右高松山の標識があった。ここから山頂までアブラチャンの林が続く。咲いた所も見てみたい。 |
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一登りで高松山に着く。草地の広い山頂は大展望で気持ちのよい所だ。 |
アブラチャンの林(山頂に向けて) |
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高松山(801m) |
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高松山(801m) |
今朝は富士山もよく見えていたのに、雲が多くなってきてしまった。お隣には去年登った大野山も見える。箱根の山や海は霞んでしまった。 |
風が冷たく、さすがのシャベイさんもダウンを着こみお弁当にした。 |
高松山 |
山頂でくつろぐ人々 |
人がどんどん増えてきた。 |
下山は男坂、女坂とあるが、どちらでも同じだというので、女坂を下る。下りきると、広く明るい道になった。 |
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虫沢古道を守る会が作った、新しい標識が見られる。 |
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広い道 |
虫沢古道 |
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サプライズ |
左側の森の中はミツマタが沢山蕾をつけていた。開花はもう少し先か。 |
下っていると、日当たりのよい木に寄りかかり休んでいる人がいた。「こんにちわ~」と通り過ぎようとすると、なんと!Tさんだった。 |
ミツマタ |
作業道を下る |
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今回は丹沢なのに参加出来ないのかと思っていたら、こんな所で待ち伏せして私達を驚かそうと思ったようだ。びっくりした!ここからは、Tさんの案内で進む。 |
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私達はこの先尺里峠へ出て、林道歩きと思っていたが、この辺りを知り尽くしたTさんに導かれ、森の中の作業道へとショートカット。 |
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茶畑が広がり、ゆずの実が鈴なりの虫沢集落へ出た。 |
茶畑と虫沢集落 |
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虫沢橋、はなじょろ道案内 |
虫沢橋の所で、はなじょろ道の案内板があった。ここからはなじょろ道を歩き、高松山へ行くルートもあった。今度歩くときはここもよさそうだ。 山北町の人達が、古道保存を進めているようだ。 |
中津川に沿って、寄までてくてく歩く。これが見えているのに、遠くて50分程かかった。 |
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寄ロウバイ園 |
バスの時間を確認し、小高いロウバイ園へと向かう。やはり花は遅く、茶色がかっていたり、だいぶ散ってしまっていた。 |
それでも訪れる人もちらほらいる。よい香りのする園内で、お茶をしながらバスの時間まで過ごす。 |
寄ロウバイ園 |
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寄から鍋割山へのルートもあり、大倉から行く長い林道歩きよりずっといいとTさんが言っていた。 |
帰りのバスで一緒だった4人さんは、高松山~シダンゴ山~宮地山と歩いてきたそうだ。まだまだ知らない丹沢が沢山あり、少しずつ歩いてみたい。 |