先週の台風9号の影響で、林道の崖崩れがあり、予定していた南大菩薩へ行かれなくなった。急遽駅から駅へ歩けるので、高畑山・倉岳山に変更した。 |
鳥沢宿 |
 |
 |
倉岳山は7〜8年前に途中まで行って、クマに遭遇し断念した山で、それから足が向かなかった。当時は駅員さんに話しても信じてもらえなかったが、今ではクマ出没注意の標識があった。 |
まずは、駅近くの甲州街道沿いに残る鳥沢宿を見物してから出発することになった。長い庇が特徴の出桁造りの家に当時を偲ぶ。 |
登山口まで民家の中を少し迷った。 |
右から「高畑山」「天神山」「穴路峠」「倉岳山」 |
 |
工事中の人に、「この先どうなっているかわからないから、あぶないよ!」と注意された。他にも登山者がいたので、とりあえず行ける所まで行くことにした。下りの月夜根沢も場合によっては無理かもしれない。そのときは往路を引き返すことにした。 |
 |
 |
小篠貯水池は土砂で濁った水で満杯だった。 |
以前はなかった、車通行止めの柵 |
台風一過で、登山道は荒れていた。水が流れ、えぐられて沢のようになっているところもあった。 |
|
クマ出没注意 |
 |
 |
沢の水量は増し、水しぶきをあげ、ゴウゴウと流れていた。土砂が崩れ、登山道をふさいでいるところもあり、山側を登って越える。 |
台風の爪あとは、あちこちに見られ、大きな木をなぎ倒し、小枝を払い、木の実はたくさん落としていった。 |
栗、サルナシ、アケビ、トチ、モロッコ豆のように大きなさやの豆、ドングリなどたくさん落ちていた。 |
フシグロセンノウ |
水量の増した沢 |
山に入ると標識は多く、迷うことはなかった。 |
石仏のある倉岳山との分岐を過ぎると、沢から離れ少し安心する。竹林を過ぎると、急登が続く。 |
 |
 |
仙人小屋跡と思われる、小広いところに出た。そこからはさらに杉林の急登だ。 |
やっと尾根に出て、最後の急坂を登ると高畑山に着いた。富士山の眺望がよく、『秀麗富嶽十二景』の9番目に指定されている。でも、今日は、残念ながら富士の姿は見えない。 |
山頂はアブが多く、急いで退散。 |
落ちていたトチの実 |
木の根で歩きにくい急登 |
 |
 |
北側の眺めがよい、天神山で昼食をすませ、穴路峠まで急降下。小さな峠で南に下れば秋山村へと至る。 |
これから30分の急登が続く。conちゃんはじめ皆元気で、私は遅れがちになる。 |
今日は午後から天気は下り坂の予報だったが、その心配はなさそうだ。もう一度、一汗かいた頃倉岳山の西側に出た。 |
倉岳山は細長い山頂で、もう少し右に進んだところに三角点はある。 |
高畑山(秀麗富嶽十二景) |
彼岸花 |
広くて、展望もよく休憩にはよいところだった。ベンチで昼寝をしている先客があった。 |
 |
 |
途中で会った年配のご夫婦が、梁川から登って来たというので、月夜根沢の状況を聞いた。沢の水量は多いが、それほど大変なところはなかったと言うので、最初の予定通り進むことにした。 |
台風の後だが、天気がよくなったので、登山者は結構多い。 |
下山は立野峠まで急降下。 |
月夜根沢にそって下る。 |
倉岳山頂 |
北側の大月市街 |
 |
 |
 |
倉岳山登山道入り口 |
右に左に数え切れないくらい沢を渡る。 |
立野峠の立派な標識 |
月尾根沢の清流 |
月夜根沢沿いの道は、復路の登りに比べひどく荒れているところはなかった。水量は増しているが、それほど大変なところもなく、途中水場があったり、とっても涼しく、名前の通り趣のあるコースだった。sumiちゃんが10年前に行って、とっても印象に残っていると言っていたが、納得。 |
舗装路に出て、桂川を渡ると、駅は目の前の小高いところにある。私の膝痛もなんとか大丈夫だった。 |