奥のおばあちゃん |
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バスは峰谷までだが、タクシーは、その先の奥集落まで入れるそうで、林道歩きが、1時間近く短縮できた。 |
私達がタクシーを降りると、待っていたかのようにおばあちゃんが家から出てきた。 |
この辺りは、空き家が多く、住んでいるのはお年寄りだけだそうだ。 |
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奥集落 |
鷹ノ巣山登山口 |
こんなに不便なところでは、若い人たちは出て行ってしまうようだ。おばあちゃんは人恋しかったと見え、話が尽きない。「お茶でも飲んで行って」と、何度も誘われたが、ここでお茶していたのでは、目的の山に行かれなくなりそう。申し訳ないが、やんわりお断りし先を急いだ。 |
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登山口に向かって歩いていると、マイカーで来たグループがあった。毎年この時期、自家製の新じゃがを持って、鷹ノ巣山で芋煮会だそうだ。私達も誘われた。美味しそうだが、この先長いので参加するわけにもいかない。 |
登山口からはいきなりの急登が続く。今では訪れる人も少なそうな、浅間神社の鳥居をくぐり、新緑いっぱいの参道を進む。 |
浅間神社鳥居 |
新緑の参道 |
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浅間神社 |
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巨木 |
カラマツ林の急坂 |
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標高が上がってきたら、新緑の中に時々ピンク色のミツバツツジが色を添える。 |
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今年は、全国的にまだ梅雨入りもせず、今日も湿度が低く、とっても爽やか。 |
尾根に出る手前に水場があり、水分補給をする。 とても冷たく美味しい水だった。 |
ミツバツツジ |
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水場 |
鷹ノ巣避難小屋 |
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2時間ほどで、避難小屋に到着。広い所に建つ、ログハウスのきれいな小屋で、トイレも完備している。 |
数か所ベンチとテーブルがある。早いが、お腹がすいたので、お弁当を半分だけ食べることにした。 |
ここは、また来たくなるような、とても気持ちのよい所だった。 |
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避難小屋 |
ザレた登山道 |
ここから、高丸山を越えて行くルートと、巻道のルートが平行している。地図の花マークは巻き道にあるようなので、そちらを行くことにした。 |
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石尾根 |
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石尾根は、雲取山から奥多摩駅まで続く超ロングコースだが、広くて展望がよい。 |
4時間近くかかるが、「今度、鷹ノ巣山から奥多摩駅まで歩き通してみたいね」と話しながら歩いた。 |
ワラビいっぱい! |
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ヤマツツジ |
斜面いっぱいにワラビが出ているところがあった。三人で採っても十分ありそう。でも、ここでワラビ狩りをしていたら、七ッ石山には行けなくなりそう。ちょっと心ひかれるが、ワラビのあく抜きの仕方も知らないし。。。 |
それに、あんなに青空だったのに、雨がポツポツ落ちてきた。ここはあきらめ、先に進もう。 |
カラマツと、マルバタケブキの緑が目にも爽やかな道で、足元には、ヒカゲスミレも見られる。 |
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千本ツツジ |
千本ツツジの標識のあるところに着いたが、お目当てのツツジはあまりない。 |
地図ではこの手前が花マークだが、ずっとカラマツ林だった。おかしい? |
この先にミツバツツジは咲いているが、花のトンネルとまではいかなそうだ。ヤマツツジは、まだ蕾だ。 |
石尾根、新緑のカラマツ |
千本ツツジ |
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千本ツツジ辺り |
七ッ石山方面 |
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ブナの新緑 |
ミツバツツジは、この先の七ッ石山へ行く尾根の北斜面が一番きれいだった。 |
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最初の予定では、七ッ石山は無理そうだったが、タクシーで短縮できたので行くことにした。どうやら雨も、大丈夫そうだ。 |
壊れかけた七ッ石神社を過ぎると、一登りで七ッ石山に着く。 |
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満開のミツバツツジ |
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雲取山には雲がかかり始めたが、石尾根もずっと見渡せる。展望のよい七ッ石山で、残りのお弁当を食べながらしばし休憩。 |
ここは、これから雲取に行くグループや、私達と同じようなルートで歩いてきた人たちが休んでいた。 |
七ッ石山(1757m) |
雲取山から続く石尾根 |
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ニシキゴロモ |
小袖乗越 |
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ヤマツツジ咲く七ッ石尾根を下る |
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七ッ石小屋は、平日は無人なので、備え付けの缶にチップを入れ、トイレをお借りした。 |
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標高が下がると、オレンジ色のヤマツツジも開き始めた。山の上は肌寒いくらいだったが、気温も上がってきた。 |
ワラビ狩りは出来なかったけれど、七ッ石山にも登れ、予定していた4時のバスにも十分間に合った。 |
今年は、ツツジのトンネルとまではいかなかったが、ミツバツツジも見頃だったし、まだやわらかい新緑に包まれ、静かな尾根歩きでリフレッシュすることができた。 |
奥多摩のタクシーは、ワンボックスカーなので、人数が揃えば、料金も割安で、時間短縮になることが分かり、これから不便な所に行くときは大いに利用したい。 |
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鴨沢バス停 |