七ッ石山・千本ツツジ (奥多摩)1757m
-nanatsuishiyama/senbontsutsuzi-
  2010年6月4日(金)
行   程
八王子 6:34(JR)
拝島 7:07(青梅線奥多摩行き)
奥多摩 8:02(タクシー)
峰谷 8:40~50
鷹ノ巣山登山口 8:55
浅間神社 9:15
鷹ノ巣避難小屋 10:55~11:25(ランチ①)
千本ツツジ 12:15
七ッ石山分岐 12:55
七ッ石山 13:05~30(ランチ②)
堂所 14:20
小袖乗越 15:20
鴨沢 15:45~16:01
 奥多摩 16:48 
 八王子 18:07 
 費 用:JR740×2+タクシー5660÷3+バス670=4040
メンバー: 凸凹シスターズ・・・3名
  地図で見ると、奥多摩の石尾根に、千本ツツジというところがあり、以前から皆で行ってみたいと言っていた。
 だが、行程も長く、バスの便が悪い。特に平日は午前中のバスがないので、無理かと思っていたが、タクシーを利用すれば時間短縮にもなり、行かれそうなことがわかった。
奥のおばあちゃん
バスは峰谷までだが、タクシーは、その先の奥集落まで入れるそうで、林道歩きが、1時間近く短縮できた。
私達がタクシーを降りると、待っていたかのようにおばあちゃんが家から出てきた。
この辺りは、空き家が多く、住んでいるのはお年寄りだけだそうだ。
奥集落 鷹ノ巣山登山口
 こんなに不便なところでは、若い人たちは出て行ってしまうようだ。おばあちゃんは人恋しかったと見え、話が尽きない。「お茶でも飲んで行って」と、何度も誘われたが、ここでお茶していたのでは、目的の山に行かれなくなりそう。申し訳ないが、やんわりお断りし先を急いだ。
登山口に向かって歩いていると、マイカーで来たグループがあった。毎年この時期、自家製の新じゃがを持って、鷹ノ巣山で芋煮会だそうだ。私達も誘われた。美味しそうだが、この先長いので参加するわけにもいかない。
登山口からはいきなりの急登が続く。今では訪れる人も少なそうな、浅間神社の鳥居をくぐり、新緑いっぱいの参道を進む。
浅間神社鳥居 新緑の参道
 浅間神社
巨木 カラマツ林の急坂
標高が上がってきたら、新緑の中に時々ピンク色のミツバツツジが色を添える。
 今年は、全国的にまだ梅雨入りもせず、今日も湿度が低く、とっても爽やか
尾根に出る手前に水場があり、水分補給をする。 とても冷たく美味しい水だった。
ミツバツツジ 水場
鷹ノ巣避難小屋
2時間ほどで、避難小屋に到着。広い所に建つ、ログハウスのきれいな小屋で、トイレも完備している。 
数か所ベンチとテーブルがある。早いが、お腹がすいたので、お弁当を半分だけ食べることにした。 
 ここは、また来たくなるような、とても気持ちのよい所だった。
避難小屋 ザレた登山道
 ここから、高丸山を越えて行くルートと、巻道のルートが平行している。地図の花マークは巻き道にあるようなので、そちらを行くことにした。
  石尾根  
石尾根は、雲取山から奥多摩駅まで続く超ロングコースだが、広くて展望がよい。
 4時間近くかかるが、「今度、鷹ノ巣山から奥多摩駅まで歩き通してみたいね」と話しながら歩いた。
 ワラビいっぱい!    ヤマツツジ
 斜面いっぱいにワラビが出ているところがあった。三人で採っても十分ありそう。でも、ここでワラビ狩りをしていたら、七ッ石山には行けなくなりそう。ちょっと心ひかれるが、ワラビのあく抜きの仕方も知らないし。。。
 それに、あんなに青空だったのに、雨がポツポツ落ちてきた。ここはあきらめ、先に進もう。
 カラマツと、マルバタケブキの緑が目にも爽やかな道で、足元には、ヒカゲスミレも見られる。
千本ツツジ
千本ツツジの標識のあるところに着いたが、お目当てのツツジはあまりない。
 地図ではこの手前が花マークだが、ずっとカラマツ林だった。おかしい?
この先にミツバツツジは咲いているが、花のトンネルとまではいかなそうだ。ヤマツツジは、まだ蕾だ。  
石尾根、新緑のカラマツ 千本ツツジ
 千本ツツジ辺り 七ッ石山方面
     ブナの新緑
 ミツバツツジは、この先の七ッ石山へ行く尾根の北斜面が一番きれいだった。    
 最初の予定では、七ッ石山は無理そうだったが、タクシーで短縮できたので行くことにした。どうやら雨も、大丈夫そうだ。
 壊れかけた七ッ石神社を過ぎると、一登りで七ッ石山に着く。
  満開のミツバツツジ 
     雲取山には雲がかかり始めたが、石尾根もずっと見渡せる。展望のよい七ッ石山で、残りのお弁当を食べながらしばし休憩。
 ここは、これから雲取に行くグループや、私達と同じようなルートで歩いてきた人たちが休んでいた。
 七ッ石山(1757m)  雲取山から続く石尾根
     
   ニシキゴロモ  小袖乗越
 ヤマツツジ咲く七ッ石尾根を下る
 七ッ石小屋は、平日は無人なので、備え付けの缶にチップを入れ、トイレをお借りした。  
 標高が下がると、オレンジ色のヤマツツジも開き始めた。山の上は肌寒いくらいだったが、気温も上がってきた。
ワラビ狩りは出来なかったけれど、七ッ石山にも登れ、予定していた4時のバスにも十分間に合った。 
 今年は、ツツジのトンネルとまではいかなかったが、ミツバツツジも見頃だったし、まだやわらかい新緑に包まれ、静かな尾根歩きでリフレッシュすることができた。
 奥多摩のタクシーは、ワンボックスカーなので、人数が揃えば、料金も割安で、時間短縮になることが分かり、これから不便な所に行くときは大いに利用したい。
    鴨沢バス停