サルギ尾根 |
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大岳鍾乳洞入口で下車すると、養沢神社は祭り準備の最中だった。露店も並び始めている。 |
境内の赤い鳥居の先が登山口で、今では標識もあるのですぐわかる。 |
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養沢神社祭り準備中 |
シュンラン |
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いきなりものすごい急登。手すりにつかまり、よじ登る。早くも息が上がる。 |
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30分ほどで少し緩やかな登りになるが、また杉林の急坂になる。 |
炭焼き窯の後が残る、平坦地に出た。ベンチで一休みする。 |
急登が続く |
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炭焼き窯跡 |
木立の中から目を引くのはミツバツツジだ。足元にはエイザンスミレ、シュンラン、ナガバノスミレサイシンなど見られた。とても小さなスミレで、斑入りの葉はフモトスミレだ。 |
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フモトスミレ |
エイザンスミレ |
ナガバノスミレサイシン |
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ヤブレガサの新芽 |
ガンバレ! |
岩がちになる |
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イワウチワ |
日の出山がよく見える展望台に出た。休憩していると、すぐ下の崖にイワウチワが咲いていた! |
よく見ると、あっちにもこっちにも咲いている。出発しようと思ったが、急きょ撮影タイム。 |
日の出山展望台 |
イワウチワ |
やっぱり可愛い花だ。 |
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イワウチワ |
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この後イワウチワはずっと見られるわけではなく、高岩山を過ぎた下りでまた見られた。 |
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高岩山は雑木に囲まれあまり展望はよくない。休まず進む。一度下って再び急坂を登る。 |
向かいの尾根筋には雪が残る。 |
高岩山(920m) |
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また急登 |
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2時間20分かかり、やっと上高岩展望台に着いた。初めて一人登山者にあった。 |
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ここは好展望で、御岳山、日の出山から大室山などが一望のもと。景色を眺めながらゆっくりお弁当を広げる。 |
上高岩展望台 |
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御岳山望む |
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この展望台が上高岩山頂なのかと思ったら、少し先の標識に左へ数歩、上高岩山と書かれていた先に、ぽっこりしたピークがあった。 |
ここまでは順調だった。 |
日の出山~大室山 |
左へ数歩上高岩山(1012m) |
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芥場峠の謎? |
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15分ほどで芥場峠に着いた。サルギ尾根、大岳山、御岳山の分岐で、標識には芥場峠と書いてある。鍋割山とは書かれてないが、マイナーな山だからかなと思っていた。 |
迷わず御岳山方面へ進む。 |
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芥場(あくば)峠 |
残雪 |
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アズマイチゲ |
ヨゴレネコノメ |
カタクリ |
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ハシリドコロ |
キケマン |
ユリワサビ |
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道間違い・・・ |
残雪の北斜面を下る。雪解けしたばかりで、春の花がいっぱいだ。 |
すぐに鍋割山への分岐があると思っていたが、花に気を取られそのまま進んで行くうちに、登山者が増えてきた。 |
30分程経ったが分岐はない。これはおかしい?もう一度地図を広げ、あそこは芥場峠ではなかったのではないか?でも、確かに標識に書いてあった。本当の芥場峠はその先だったのかもしれない? |
ミツバチグリ |
どうしよう?今更戻れない。このまま下るか?奥の院から登り返すか? |
結局、このまま下るのはしゃくだし、奥の院へ登り、鍋割山へ戻ろう!と決まった。 |
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皆、御岳山へは何度も来ているが、奥の院へは行ったことがなかった。よい機会かもしれない。 |
でも、鍋割山への緩やかな登りだけモードになっていたので、気持ちを奮い立たせるのが大変だ。 |
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奥の院への急坂 |
最後の鎖場 |
Jさんは、以前飯豊山で霧に巻かれ、一日歩いてやっと小屋に辿り着いたら、朝出発した小屋だった。という不思議なことがあったそうだ。それに比べたらどうってことはない。確かに。。。 |
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でも、奥の院への急坂のきつかったこと。 |
奥の院の上の祠のところで、おやつ補給、しばしティータイム。 |
やっと鍋割山到着。1時間半もタイムオーバー。 |
奥の院 |
鍋割山(1084m) |
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この道を行く |
急坂下る |
祠 |
鍋割山北尾根 |
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鍋割山北尾根は、最近ではよく歩かれているようで、踏み跡もしっかりあるし、テープもある。今はまだ藪も枯れているのでわかりやすい。 |
大楢峠手前で裏参道に合流する。 |
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大楢峠 |
ミツバツツジ |
大木にロープが張られ「㊟倒壊の恐れあり」と貼り紙がしてあった。大楢峠のシンボルもなくなってしまうかもしれない。 |
予定では城山経由で下山するつもりだったが、遅くなってしまったので、通常ルートを下ることにした。 |
現在裏参道は、崖崩れのため通行禁止だそうで、鳩ノ巣へのルートは歩く人も少ないようだ。倒木も多く荒れていた。今年の大雪の影響があちこちで出ているようだ。終盤のハナネコノメ、ニリンソウも見られた。 |
ロッククライミング(クリックで拡大) |
途中の海沢バットレスでは、岩に張り付きクライミング中の人がいた。 |
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鳩ノ巣は春爛漫。桜、ミツバツツジ、桃、レンギョウなど色とりどりだ。一足遅い春をまた楽しめた。 |
ヘロヘロになりながらやっと鳩ノ巣駅にたどり着いた。 |
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鳩ノ巣 |
失敗はあったが春の花もたくさん見られ、充実感はいっぱいの山行になった。地図が間違っているのか、標識が間違っているのか、いつか確かめに行こう。 |