ダイヤモンド富士で有名な竜ヶ岳は、冬の展望が良いと聞いていたので、ネットで探していたら、偶然1月25日に行って来たという人の情報を見つけた。山頂からの素晴らしい写真を見て、早速行って来た。 |
今回のコースは私が持っている2000年版の昭文社の地図には載っていず、本栖湖南岸からのコースも最近開通したそうだ。 |
これらのコースが開通するまでは、竜ヶ岳は登山道が不明瞭だったそうだが、新しい登山道が整備されてから訪れるハイカーが多くなったようだ。 |
|
1月最後の土曜日は、朝から青空が広がった。中央高速を河口湖ICで降りると、辺りは雪景色に変わった。 |
気温マイナス4度。だが道路は、本栖湖駐車場へ着くまで全く雪の心配はなかった。
|
本栖湖キャンプ場を目指していけば、湖畔沿いに竜ヶ岳登山者用と書かれた広い駐車場があった。水溜りには厚い氷が張っていた。トイレもあるキャンプ場の中を抜け登山口へ向かった。 |
本栖湖キャンプ場 |
|
|
道標もあるので迷うことなく登山口に出る。 |
 |
北斜面なので雪が凍っていた。傾斜は急だが良く整備されている。 |
しばらく高度を上げていくと、尾根に出た。樹間からは青く美しい本栖湖が、その向こうには真っ白な南アルプスが見えた。 |
快適な尾根を歩き、ベンチのある展望地に着くと、雄大な富士が現れた。 |
|
|
本栖湖と南アルプス |
ここからは左手にはずっと富士を見ながら、右手には八ヶ岳、南アルプスのプロムナードを楽しみながら歩く。 |
 |
ここには休憩舎もあり、左右の裾野まで富士山を眺めることが出来る。 |
「これが竜の背中の部分かしら?」と歩いていたら、石仏のある富士山大展望地に到着。 |
今年は雪が少ないようで、ここからは南斜面になるため山頂までのジグザクの急坂は、雪が溶けてぬかるんでいるところが多かった。 |
石仏は立派なお堂に収まっていた。 |
写真で見るとなだらかだが、結構な急斜面でどんどん高度を上げていく。 |
|
石仏、後方は竜ヶ岳への登り |
上りきって少し行くと、本栖湖からダイレクトに登る登山道を合わせると10分ほどで山頂に着く。 |
 |
 |
竜ヶ岳山頂より南アルプスを望む |
竜ヶ岳山頂より絶景の富士 |
広い竜ヶ岳山頂は360度の大展望。 |
真正面には富士山はじめ富士五湖周辺の山々、右に光るのは駿河湾、後ろには南アルプスの名だたる山々が真っ白に連なる。もう少し右には八ヶ岳が聳え、すぐ左にある平らな山は美ヶ原のようだ。「今回は望遠レンズはいらなかったなー」と言っている人がいた。 |
山頂で展望を楽しみ写真を撮っていたら、テーブルがあいたのでお湯を沸かしランチにした。 |
 |
休んでいるとどんどん体が冷えてきた。それもそのはず、山頂はマイナス3度。 |
食事中も手袋をはずせなかった。くまさんのデジカメ(オリンパス)は寒さに弱く、気温が氷点下になると作動しなかった。 |
下りは往路を戻る。私は最後の北斜面だけは滑りそうなので、念のためアイゼンをつけた。 |
八ヶ岳 |