今年で5回目となる七福神巡り。今回は、青梅市在住のIさんの案内で廻ることにした。Iさんは、毎年お正月はジョギングで青梅七福神を走っているというアクティブな人です。 |
いつもは地図を片手に、道を間違えたりロスも多いが、今回は青梅を熟知している力強いガイド付きなので安心してお任せできました。 |
聞修院(寿老人) |
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コースは、Iさんがいろいろ試してイチ押しの、体力のあるうちに一番遠くて、大変なところからと、最初に聞修院へ行くことにしました。 |
立派な山門のある広い境内のお寺で、七福神の色紙を求め、ご朱印を押していただく。 |
布巾のお土産付きでした。 |
聞修院の立派な山門 |
寿老人の社 |
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境内にある石造りの七福神 |
お茶と梅干しをいただき一休み |
奥多摩の山々を見ながら青梅線を越える |
小曽木街道を南に向かい、次の明白院を目指していると、突然 ♪ピーヒャラ~ピーヒャラ、トントコトコトン♫ と楽しい音色が聞こえてきた。つられて和田神社の石段を登ると・・・。 |
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サプライズ |
ラッキーなことに、ちょうど獅子舞をやっていたのでした。 |
そして、町内会の人たちが杵と臼で、餅つきの最中だったのです。 |
和田神社獅子舞 |
wasabiさん飛び入り餅つき |
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「つきたての餅を食べていかないかね」と誘われ、待ってましたとばかりに私たちは御馳走になることにしました。つきたてお餅なんて何十年ぶりかしら?辛味餅、きなこ餅、餡ころ餅、とっても美味しかった。 |
3日前から煮込んでいるという、飴色になったおでんも、てんこ盛りに勧められ、イケる口のSさんは熱燗までいただいてしまったのです。 |
wasabiさんは、飛び入りで餅つきまでさせてもらい、思いもかけず地元の人の温かさに触れる楽しいひと時でした。 |
七福神は、まだ一か所しか廻ってないというのに、だいぶゆっくりしてしまい、急いで2つ目の明白院へ向いました。 |
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明白院(福禄寿) |
明白院は、1本の木とは思えないほど枝を張り巡らした見事なしだれ梅があり、ぜひ花の咲く頃に訪れたいお寺でした。 |
しだれ梅が素晴らしい明白院 |
福禄寿の社 |
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青梅はかつて、縞夜具地を多く生産していたそうで、 吉野街道の裏道を歩いていると、機織り工場だった建物があちこちで見られます。 |
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また、青梅マラソンでも有名なこの地は、多くのランナーに出会った。大会も近いので、遠方から練習に来ている人もいるそうです。 |
多摩川を渡って吉野街道へ |
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元機織り工場 |
地蔵院(布袋尊) |
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3つ目の地蔵院には、水琴窟があり、竹筒に耳を近づけると、ずっと聞いていたいような、癒される水音が聞こえます。 |
ここでもお茶をいただきました。 |
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地蔵院 |
布袋尊の社 |
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清宝院(恵比寿) |
そして次は、4つ目の清宝院へと進む。境内は露店が並び賑わっていた。 |
ほっこり甘い甘酒をいただき、温まって次へ向かう。 |
恵比寿様 |
清宝院 |
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梅大福 |
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清宝院の門前には、梅大福の旗が立ち、酒饅頭の湯気が上がっている。 |
和洋限らずスィーツ大好きの私たちは、素通りはできず、お土産に買って帰ることにした。 |
にしむら(梅大福には、まるごと青梅一粒が入っている) |
延命寺 |
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延命寺(大黒天) |
5つ目の延命寺へと先を急ぐ。延命寺では甘茶をいただきました。 |
宗建寺(毘沙門天) |
6つ目はすぐお隣にある宗建寺。ここにはカリン酒のサービスがありました。 |
大黒天 |
力自慢の二人(左10㌔、右20㌔の小槌) |
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裏宿七兵衛 |
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墓地には義賊裏宿七兵衛の墓がある。飢餓で苦しむ地元の人々に金持ちから米などを盗み与えていた、青梅の鼠小僧のような人だそうだ。
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足が速かったので、足が丈夫になるようにと、和尚さんが編んだ金のわらじのお守りが売られている。 |
宗建寺(毘沙門天) |
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裏宿七兵衛の墓 |
玉泉寺(弁財天) |
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最後の玉泉寺は、下奥多摩橋を渡る。 |
こちらでは梅茶が用意されていた。歩き疲れたので、ちょっと酸っぱい梅茶が美味しかった。 |
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玉泉寺で完歩 |
弁財天 |
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歩き始めてからちょうど5時間。餅つきをしたり、寄り道しても、Iさんの案内があったのでスムーズに歩くことができ、とても充実の一日でした。 |
今まで時期外れに行っていた七福神巡りだったが、お正月に廻るとこんなに良いことがたくさんあることがわかり、来年からはこの時期に限ると思った。”毎年1月3日は七福神巡りの日にしよう”という声もありました。 |
青梅は、お寺の人も町の人達も気持のよい人ばかりで、今年の七福神巡りはベストヒットでした。 |
青梅七福神の色紙 |
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