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連日35度以上という猛暑が続く中、久しぶりにクラと二人で、山梨と神奈川の県境にある西丹沢の山へ出かけた。 |
カーナビで道志温泉を設定したのに、ずっと手前で音声案内は終了してしまった(道志温泉はほかにもあるのか?)。少し迷ってしまったが、人に聞いてなんとか道志温泉に到着。最近ナビを頼り切っているが、こんなこともあるので下調べは必要だ。
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少し迷ってしまったが、人に聞いてなんとか道志温泉に到着。最近ナビを頼り切っているが、こんなこともあるので下調べは必要だ。
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鹿よけネットのついた林 |
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道志温泉駐車場にトイレもある。その少し先に広い登山者用の駐車場があった。大型バスが停まっていると思ったら、50人近い登山者がストレッチをしていた。 |
駐車場のすぐ先を右に折れると、登山道になる。雑木林の中に入ると少しひんやりする。 |
丹沢周辺は鹿の被害が多いため、鹿除けネットがしてあったり、網が張ってあるところが多い。 |
初めは緩やかに登るが、すぐにえぐられたような急登の道になる。無風状態で、汗がぽたぽた落ちる。あまりの暑さに加入道山までで引き返そうか?と話しながら歩いた。 |
杉林を過ぎ、東屋がある水場まで来ると、いい風が吹き気持ちがよい。ブナの木が多くなってきた。 |
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さきほどの団体さんは、24〜5名、2グループに分かれていて、追い越すのも大変だった。 |
静岡の焼津からきた山の会のメンバーだそうだ。地図で見ると意外と近い。 |
白石峠までは急登が続く。明るくなった尾根を登り、加入道山まではひと登り。 |
加入道山 |
加入道山は展望はないが、風が爽やかで汗がすぐに引いた。私たちはここでランチタイムにした。 |
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4〜5年前に来たことがあるが、その時は、ずっとガスっていて何も見えなかったので、全然わからない。 |
この先大室山までの尾根歩きは、とても気持ちの良い道だそうで楽しみだ。 |
団体さんは前大室の手前で引き返したので、明るく展望も良い尾根は静かでとてもよかった。やはり下界は暑くても、山の上は気持ちがいい。 |
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前大室への尾根 |
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加入道山を過ぎた辺りから、トリカブトが見たこともないほど多い。ブナの森にはクマザサが茂るが、ここはトリカブトが茂っている。これだけ多いと咲いたら見事に違いない。咲く頃にまた見に来て見たい。 |
アップダウンを繰り返し、大室山への最後の登りを過ぎると、左手に富士山が見えた。頭は雲の中だが、近いのでとても大きい。その手前右側は御正体山だった。富士山の右手奥には、南アルプスも見える。 |
富士山と御正体山(右手前) |
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花は少なく、マルバタケブキ、シモツケソウ、終わりかけたバイケイソウくらいだった。 |
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木道を歩き、緩やかに登ると大室山西の肩に着く。 |
ここは西丹沢の犬越路方面からの道と合流する。 |
マルバタケブキ |
シモツケソウ |
ベンチにザックを置いて山頂に行っている人がいるようで、私たちもそうすることにした。あまりの身軽さになんだか忘れ物をしたような気がした。(クラのザックは11〜12キロもあった) |
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大室山もあまり展望はよくない。 |
すぐに西の肩まで引き返し、中休止。冷えたゼリーが美味しい。
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ボランティアの男性5〜6人がごみ拾いや、登山道の点検をしながら歩いていた。最近はマナーが良くなってきたので、比較的ごみは少ないそうだ。ごみの持ち帰りが浸透してきたようだ。よいことだ。年配の人ばかりだったが、とても感じの良い人たちだった。 |
大室山 |
復路も同じコースを戻る。下界が近くなると気温が上がってくるのがわかる。 |
連休の合間で混んでいたが、道志の湯でゆっくり汗を流した。家で暑い暑いと言っていても何も出来ないが、山は涼しくいい気持ちだった。やはり行ってよかった。 |