6月8日(水) |
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湯の峰温泉から熊野速玉大社へ |
湯の峰温泉は、日本最古の温泉といわれている。本宮へ向かう前の湯垢離場としても栄えたそうだ。 |
小栗判官の舞台でもあり、小栗を蘇生させたという、つぼ湯は有名。 |
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つぼ湯 |
大日越起点 |
泊った民宿はインターネット割引があり、温泉はすべすべの湯で、とてもよかった。おかげで、昨夜と今朝も温泉に浸かったからか、クマさんの足もよくなり二人とも元気快復。 |
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食事の量も料理も私には3日間で、一番合っていて、残さず食べられた。 |
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今朝は温泉粥と、温泉卵、温泉コーヒーが出た。 |
出発はゆっくりなので、朝食前に湯の峰王子へ行ってみた。 |
中央が卵や野菜をゆでる所 |
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民宿「やまね」 |
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ここより大日越に入る。 |
私達は当初の計画では、赤木越をして、湯の峰温泉に入り、大日越をして、熊野本宮大社に行こうと思っていた。 |
予定通りにはいかなかったが、これもまたよし。 |
湯の峰王子社 |
赤木越起点 |
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熊野川下りは? |
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熊野参詣で、本宮から新宮へ参るには、舟で熊野川を下ったことが知られている。だが、庶民の多くは、川丈(川端)街道を歩いて下ったそうだ。 |
去年見た熊野川がとっても美しかったので、ぜひ舟下りをしたいと思った。ジェットホイールでは趣がない。やはり、1時間半かけてゆったりと下りたい。それに、舗装道路はもう歩きたくない。 |
だが、今朝も朝から小雨。宿の女将さんが何度も電話で問い合わせてくれたが、舟は欠航。残念だが仕方なくバスで行くことにした。 |
熊野速玉大社 |
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湯の峰温泉から速玉大社までは、バスで1時間余り。降りる頃には雨も上がってきた。 |
本宮と違い、こちらは朱塗りのあでやかな社殿だ。境内には大樹の梛(なぎ)やオガタマノキの御神木がある。 |
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御神木オガタマノキ |
熊野速玉大社 |
多少アクシデントはあったが、天気もあまりよくない中、歩き通せたことに感謝し参詣をすませた。そして、これからも元気で歩き続けられるようにと、足腰健康守りを買った。 |
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今回は小辺路とは違い、標高差は少ないが、行程はずっと長かった。それに舗装道路歩きが多く、想定外のまめに悩まされてしまった。 |
友人に聞いたところ、四国巡礼の人たちもまめで断念することが結構あるらしい。 |
まだ熊野三山の一つ、那智大社を残している。それに熊野川下りはいつかぜひ実現させたい。 |
帰宅後、二人ともちょっとしたアスリート並みの体脂肪になっていた。 |
足腰健康守り |
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パワースポットとか言われるが、アプローチの仕方、歩き方によって、聖地はその本性を現したり、隠したりもするそうだ。小辺路、中辺路と歩き通してきたが、熊野の岩肌を登り、深い山中を歩いてみて、何かその断片を感じられたような気がする。 |