2月月例山行 |
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〜鍋割山へ鍋焼きうどんを食べに行こう〜 |
最近の情報で、今年は丹沢に雪がない。こんなに降らない年は30年来ないとのこと。 |
行く前にも確認したが、やはり雪はないそうで、県民の森まで車で入れるとのこと。(西山林道は、工事中のため2月中は通行禁止。) |
最近低山ハイクばかりで、今回は標高差1000m、久々のロングコース。予定では塔ノ岳までのプランだが、場合によってはコースを短縮するつもりだった。 |
よい天気なので、もうすでに駐車場はいっぱいのため、路肩に停めた。 |
二俣 |
ミズヒ沢の出合(鍋割山荘へ運ぶ水と薪)) |
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二俣で西山林道と合流し、その先で沢を渡る。 |
車がたくさん停まっていると思ったら、今日はシカの捕獲をするそうだ。猟犬も車にいっぱい乗っていた。その後、時々猟銃の音が聞こえた。 |
ミズヒ沢の手前に、水(水道水)の入ったペットボトル(2L〜4L)と薪が積んであり、鍋割山荘まで運んでくださいと書いてあった。 山荘は飲料水がないため、こうして元気な登山者に運んでもらうようだ。クマさんとwasabiさんが2Lを一本ずつ持った。 |
後沢乗越まで植林帯の急坂が続く。 |
後沢乗越 やせ尾根 |
まだまだ続く急登 |
最初からきつい。 |
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大展望 |
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後沢乗越に出ると、木々の間から箱根の山が眺められた。ここからやせ尾根を北へ向かって登る。 |
標高が上がるにつれ、展望が開けてきた。西に富士山が顔を出す。 その左の双耳峰は愛鷹山のようだ。急登続きで早くも息が上がる。 |
木々も低木になり、明るいカヤトが見らるるようになる。振り返ると相模湾が広がり、真鶴半島まで一望できる。富士山はすそ野まで広がり、その右側には真っ白な南アルプスも連なる。 素晴らしい天気だ。 |
小さなピークが3つくらいあり、もう頂上かと何度もだまされる。 |
青い空にハンググライダーがフワリ |
ポッカポカのカヤト広場 |
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バックには大きな富士山 |
富士山と南アルプス |
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名物鍋焼きうどん |
最後の急坂を登り、広い鍋割山に登頂。早速名物の鍋焼きうどん(980円)を注文する。 |
小屋の中はすでにうどんを囲んでいる人でいっぱいだ。山小屋の主人が一人で、カセットコンロをいくつも並べ、うどん作りにてんてこまいだ。 |
うどんができるまで山頂での大展望を楽しむ。外はだいぶ気温が低い。 |
うどんは、キノコ4種類、かぼちゃの天ぷら、油揚げ、ナルト、卵、ネギ・・・と具だくさんでボリューム満点。 |
鍋割山登頂! |
鍋割山荘名物「鍋焼きうどん」 |
熱々のうどんで、身も心も温まった。 |
塔ノ岳へ |
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今日は天気もいいし、全員一致で塔ノ岳まで行くことにした。 |
この鍋割山稜は、ブナ林が美しく、北側に檜洞丸や蛭ガ岳を見ながら歩ける気持のよい尾根道。 |
今までほとんど雪はなかったが、結構積もっているところもあった。 途中大丸を過ぎたあたりの急な下りで、今年初のアイゼンを装着。 |
金冷シを過ぎた辺りから、ぬかるんで田んぼの |
photo by S.T |
ようだった。 |
ブナ林のプロムナード |
こんなに真っ白なところもあった |
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檜洞丸や蛭ガ岳の稜線 |
塔ノ岳へ最後の急坂 |
塔ノ岳より鍋割山方面 |
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丹沢のシカ |
丹沢はシカが増えすぎ、木が枯れたり、いろいろな問題を引き起こしているようだ。でも、丹沢にきてシカに出会えると、なんだかうれしくなる。今日も塔ノ岳山頂と、大倉尾根の下りで合計4頭のシカを見た。 |
塔ノ岳はぐるっと360度大展望。目の前には湘南海岸が開け、明るく開放的で人気の山なのもうなずける。すぐ後ろに控える丹沢山へはまだ行ったことがなく、そのうち行ってみたい。 |
天気がよく長居をしたが、大倉尾根を下る。 |
塔ノ岳登頂! |
立派な角のシカ (photo by kuma) |
花立を過ぎ、 堀山の家まで急な階段が続く。 |
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ガスボンベを背負った強力 |
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途中でガスボンベを背負った、Tシャツ、短パン姿の強力が、頭から湯気を出して登ってきた。こういう人がいてくれるから、私たちも高い山の上でもおいしい食事ができる。頭が下がる思いだ。 |
山頂からちょうど1時間で、堀山の家へ着いた。アセロラジュースが何ともいえずおいしかった。 |
さっきのボッカの人の写真が貼ってあり、3000回登頂記念と記してあった。すごい! |
二俣へ向け、急で歩きにくい杉林を下山。道が不明瞭で、テープだけが頼り。 |
海に向かって大倉尾根を下る |
二俣到着5時。皆無事下山。 |
杉林を下山 |
長い行程で、展望もよく、予定より時間オーバーだった。明るいうちに下山できたが、やはりもう少し早い出発のほうが安心だ。 |
娘たちが去年初めて登って「今まで行った山で、一番展望がよくいい山だった。」と言っていたが、丹沢は私も好きな山だ。季節を変えたり、何度行っても楽しめる。 |
今回Sさんが怪我で不参加。いつも一緒の人が、一人欠けても淋しい。鍋焼きうどんを食べにまた行こう。 |