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今年の秋はどこにも行けなかったので、2ヶ月ぶりの山歩きになった。 |
Kuraが温泉つきで妙義山行を計画してくれた。今回はKuraの運転する車で上信越道松井田妙義ICから妙義神社PKまで行った。 |
良い天気になり、高速道路からはギザギザの特徴ある妙義山が姿を現した。 |
その後ろには形の良い浅間山も見える。広いPKに車を止め、妙義神社の石段を登る。神社は風格のある立派なものだ。 |
妙義山(金洞山) |
本殿を左へ行くとまもなく第1見晴に着いた。 |
紅葉は少し盛りを過ぎてはいるが、平野が広がり気持ちのよい眺めだ。 |
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更に緩やかに登ると、第2見晴らしに着く。ここはさっきの見晴台より更に妙義山が近く、山並みが大きく迫る。 |
東屋を過ぎると、傾斜が増してくる。長く狭い鉄の階段が続き、振り返ると素晴らしい景色が広がっていた。 |
岩の庇の下をくぐり、紅葉の山を眺めながらアップダウンを繰り返す。 |
妙義山(白雲山) |
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それにしても今日は良い天気で11月だというのに、風もなく暑い。歩き始めてすぐにTシャツ1枚になった。 |
途中でおにぎりを一つ食べた。山歩きの時は、あまりおなかがすきすぎてからでなく、少しずつ食べて歩くほうが良いようだ。特に長い山行のときやこれから寒くなると、体が冷えてしまうため、長い休憩はしないほうが良いそうだ。 |
私は妙義は5〜6年前クマさんと来たことがあるが、その時は中ノ岳神社のほうから歩き、第2見晴らしまで行った。 |
その時は怖い鎖場はほとんどパスした。帰りが車道を登るのでとても疲れた。 |
紅葉の妙義山 |
今回は妙義神社から第4石門まではほとんど登りで、そこから石門めぐりをして、下るので今回のコースの方がよいかもしれない。 |
最初の奇岩”大砲岩”が現れた。登山道から少し離れ、断崖に突き出ている。大砲そっくりの岩と、弾のように大きな丸い岩まである。 |
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新しい鎖がつき、登りやすくなっているとはいえ、ちょっと怖い。
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中年男性が鎖を登ったところで動けなくなってしまった。立つことも出来ないが、そこでは迷惑がかかると、ずって行ってやっと移動した。その人は登ってきたことをとても後悔していた。 |
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大砲岩 |
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岩が得意なクラはひょこひょこと登っていく。岩の上の男性がクラを見て「余裕だね」と言っていた。 |
私は大砲岩だけでもう十分と思ったが、クラが登るのを見て、ここまで来たのだからやってみることにした。”胎内くぐり”と”天狗のひょうてい”などと名が付いた岩もある。やってみるとそれほど怖くはなかった。 |
岩の上に立つと、台形の荒船山、その右に神津牧場や上州の山々、その向こうには志賀の山々と幾重にも見渡すことが出来た。気温が高いからか少し霞んで見える。 |
第4石門(後方は大砲岩) |
眼下にはこれから下る、石門群が見渡せる。 |
絶景を楽しんでからランチにした。岩登りでお腹のすいたのも忘れていた。 |
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大きなアーチ型の第4石門がこのコースでは一番標高が高い所だ。写真でもわかるが、石門越しに大砲岩が見える。 |
この辺りに来るとツアーの観光客らしき人たちで賑わっていた。ここで中ノ岳神社の道を右に分け、石門巡りの道を進む。 |
少し下ると、右上に長い鎖のついた岩が出現。ここがカニの横ばい、たてばいだった。この岩は巻いていくことも出来るが、せっかくなのでこれもチャレンジすることにした。 |
傾斜はきつくないが長いので、腕が痛くなる。 |
岩を下る |
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一番上の岩の裂け目は私たちくらいがやっと通れる隙間で、ちょっと太目の人は抜けないかもしれない。 |
ここから私が先に下ったが、真中辺りまで下りたら、岩がえぐれていて足場がなく立ち往生してしまった。クラに代ってもらい、降り方を見てやっとクリア。そこからカニの横ばいを過ぎ、やれやれ地上に。 |
第1石門をくぐると登山口で、車道に出る。 |
岩の裂け目めを登る(中央下の白いシャツ) |
10分ほど車道を歩き、金鶏山を巻く登山道を下る。そこから再び車道を妙義神社PKまで歩く。
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今回、久々に山歩きができ、歩いていてとても楽しかった。歩けるということは、こんなに気持ちのよいことだった。クラにも「ちっともブランクは感じさせないよ」と言われ、一安心。 |
妙義は紅葉の頃もよいが、1万5000本のさくらが咲く季節もよさそうだ。 |
帰りには富岡の温泉"湯楽とみおか”で汗を流し、初めての足裏マッサージまでやってもらった。足裏で体の弱いところ、悪いところがあまりに当たるのにはびっくりした。 |