御正体山1681m
-misyotaisan-
 2014/07/06(日)曇りガス  
御正体山は道志の最高峰で、富士山のすぐ脇に位置し、中央線沿線の山や丹沢からもとてもわかりやすい。
8年前最短コースの池ノ平から登ったことがあった。皆は初めてなので、どうせなら歩いたことのないコースにしようと、道坂峠に駐車しバスで御正体登山口へ戻り、縦走することにした。
ここのところ雨が続いたが、今日は何とかもちそうだ。中央高速からは雪がまだらに残った富士山も見えた。
       八王子 7:00
道坂峠PK 8:00~8:40発バス
御正体登山口バス停 8:52
ゲート 9:25
水場(登山口) 9:45~50
林道分岐 10:15
登山口 10:20
池ノ平分岐 11:45~55 
御正体山  12:30~13:10 
 白井平分岐 13:40
 岩下ノ丸 14:40~50 
今倉山分岐 15:40
 道坂峠PK 15:50
走行距離:130km  ETC¥1080 バス¥360  メンバー: j.s.s.k.y5名   八王子  18:00 
道坂隧道からバスに乗る
道路は順調で早目に着いたが、腹ごしらえや準備をしてバスを待つ。
道坂隧道8時40分発のバスで、御正体登山口まで戻ることにした。7~8名が降りたバスは、登山者のためのようでここで折り返す。
(土日のみ運行) 道坂隧道 御正体登山口
10年程前、ここから今倉山へ行ったことを思い出す。見上げると、御正体山頂はすっぽり雲に覆われている。 
道坂峠は標高1020mもあるのに、400m以上下って来てしまった。
三輪神社の脇から林道を行く。 
ヤマオダマキがたくさん咲いていた。
三輪神社 ヤマオダマキ(photo by s)
飽き飽きする長く急な林道     
ゲートで林道は終わりかと思っていたら、そこからは舗装された更に急な林道が延々と続いた。 
 それにしても急だ。Sさんがジグザグに快調に登って行く。私も真似してみたら、少し楽だ。
   ゲート 長く急な林道歩き 
アカショウマ グミ シモツケソウ
1時間登りやっと水場がある登山道入り口に着いた。水は豊富で、冷たくて気持ちいい。
水場(沢を渡る) イチヤクソウ(photo by s)
沢を渡り、あまり歩かれていないような夏草の茂る道を登る。
「みんな来て~!」Jさんの声。なんと、イチヤクソウがたくさん咲いていた。先月高尾山でやっと1本だけ見られたのに。ここには沢山あった。
また林道合流(アカマツ林) 林道終点 林道から登る
30分程山道を歩いたら、また林道に合流してしまった。またしばらくは舗装路を登る。やっと林道は左右に分かれ、正面に柵がついた登山道入り口があった。 林道で昔の登山道は分断されてしまったようだ。
少し開けたところからは、道志方面が見渡せた。(展望はここだけ)
日当たりのよい所はキイチゴも多い。 
標高が上がってきたら、この辺りの森はまだ瑞々しい若葉だった。高尾山は、もうすっかり濃い緑になっているが。
道志方面 ミズナラの森
延々と続くロープの急坂
だんだんガスって来て、展望も花もなく、ロープの付いた急坂が延々続く。 黙々と登る。汗がぽたぽた落ちる。
時折、ギンリョウソウやイチヤクソウの蕾など見られ、つかの間ほっとする。 
ロープの急坂 イチヤクソウの蕾
「これは何?とっても小さな小鳥のくちばしのような花???」写真も真上からだったし、ピンボケ。(後でわかったがタテヤマリンドウの種だそうだ)
3時間近く延々と登り続け、やっと池ノ平分岐に着いた。それにしても辛い登りだった。
ベンチで一休み。冷たいオレンジをいただく。とっても美味しかった。
池ノ平分岐 ブナの森
    峰宮跡を過ぎると、一度下る。抱付岩のところが、ちょっと切れ落ちていた。 
山頂までの登りは、今までに比べたらずっと緩やかだった。 
まだヤマツツジが少し残っていた。 
 峰宮跡 抱付岩下る   
山頂でお点前
御正体山頂に着くと、二人の登山者が休憩していた。全体に人は少ない。
山頂は虫が多い。予想していたので虫対策はいろいろしてきたが、蚊取り線香が一番効くかもしれない。
山頂で一服  御正体山
お弁当に新生姜のぬか漬けをいただいた。爽やかでなんて美味しい!(帰ったら私も作ろう。) 
Sさんが野点の用意をしてくれた。山頂のお抹茶最高です。美味しくて、お代わりしてしまった。 
下山は道坂峠に向け急坂を下る。濡れているので滑りやすい。どちらのコースも楽ではなかった。
30分程で白井平分岐だ。少し傾斜が緩む。
ちょっと危険な岩場出現。注意して下る。
コアジサイ 急な岩場
ウツギやコアジサイ、クサイチゴなど白い花が多い。
最近どこに行っても笹は枯れているところが多いが、ここのスズタケは青々していた。 
尾根は涼しい風が吹き抜け、気持ちがいい。 
満開のウツギ スズタケの道
道志の集落が見えるが、山々は変わらず雲の中だ。 晴れていれば丹沢や道志の山々が見える快適な尾根のようだ。
 岩下ノ丸へ少し登り返す。手書きの山名があった。
展望地 岩下ノ丸(1304m)
ヤマボウシ ヨツバヒヨドリ咲く尾根歩き 今倉山分岐(photo by s)
檜林にかかると、下から救急車のサイレンが激しく聞こえる。事故でもあったのか?
今倉山の分岐を過ぎ、10分程下ると道坂峠に戻って来た。私達が朝来た時停まっていた車は、もう一台もなかった。
帰りは混雑を避け、道志道から帰ることにした。 
道坂峠からのコースは、最初の下りが急だったが、あとはなだらかで広い尾根歩きが多く、明るく展望がよさそうだ。こちら側からピストンの方がよかったかもしれない。 
蚊取り線香効果か、誰も虫刺されせずに済んだと喜んでいた。帰宅後、クマさんだけふくらはぎ数十か所刺されていた。CWXの上から刺されたらしい。どれだけ虫に好かれるのか。