2日前に春一番が吹き、一気に春のような陽気になった。週間予報では天気はどんどん下り坂だったが、前日になり、雨は少し遅れ、日曜の天気は晴れのち曇りに回復。雨さえ降らなければよいと願っていたが、ほとんど雲も見当たらない。 |
今回はJさんが、大月駅から猿橋まで歩けるハイキングを計画してくれた。好展望で便利なのに、歩く人が少ないと岩崎さんも言っていたそうだが、やはりガイドブックなどで紹介されないと、訪れる人は少ないのかもしれない。ハイカーにとっては、静かな山歩きが楽しめるので好都合だが。 |
富士山も大きく |
 |
 |
大月駅から、甲州街道を都留高校まで西へ進む。無辺寺に菊花山の登山口があるという。 |
寺にたどり着くまでわかりにくく、会う人に聞きながら歩くが、菊花山の名前さえ皆知らなかった。 |
早くも大きな富士山の姿が見えた。 |
|
本堂とお墓の間の急階段 |
お堂の近くに見慣れた標識 |
 |
 |
無辺寺の急な階段を登り、見上げると山梨県の見慣れた標識があった。 |
今日は春めいて暖かく、急な崖を一登りしたら汗ばんでくる。 |
登りきったところに、標識があり、大月駅から直登できるところもあるようだ。 |
岩殿山 |
菊花山への登り |
|
 |
 |
|
富士山と大月市街 |
ポカポカの尾根 |
大月市街と滝子山、大菩薩山塊 |
 |
大展望の菊花山 |
|
菊花山は低山ながら大展望の山で、ほとんど360度見渡せる。 |
富士山は大きく、その手前は御正体山、北側には滝子山、大菩薩山系、南には道志の山々、そして目の前には九鬼山が見渡せる。 |
菊花山(岩殿クラブ標識) |
一汗かいたので、風が気持ちよい。 |
菊花山下り |
菊花山は、太陽が昇ると大月市街を包むように影を落とし、そのため日が当たる時間が遅くなると市民からは”貧乏山”などと不名誉な名で呼ばれているらしい。 |
手作り標識 |
 |
 |
岩殿クラブ(地元の山岳会か?)の手作り標識が、要所要所にありありがたい。 |
小さなピークを越え、再び登り返す。 明るい雑木林や、籔っぽい中を登ると、沢井沢ノ頭へ出る。猿橋方面への分岐となる。 |
|
沢井沢ノ頭へ |
馬立山への急登 |
 |
馬立山 |
 |
大きな岩を廻り込み、ロープのついた急登を登ると、馬立山に着く。雑木に囲まれここはあまり展望はよくない。 |
風もなく穏やかで、倒木のベンチに腰をおろし、お弁当を広げた。 |
馬立山797m |
|
緑のネットに包まれたヒノキの植林 |
 |
ここより田野倉駅へ下りたり、九鬼山への縦走もできるが、私達は沢井沢ノ頭へ戻り、御前山へ向かう。 |
Sさんによると、 九鬼山は春も花がいっぱい見られるそうで、季節を変えまた違うルートで歩いてみたい。 |
ヒノキの植林を過ぎたあたりで、御前山への道を分け、大月駅へ下る標識があった。 |
木々も真冬とは違い、もう緑色の新芽を出し初めている。 |
大岩を廻り込み御前山へ |
ポカポカ御前山 |
|
 |
御前山は、露岩の山頂で、南面が180度開けた陽だまりの山。数名の登山者が休んでいた。 |
|
冬場は、あまり休憩を取り過ぎると体が冷えてくるが、今日はそんな心配はなく、お昼寝でもしたいようなポカポカ陽気。 |
露岩の御前山山頂 |
|
道志山塊 |
あまりの気持ちよさに、ここでも展望を楽しみながらゆっくり休憩。道志の山間には、集落も見られる。 |
御前山は厄王山の別名もあり、岩殿クラブの標識にはそう記されていた。 |
分岐から一登りして、アンテナの建つ神楽山にも寄ってみた。カヤトに囲まれた狭い山頂で、アンテナを支える針金が道を遮断し、ちょっと危ない。 |
 |
 |
猿橋に向けすぐ下山。 |
|
神楽山 |
百蔵山・扇山と猿橋の街 |
雑木林を下り杉林を抜けると、車道に出る。下方には猿橋市街と百蔵・扇山の稜線が広がる。猿橋駅は近い。 |
ここ数日暖かいので、急に杉花粉が飛び始めた。男性二人は、マスクをつけ、くしゃみをしたり、鼻をかんだり大変だった。 |
高尾駅で解散前に、今年の計画など話しながら蕎麦屋でカンパーイ! |