山行予定の日曜日はラッキーなことに梅雨の中休み。去年の夏は、大菩薩周辺をよく歩いた。丸川峠から落合まで歩いた時に黒川鶏冠山を素通りしていたので、三窪高原のツツジを見がてら行ってみることにした。 |
両方行くとなると、やはりマイカーが便利だ。 |
新緑と苔の森 |
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標高1480mの柳沢峠は、肌寒いくらいだった。保護してあるレンゲツツジが見られたが、時期的にはやや遅い。 |
道路を渡り、クマザサの茂る坂を上って行くと、周遊道路に出る。大合唱の蝉の声に迎えられた。 |
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柳沢峠のレンゲツツジ |
苔むすカエデ |
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ナラ坂の標識があり、ブナの道、花ノ木尾根、梅ノ木尾根と記されていた。 |
この辺りはアップダウンも少なく、森林浴をしながらウォーキング気分。 |
木も岩も苔に覆われている。 |
ヤマツツジ見頃 |
苔むす岩 |
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見覚えのある六本木峠に着いた。 |
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ヤマツツジが見頃で、緑の中にオレンジ色が冴える。 |
林道を横切ると平坦な道で、途中樹間から鶏冠山が見えた。 |
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六本木峠 |
黒川鶏冠山を望む |
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去年間違えた分岐(新横手山峠)を過ぎ、金山跡分岐を過ぎるとすぐに横手山峠に着く。 |
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標識に従い緩やかに上って行くと、右手に霞んではいるが大菩薩の姿が望めた。 |
峠のような山頂の黒川山に着いた。 |
黒川山(1710m) |
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サラサドウダン |
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5分ほど左へ行くと見晴台がある。岩が飛び出た明るい場所だった。少し日が射してきた。 |
雲が厚く、あいにく展望は望むことが出来ない。時々スーッと雲が引くと大菩薩方面の山々が姿を現す。 |
元の道に戻り、鶏冠山を目指す。 |
モミの新緑 |
見晴台 |
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低山ではもう青葉になっているが、標高の高いこの辺りはまだ、瑞々しい若葉だ。 |
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鶏冠山へは往復30分ほど。根がはびこる急な岩場を乗り越えていく。 |
ヒメイワカガミやシャクナゲが多いが、残念ながら花は終わりのようだ。 |
鶏冠山分岐 |
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根がはびこる岩場 |
岩場を越えると、狭い鶏冠山山頂に小さな祠があった。祠の後ろから切り立った岩の上に登ると、結構な高度感がある。 |
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Jさんが豪華なフルーツゼリーを持ってきてくれた。今日は私達の結婚記念日。(いつ話したのか?) |
ご馳走様でした。 |
鶏冠神社の小さな祠 |
頂上の岩場よりヤッホー |
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帰路は違う道を歩こうと、北側の道をハンノキ尾根に出て行くことにした。 |
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大きなダケカンバ、苔むした石畳のような道、大木の枝をYの字のように挟んで伸びた木。深い森の営みは、目を楽しませてくれる。 |
鶏冠山の巻道 |
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Yの字型になり支える木 |
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Jさんが「このコースは、家の近くのウォーキングコースより楽だわ」それもそのはず、柳沢峠から鶏冠山は標高差わずか230m。 |
のんびり柳沢峠に戻り、ランチタイム。 |
苔いろいろ |
ヤマツツジの道 |
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ヤマツツジ満開の三窪高原 |
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車で笠取林道をNTTの電波塔が立つ、三窪高原登山口まで入る。ここには5~6台駐車スペースがある。 |
ゲートをくぐり、林道を15分ほど登るともう三窪高原に着く。そこは濃いオレンジ色のヤマツツジで埋め尽くされるようだった。 |
以前はレンゲツツジ が多かったが、鹿の被害ですっかり姿を消し、今ではフェンスで保護し、わずかに残っているだけだった。 |
三窪高原登山口 |
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ヤマツツジ大群落 |
満開! |
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ハンゼノ頭に向かい少し登って行く。見晴らしの良いところだが、富士山も南アルプスも今日は見えない。 |
これほどのツツジの大群落は見たことがなかった。三窪高原を一周し、ツツジのトンネルをくぐり、オレンジ色に染まりながら楽しんだ。 |
ハンゼノ頭 |
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そういえば、6月24日はヤマツツジの日だそうだ。(そんな日があったとは・・・) 偶然にもちょうど見ごろの大群落のツツジを見られ、皆大満足。 |
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板橋峠まで行くことも考えたが、もう十分楽しんだので、電波塔の所から戻ることにした。 |
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フェンスの中のレンゲツツジ |
電波塔 |
帰りの高速は、17キロの大渋滞に巻き込まれ、談合坂SAではなかなか出られなかった。車は便利だが、それが難点。 |
梅雨の合間だが、今日は一日雨にも降られず、爽やかな一日だった。 |