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前日新潟で甥の結婚式があり、五頭温泉に泊まった。いつもの山好きメンバーは、せっかく新潟まで来たので、翌日は軽い山登りをしようということになった。そこで新潟在住のkimikimiさんに尋ねたところ、候補をいくつか挙げてくれた。そのうちの一つに、飯豊山大展望の「倉手山」があった。以前行ったことのあるjunjunから、バックに残雪の飯豊山が写る素晴らしい写真を見せてもらったこともあり、また、昨年友人と計画していながら、私は行かれなかったのでぜひ飯豊山を見てみたかった。 |
今回も台風17号の動きが心配だったが、どうやら曇りベースでなんとかもちそうだ。 |
行くまでは倉手山は新潟県だとばかり思っていたが、なんと山形県だった。 |
橋の向こうが駐車場 |
小国町で玉川沿いに長者原まで遡ると、赤い橋を渡ったところに駐車場があった。 |
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この登山道は平成9年に整備され、アプローチも短く、2時間程度で登れるようになったそうだ。それまでは、飯豊山荘の先の温身平から尾根を辿って登り、整備も不十分で、誰でもが簡単に登れる山ではなかったようだ。 |
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登りはじめは階段。そしていきなりの急登続き。少し甘く考えていたので、結構大変だった。特に半年ぶりのtamiさんには、きつそうだった。 |
植生もタムシバ、シャクナゲ、イワカガミ、イワウチワ、ショウジョウバカマ、ブナと関東の山とは違う。花の頃もよさそうな山だ。 |
橋の手前左側が登山口 |
標高が上がるとガスが出てきた。 |
尾根道を行く |
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降りてきた夫婦が、「ガスっていて全く展望はないし、急坂続きなので、あきらめて途中で引き返してきました。」と言っていた。 |
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このくらいの標高では山頂は雲の上なんていうことも期待できないし・・・ |
でも私たちは、こんな遠方まで来るチャンスはめったにないので、皆「絶対山頂を踏んで帰る!」と意気込む。 |
尾根上のピーク(ここより700mの標識) |
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倉手山登頂! |
真っ白なガスに包まれ、倉手山頂がどこなのかも全くわからず、淡い期待をもっていた飯豊山大展望もこれでは・・・ |
山頂で飯豊山を眺めながらゆっくりランチも無理なので、コンビニおにぎりやパンをかじり、引き上げることに。。。 |
目の前に見えるはずの飯豊山は・・・ |
な〜んにも見えず、すっぽりと雲の中。雨粒も落ちて来た。見えるはずの飯豊山を頭に描き、仕方なく下山。 |
下山途中から少し雲が上がり、真っ白だった景色が少し見え始めた。でも残念ながら飯豊山は見えず終い。 |
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登山口近くにある梅花皮荘の露天風呂で、川を眺めながらゆっくりと汗を流した。 |
展望は全くなかったが、東京は雨だったそうなので、歩けただけでもよかった。 |
苗場山以来東北の山は2度目というyukoさん、膝の故障で今年の夏山もあきらめたtamiさんも「登頂できた充実感でいっぱい。少し自信がついたわ」と喜んでいた。来年夏の親戚山行は一緒に行く約束をして、新潟を後にした。やはり、飯豊山は幻の山に終わった。 |