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2月の月例山行は、山梨の秀麗富嶽十二景の10番目にも指定されている九鬼山になった。数年前から計画倒れになっていたが、やっと実現した。今年は雪が多そうなので、久々にアイゼンを持って出かけた。 |
2月は期間限定の四季彩河口湖号が運行されているので、立川から乗り換えなしで富士急行線まで行くことが出来る。4両編成の展望車両で、1両目は上の写真のように、座席が窓側を向いて、広いテーブルがついている。私達が乗った4人掛け車両も、同じテーブルがついてゆったりしていて、ちょっと旅行気分。4分前に甲府行きがあるためか、空いていた。待ち合わせで、途中停車したら、”鉄ちゃん”らしき学生がカメラを構えていた。 |
禾生(かせい)駅に下りると、小さな待合室には、懐かしい火鉢が置かれ、手作りの食材が並んでいた。漬物、ほうとううどん、お菓子、ミルキークィーン(米)・・・。買いたいけど重いし、迷っていたら、女性の駅長さんが、「まとめて田野倉駅に届けてあげますよ」というので、いろいろ買い込んだ。 |
”禾生駅売店”地元の食材が並ぶ |
ここのほうとううどんは絶品!しこしこして美味しかった! |
下車した人は少なかったが、買い物に時間がかかりやっと出発。 |
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国道139号線を少し戻ると、登山口の標識があった。落合橋を渡ると、九鬼神社からの急登コースと杉山新道コースのY字路で、杉山新道コースはその右手の道の煉瓦造りの東電用水路をくぐる。 |
雪もあるので、私達は迷わず杉山新道を行く。 |
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レンガの用水路 |
急登コースと杉山新道分岐 |
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雪は日向ではなかったが、高度を上げていくと多くなってきたが、トレースはしっかりしているし、標識もあるので迷うことはない。 |
結局、登りではアイゼンは着けなかった。 |
しばらくは、つづら折の杉林の急登が続く。1時間ほどで手書きの標識に弥生峠と書いてあった。まもなく明るく開けた雑木林に出た。 |
ハチのテラス(ハチが多いところなのか???) |
明るい広場 |
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この足跡は?いのしし? |
鈴ヶ音峠分岐(尾根に出ると積雪多い) |
木々の間から、富士山の真っ白な姿が美しい |
登山道をいのししかと思われる足跡が点々と横切っていた。 |
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展望が開けた場所に出ると、リニア展望台と書かれていた。向かいの高川山に、リニアモーターカーのガイドウェイが突き刺している。その後ろには三つ峠から去年行った本社ヶ丸への稜線が続き、そして、山々の間からは真っ白な南アルプスも見えた。 |
九鬼神社からの登りと合流したところが、富士見平とあり、、いつの間にか富士山が目の前に大きく見えた。陽だまりのベンチで、先客がお弁当を食べていた。 |
私達もここで大休止。ランチタイム。 |
リニア展望台より高川山を望む(画像クリックで拡大) |
九鬼山頂(日影、風があり寒く長居はできない) |
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更に一登りしたところが九鬼山頂。日影で風があり、寒くて長居はできない。数年前に登ったクマさんから、休憩は山頂手前の富士見平がいいと、聞いていたが、その通りだった。 |
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下りはアイゼンを使った。北斜面になるため、雪が多く、地図にザレ場とあるところは、狭く急で怖い。写真など撮っている余裕もなかった。 |
紺場休場という開けたところまで下りやっとほっとする。 |
北斜面を下る、この先急坂 |
札金峠手前に田野倉駅への分岐があった。 |
紺場休場 |
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田野倉駅への分岐 |
林道も雪が多い |
田野倉駅”トーマス号”に乗る |
下山は猿橋へ行くコースも考えたが、雪が多く、日も短いからと田野倉駅に下った。それに、禾生駅で朝買物もしていたので、変更するわけにはいかなかった。田野倉駅も女性の駅長さんで、私達の荷物もちゃんと届けられていた。山歩きをしながら、地元の名産など買えるのも楽しみの一つだ。 |
一年に一度くらいは、雪の低山歩きも楽しい。でも、寒〜いこの時期、友達が一緒でなかったら、なかなか出かける気にならないかもしれない。やはり友達の力は偉大。 |