5月15日(土) |
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今朝はウコッケイが、4時頃からにぎやかに♪ コケコッコー ♪目覚ましはいらなかった。 |
お弁当をお願いして、テルモスにお茶とお湯をいれてもらい、冷たくおいしい湧水もペットボトルに満たしてもらって、三浦口まで車で送ってもらった。 |
何から何までお世話になりました。 |
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三浦口 |
吊り橋(船戸橋)を渡る |
十津川村には、生活のための吊り橋がたくさんあるそうで、三浦登山口にも吊り橋(船戸橋)がかかっていた。 |
今日は、三浦峠まで標高差700mを上り、16.8km歩く。見上げると、木のない開けたところが三浦峠と聞いたが、そうとうかかりそうだ。 |
民家の間を抜けて行くと、石垣の間に残る古い石畳の急坂になる。 |
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石畳の急坂を上る |
吉村家大杉の防風林 |
吉村家跡 |
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三浦峠へ |
杉林の薄暗い中、一際巨大な杉古木が現れた。樹齢数百年は経っていそうな、吉村家跡の防風林だった。 |
麓で見た、開けたところに出ると、向かいには伯母子岳が望める。 |
2時間余りでやっと三浦峠に到着。 |
三十丁の水 |
伯母子岳方面 |
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三浦峠は周囲が開け、昔は茶屋があったそうだが、現在は林道が走り、展望もなく、面白味のない峠だった。トイレもあり、東屋で一休みする。 |
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林道を横切り、防護柵のある道を行くと間もなく、古矢倉跡に着く。茶店兼旅籠だったそうだが、苔むした石仏が1体たたずんでいた。 |
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三浦峠 |
古矢倉の石仏 |
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出店跡(茶店、旅籠跡) |
石積みを残す尾根道 |
アセビの道 |
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樹間から今西集落が見える |
五輪の塔 |
矢倉観音堂 |
今まで、鳥の声と風の音しか聞こえなかったが、遠くでチェーンソーの音がする。里が近くなったのか。 |
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矢倉観音堂は、3体の地蔵が安置されていて、耳を患う人が願をかけ、地蔵の頭をなでると治ると書いてある。私達も手を合わせた。 |
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めはり寿司 |
今日のお弁当は、おにぎりと熊野名物めはり寿司(高菜の浅漬けでくるんである)。塩分がちょうどよい感じ。 |
農家民宿の奥さん特製おにぎり弁当(メッセージ付き) |
ギンリョウソウ |
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無人となった農家の庭先に出ると、西中に通じる林道に出る。 |
間もなく西中バス停に到着。今日は車道歩きが2時間半もある。 |
バスは、日祭日は1日3本のみ、平日は6本。スクールバス兼用なので、学校がお休みのときは減ってしまう。 |
階段を下り、山道へ |
小辺路の標識 |
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ちょっとズルしてバスを待つ |
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次のバスまで1時間以上待たなければならないが、車道歩き2時間半は辛い。歩き通したことにならないので、ちょっと迷ったが、疲れているし、バスを待つことにした。 |
20分ほど歩くと宮平というバス停にトイレがあるので、そこまで歩く。 |
ここで、やっと携帯が通じた。 |
西中バス停 |
国道425号を宮平へ |
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バスの乗客は、十津川温泉まで3人だけ。30分ほどで十津川温泉到着。 |
えびす荘は小じんまりした旅館だが、源泉かけ流しの温泉付き。3日目となり、疲労もたまってきた。ゆっくりと温泉に浸かれるのはうれしい。 |
夕食は、やはり山の幸。鴨肉かと思ったら、なんと今日は初のキジのしゃぶしゃぶ。今回の食事はどこもみな、ワイルド。 |
宮平のトイレ |
十津川温泉えびす荘 |
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落し物が届いた! |
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近くの民宿に泊まっている人から宿に連絡があり、私が初日に落とした行程表を拾った人がいるが、心当たりがないかというものだった。 たぶん私のものだと言うと、宿の人が、出向いてもらってきてくれた。 |
行程表はクマさんも持っていたので、もうすっかり諦めていた。 |
私の個人情報は記入してないが、宿の電話番号は書いてあったので、わかったようだ。 |
まさか、私達の後を歩いている人がいて、それを拾ってくれた人がいるとは思ってもいなかった。まして、それが届くなんて奇跡的。ちゃんとゴルフ用の鉛筆付きで戻ってきた。どなたかわかりませんが、ありがとうございました。 |
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夕食(キジのしゃぶしゃぶ) |