木曽駒ケ岳 (中央アルプス)2956mm
-kisokomagatake-
    2010年8月20(金)~21日(土)
行 程(4時間)
8/20 八王子  9:35
 駒ヶ根IC 12:30
ホテル  12:40
8/21   ホテル  5:00
しらび平  5:40~6:00
 千畳敷 6:07~25
乗越浄土  7:20~25
中岳  7:45~50
 駒ケ岳 8:15~9:00
 中岳 9:20
 乗越浄土 9:35
千畳敷  10:25~50
 しらび平 11:00~05
 ホテル  11:30 
ホテル: 駒ヶ根高原ホテルリンクス  温 泉:こぶしの湯(600円)シニア割引有 
費用 ETC(3900+1000)+ロープウェイ2200+バス800×2   メンバー :クマ、てくてく  走行距離  往復420km 
今年の夏
家庭の事情で、今年は夏山に行くことができずに終わってしまいそうだった。例年の親戚山行も残念ながら不参加。
やっと、この金、土と2日間自由になる日ができた。行きたい山はいっぱいあるが、連日の睡眠不足で体力がなく、行程が長い所は無理そうだ。
U子さんたちが、夏山トレーニングで行ってきたという、木曽駒ケ岳なら行けるかもしれない。山は無理でも、千畳敷を散策しただけでも、高山の雰囲気が味わえそうだ。
 急きょ探した、駒ヶ根高原のホテルに前泊し、温泉でゆっくりすることにした。
 この辺りは、”みそかつ丼”が名物だそうなので、お昼にガロというお店に入った。
ご飯の上にキャベツがてんこ盛り、特大ヒレカツが4枚も乗っていて、蓋も閉まらないビックサイズ 駒ヶ根名物「みそかつ丼」
以前から名古屋のみそかつ丼を食べてみたかった私も、これにはびっくり。美味しかったが、半分食べるがやっと。周りを見ると、女性はほとんど食べきれず、残りをパックに詰めてもらっていた。旅行中なのでそうもいかず、もったいないが残してしまった。クマさんは完食。 
ピーカンの朝
木曽駒は、私は10年ほど前に友人と、夜行日帰りツアーで、行ったことがある。その時は、天気が悪く、ガスって何も見えなかった。
クマさんは、今回初めて。さすが晴れ男、朝からすっきり晴れ上がった。
 バスは、ホテルの前から出るので便利だ。一番(5時)のバスに乗る。
駒ケ岳ロープウェイ 日暮れの滝(ロープウェイより)
 大展望  
 ロープウェイは7分で高低差950mを上る。雲海の上に出た。
千畳敷は、麓の暑さがうそのように、気温12度。最高でも19度くらいだそうだ。 
 一番のバスに乗ったので、ロープウェイも待たずに乗れた。
 雲海に浮かぶ南アルプス(左の台形は富士山、中央のとんがりは塩見岳  千畳敷カール
雲ひとつない青空で、カールの白い壁面が美しい。雪渓も見られる。
 夏の終わりで、花は少なくなっているが、それでも高山の花たちにたくさん出会えた。
雲海の上に、台形の富士山南アルプスが広がる。中央の一番高い所が、塩見岳だそうだ。 
 こんなよい天気では、ここで帰るのはもったいない。
行けるところまで行ってみよう! 千畳敷が広がる
八丁坂へ
乗越浄土
 このコース一番の難所、八丁坂を上る。団体さんと一緒になってしまい、だらだらと後を登っていく。ゆっくりペースで、私達にはちょうど良かった。
 花の写真を撮ったり、あまりの展望のよさに何度も後を振り返りながら登ったので、息を切らさず登ることができた。
乗越浄土 雲海の上に広がる南アルプス
中岳
 乗越浄土からは、中岳宝剣岳伊那前岳が見渡せる。
これからは、平坦な道を進み、中岳へと登る。咲き残りのコマクサが少し見られた。トウヤクリンドウはたくさん咲いている。 
中岳へ 宝剣岳、三ノ沢岳、奥は恵那山
中岳に登ると、目の前に木曽駒ケ岳がやっと姿を現した。その向こうには、槍ケ岳のとんがりから続く、穂高連峰の姿に歓声をあげてしまった。
 駒ケ岳の左側には、木曽御嶽山が美しい姿を見せる。
 中岳の下りは、岩がごろごろした歩きにくい道だった。
木曽駒ケ岳と穂高連峰、槍ケ岳ズームアップ(中岳より) 中岳を下る
 木曽駒ケ岳登頂    
 8時15分、駒ケ岳に登頂できた。
 山頂で出会った人が、「こんなに展望のよいときは、10回登って1回あればいいほうだ。」と言っていた。クマさんは1回目、私は2回目だから、相当運がいいことになる。
 前回は、何も見えなかったので、初めて登った山のようで、感激も大きい。
  山頂の祠、左は御嶽山  木曽駒ケ岳(2956m)登頂
八ヶ岳、富士山、南アルプス   中央アルプス
  360度大パノラマ  
 山頂は、風もあまりなく、寒くもなく、ゆっくりと大展望を楽しめた。
45分も山頂で、展望をを満喫し、下山にかかる。 
 ツアーのガイドさんの言っていたとおり、気温が上がると、がどんどん湧いてきた。
 宝剣岳と宝剣山荘   宝剣岳のてっぺんには人が! 
 ロープウェイは、土日は長蛇の列だそうだが、早出、早帰りだったので、待たずに乗れた。
 行程はわずか4時間だったが、山頂を踏むことができたのは大きな喜びとなった。涼しい山の上で、美味しい空気を吸い、美しい景色を見られ、心身ともにリフレッシュできた。
~木曽駒ケ岳の花~ 
 ミヤマリンドウ ウサギギク   タカネグンナイフウロ  トウヤクリンドウ コマクサ 
 クルマユリ ミヤマトリカブト  ミソガワソウ  チシマギキョウ  ミヤマコウゾリナ 
 ヨツバシオガマ モミジカラマツ  ヤマハハコ  ハクサンボウフウ  シナノオトギリ