久々の山歩き |
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11月は家庭の雑用に追われ、ほとんど自分の時間も作れず、山にも行かれなかった。 |
今日は久々に歩ける。天気は快晴。12月とは思えない暖かい一日になった。 |
車で日原鍾乳洞の入り口まで行くことができる。付近には駐車場もたくさんあった。平日で朝早いので空いている。 |
車から降りると、とても寒い。 |
登山口の階段 |
東日原駐車場(右は籠岩) |
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激登りガンバレ!! |
登山口の階段を登ると、すぐに”ここから激登りガンバレ!!”の標識。 |
籠岩を登りきるまでは、本当に急坂続き。 |
ややなだらかになり、人が住んでいた跡と思われる、苔むした石垣が残っていた。 |
T字路からは、また九十九折りの急坂を30分ほど登る。 |
金袋山のミズナラ標識 |
激登り |
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道があまりはっきりしないところがあるが、ちょっと迷うと、標識があり、木にテープがついているので、心配はいらない。 |
明るい尾根歩き |
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北側の斜面を登っていると、頭上には朝の陽射しが明るく降り注いでいる。登りきると、葉を落とした尾根は、陽の光でいっぱい。 |
一石山辺りだが、行くときは標識が分からなかった。かまぼこ板に、マジックで書いた山名が、針金で木に括りつけてあった。 |
向かいには鷹ノ巣山が見える。 |
一石山辺り |
明るいブナの尾根 |
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ミズナラの巨樹 |
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植林の暗い杉林を左に、右は明るい雑木林の尾根を30分ほど登ると、広く平らな場所に出る。その中に一際目を引くミズナラの巨樹があった。 |
幹回り7.5m、樹齢は500年以上。恐竜のように横たわっている。 |
以前のガイドブックには、人が木の上に乗った写真が載っていた。 今では、保護のため、枯れ木でサークルが出来、近寄ることはできない。人と比較した写真を撮りたかったが、できなかった。 |
5分ほど登ったところが人形山で、ここも探さないと行き過ぎてしまう小さな表示が木についているだけだった。 |
ミズナラの巨樹(樹齢500年) |
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この尾根はタワ尾根といい、長沢背稜のタワ尾根の頭まで続いている。 |
葉がすっかり落ちたこの時期は、明るく見晴らしがよい。右に長沢背稜、左には石尾根を見ながら歩ける。 |
人形山(1176m) |
長沢背稜 |
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広い尾根は登山道が分かりにくいが、ずっと目印の赤いテープが道案内をしてくれる。最近登る人も多くなったようだ。 |
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右のような東京都のマークがついた石標が尾根のところどころにあるので、それも目印になる。 |
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赤いテープが目印 |
石標(東京都のマーク付き) |
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同じように金袋山(きんたいさん)の山頂も、気をつけていないと見過ごしてしまう。 |
普通尾根歩きは多少のアップダウンがあるが、ここは、ずっと登りのみ。今日は風もなく暖かいので、歩いていると暑いくらいだった。 |
金袋山(1325m) |
鷹ノ巣山から石尾根 |
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篶坂ノ丸(すずさかのまる)も広い所で、山頂という感じではない。手書きの標識は、消えかかって古いものから新しいものまで、3種類ついていた。 |
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ここから先は、地図に破線もないので、私達はここまでで、引き返すことにした。 |
篶坂ノ丸(すずさかのまる)1456m |
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ボサボサの木 |
枯れ木のベンチに腰をかけ、お弁当を広げた。今日はおにぎりとミニカップヌードル、りんご。山ではなぜかインスタント麺が美味しい。 |
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下山途中で、ベテラン風の大きな荷物を背負った人が、汗をかきながら登ってきた。今日初めて出会った登山者だった。今日はそのあとミズナラの巨樹のところで、一人と、出会ったのは二人だけだった。 |
友人の知り合いに、各地の巨樹を訪ね歩いている人がいる。私は巨樹に特別な関心はなかったが、知らないうちに武甲山の大杉、笹子雁ヶ腹摺山の矢立の杉など巨樹を見ていた。時代を見続けてきたような巨樹との出会いも、山歩きの楽しみの一つになるかもしれない。 |
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手作りの標識 |