横浜在住のTさんが鎌倉アルプスを案内をしてくれるというので、今回は大勢参加で賑やかなハイキングになった。偶然にも、今年になってアルプスシリーズ3回目になる。 |
普段はあまり行くことがない地域で、久々に京急に乗り金沢文庫駅に集合した。鎌倉アルプスといっても何コースもあるが、全てお任せでガイドブックには載っていない道や、コースを案内してもらった。 |
金沢文庫駅からは、住宅街の中を行く。標識はあるが、こういうところがわかりにくい。 |
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マンションの横の階段を上るとやっと能見堂緑地となり、ハイキング道になった。 |
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住宅街にある標識 |
マンションの脇を抜ける |
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能見堂緑地 |
能見堂跡梅林 |
能見堂跡 |
能見堂は小高い所にあり、梅がちらほら咲き始めていた。寒さのせいで、今年の開花はどこも遅れそうだ。 |
横浜横須賀道路の下をくぐったり、越えたりして行くと、金沢動物園へ着いた。 |
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トイレ休憩をして、木道を歩き湿地帯を抜ける。 |
池には薄氷が張っていた。今日はこの冬一番の寒さだそうだ。 |
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金沢動物園 |
薄氷張る池 |
晴れているのに、白いものがチラチラ舞ってきた。風花というのか、一時は地面が白っぽくなった。 |
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このコース一番の急登、長い階段が続き尾根に出る。 |
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尾根上にある大丸山は横浜市最高峰で、4等三角点(4等まであるなんて知らなかった)がある。 |
八景島方面の見晴らしがよく、海が見える気持ちのよい所だ。 |
尾根に登る |
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大丸山(156m) |
右も左も住宅街で、その間に残る尾根がハイキングコースになっている。時々犬の散歩をしている人はいるが、日曜なのにあまり歩いている人に会わない。 |
お線香の匂いがすると思ったら、鎌倉霊園と横浜霊園の間を歩いていた。 |
スルスルと走る小動物。リスだ。八景島より逃げ出した台湾リスだそうで、増えて困りものらしい。言われてみると、木の皮がすっかり食べつくされ、枯れ木になっているものもあった。 |
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竹林を過ぎると天園(てんえん)に着く。、天園には茶店が2つあり、大きな夏ミカンの木があった。 |
私達は、その先のゴルフ場脇の日当たりのよい広場でお弁当にした。すでに多くの人が休んでいた。 |
天園まで来ると人も多くなった。 |
天園へ |
天園茶店 |
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ゴルフ場わきの草地 |
大平山を下る |
大平山より海が見える |
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大平山は岩がごつごつした所で、見晴らしがよい。 |
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ここからが、Tさんのおすすめコースを行く。どこを歩いたのか、方角もさっぱり分からず、絵地図もいい加減になってしまった。(すみません) |
切り通し |
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瑞泉寺山門 |
天園から沢沿いに下る。鎌倉は切り通しが多いそうで、このコースも何ヶ所かあった。 |
一度住宅街に出ると、瑞泉寺目指し緩やかに上る。山門を通り、寺の前で右折するとすぐに、ハイキングコースの入り口がある。 |
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瑞泉寺からUターンするように、再び山道を上る。 |
途中の崖にはやぐらと呼ばれる、横穴式墳墓の跡が残っているところが何ヶ所かあった。 |
瑞泉寺脇のハイキングコース入口 |
やぐら |
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沢を渡る |
標識 |
朝夷奈切通入口 |
沢を渡り、緩やかに下るとまた民家のある所に出た。 |
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ここから朝夷奈(あさいな)切通を越えて、朝比奈へ行く。ここは鎌倉七口の一つで、鎌倉の外港、六浦へ通じる古道だそうだ。 |
岩だらけの急坂で、当時ここを越えるのは馬も人も大変そうだ。 |
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切り通し急登 |
切り通しの崖には仏像が彫ってあった |
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切り通しを下ると、熊野神社への道がある。苔むした杉林の雰囲気は、熊野古道のようだった。 |
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若いカップルが、神社へと登っていった。華やかなところが多い鎌倉へ来て、こんな山の中へ来る若者も珍しい。 |
熊野神社入り口 |
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朝比奈バス停 |
立派な家々が並ぶ町に出ると、朝比奈バス停まではすぐだ。 |
鎌倉ハイキングなので、舗装路が多いかと思っていたが、ほとんどが土の道だった。Tさんは靴の汚れを落とすようにと、2Lの水とスポンジたわしを持ってきていて、バスを待つ間皆で使わせてもらった。他の男性陣にはない、気配りの細やかな人だ。 |
沼津アルプスに続き、今回も海を見ながら歩けた。鎌倉は歴史を感じさせる趣のあるところだった。 |