8月に入ってから猛暑が続き、この日は東京は始めての猛暑日で36・7度もあったそうだ。帰省ラッシュで車はいつもより混んでいた。私達軟弱ハイカーは、少しでも楽をして涼しいところを歩きたいと、小諸の先の高峰高原まで車を進めた。 |
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高峰高原は車で標高2000mまで登れるので、頬にあたる風は爽やかで気持ちがよい。途中でエアコンを止め、窓を開けた。窓からは早くも高山植物がたくさん見られるようになった。 |
湯の丸高峰林道は、夏の間一般車は通行禁止で、バスがピストンしているとあったので、車坂峠に駐車した。そしたら高峰温泉までは車で入れたのだった。でも、林道の両側はお花畑で、ヤナギラン、ハクサンフウロ、ハクサンオミナエシなど咲き誇っている。水ノ塔山・篭ノ登山の展望もよい。 |
高峰温泉はランプの宿とあり、帰りに温泉に入ってみたかったが、宿泊客以外は2時で終わりだった。 |
ここからはカラマツとクマザサの森を行く。ガレた尾根に出ると篭ノ登山までの稜線が目の前に見える。。高山植物も多く、特にハクサンオミナエシ、イブキジャコウソウ、マツムシソウが多く見られた。 |
水ノ塔山からは赤ゾレと呼ばれる細い稜線をいく。 |
水ノ塔山(2202m)右・東篭ノ登山(2227m)左 |
振り返るとアルプス的な景色が広がる。 |
シャクナゲが多い急斜面を登ると東篭ノ登山へついた。 |
石がゴロゴロした山頂は広く、展望は雄大だが、雲が多く遠くは望めない。日影もなく暑いので、西篭ノ登山まで行くことにした。 |
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西篭ノ登山は往復1時間とあるが、まず長い下りがあり、それから登り返す。 |
先に到着したご夫婦が、「こちらにコマクサがたくさん咲いていますよ。」と教えてくれた。ガレ場が多い山なので、私達もコマクサは咲いていないのかしら。と話していたところだったので、喜んで見に行った。 |
山頂より少し下ったガレ場にたくさん咲いていた。色も他で見たより濃いような気がする。山頂まで行っても、気が付かずに戻ってきそうなところだった。思いがけずにコマクサが見られ大感激だった。 |
下山は、もう一度東篭ノ登山へ戻り、池の平へと下った。ここからは、バスで、車坂峠へと向かい、温泉で汗を流した。 |
コマクサ(西篭ノ登山) |
高峰温泉ホテルの入浴料は800円だが、団体さんが人数が足りないからと、入れてくれたので、団体割引の500円ですんだ。(ラッキー) |
以前反対側の黒斑山に登ったことがあるが、こちらの方がアップダウンも多く、ガレ場も多いので大変だった。 |