梅雨明けの猛暑日(八王子の最高気温37.5度)、景信山のルートでここだけ残していたヤゴ沢コースを歩いた。このコースは、昭文社の地図には載っていないがよく整備されていた。 |
景信山は、小仏峠からのメインルート、南東尾根コース、砂利窪コース、東尾根コース(バリエーションルート)はすでに歩いたので、いつかヤゴ沢を登ってみたいと思っていた。 |
高尾駅発小仏行きは、平日にもかかわらず満員。こんなに暑くても元気な中高年は多く驚いた。(私達もその仲間かもしれないが) |
ヤゴ沢コース |
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小仏バス停で下車し、林道を登って行く。南東尾根コースの登山口を過ぎると、少し行った所がヤゴ沢コース分岐になる。 |
始めは沢沿いに緩やかに上る。 |
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ヤゴ沢入口 |
沢沿い |
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コースの半分は沢沿いなので、とても涼しい。水音がいい気持ちだ。沢ガニを見つけた。 |
初めて歩くがよく整備され、迷うようなところはなかった。 |
岩清水があり、冷たい水でのどを潤す。 |
サワガニ |
水場 |
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いつもは「つまらない、暗い」と文句を言っている杉林だが、暑いこの時期日影はありがたい。 |
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上半分は杉林の急坂をジグザグに上る。 |
登り終わると登山道に合流する。山頂は間近だ。 |
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ジグザグの登り |
オカトラノオ |
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夏の花も盛りで、オカトラノオはあちこちで群生していた。 |
ミズヒキ、オオバギボウシ、ホタルブクロ、アカショウマなども見られた。 |
ホタルブクロ |
ギボウシ |
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やっぱり山は気持ちいい~ |
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茶店は閉まっているが、景信山は結構にぎわっていた。 |
たっぷり汗をかき、風が気持ちよい山頂でゆっくりティータイム。富士山には雲がかかるが、展望もよい。 |
高尾城山方面と丹沢山系 |
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北東の展望 |
私達は今回、下山ルートは成り行きまかせだったので、これからどうするか相談した。「いつかのリベンジをしよう」と意見が一致。 |
去年夕焼け小焼けに下るバリエーションルートで間違えて、ヤブ漕ぎをしいられたり、壊れかけた橋を渡ったりした。あの時一緒に行った2Fさんはすでにリベンジを果たし「簡単だったよ」と言っている。 |
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まずは堂所山を目指す。 |
高尾陣馬縦走ルートを歩くのは久しぶりだが、道が少し変わっていた。以前の巻道はロープが張ってある。 |
手軽なこのコース、行き交う人も多い。 |
堂所山 |
奥多摩方面展望 |
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大きな木に赤いキイチゴのような実がついていた。和紙になるコウゾだと後で知る。実が食べられるとは知らなかった。 |
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木の根がはびこる急坂を登ると、堂所山に着く。風が気持ちよくベンチで昼寝をしている人がいた。私達もお弁当を広げた。歩いていると暑いが、木陰で休んでいると汗がひく。やっぱり山は気持ちいい。 |
関場峠を過ぎた辺りから要注意。以前間違えた所を過ぎ、地図を見ながら、送電線をチェックしながら進む。 |
また間違えたら、2Fさんに馬鹿にされそうだ。 |
以前間違えた場所 |
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「新多摩線コース」リベンジ |
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道がカーブした辺りと思っていたら、黄色い杭が立ち、№75と74鉄塔と矢印があった。ここだ! |
そこを下って行くと、黒いプラスチックで階段が続いていた。 |
№75と74鉄塔の杭 |
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№75鉄塔 |
杉林をズンズン下ると、№75鉄塔があった。更に階段は続きあっけないほど簡単に林道に降り立つ。 |
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後は林道を30分ほど歩くと夕焼け小焼けバス停に着く。このコースは、ほとんど日影でよかった。 |
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プラスチックの階段下る |
林道終点 |
わかってしまうと、な~んだ。と思うが、これも一度間違えたから言えること。 |
夕焼け小焼けの里で、水分の抜けた体に沁み渡る冷たい炭酸飲料を補給したり、野菜を買ったりしてバスを待つ。 |
沢沿いのヤゴ沢コースは夏にちょうどよい、気持ちのよいルートだった。近場でこんなよい所があるとは知らなかった。高尾周辺はほとんど歩いたと思ったが、まだまだ知らない道がありそうだ。 |