夜中から降り出した雨は、私達の切なる願いもかなわず、朝になってもやまなかった。霧雨程度で、思っていたより寒くはないので、雨具の下は薄着にして、雨の中を出発した。 |
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石鎚山は、かつては成就社からが表参道だったが、石鎚スカイラインが開通してからは、面河渓経由の土小屋からのルートが、登山のメーンルートになってきているそうだ。 |
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土小屋にて(1500m) |
白石ロッジを後に、雨の中7時出発 |
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紅葉の中を上る |
名前の通り石の山で、雨でも道はぬかるんだりせず、歩きやすかった。 |
落ち葉のじゅうたん |
二の鎖手前の階段 |
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ミヤマクマザサやシコクシラベの緑の中に、ダケカンバ、ブナ、アケボノツツジ、ナナカマド、ナンゴクミネカエデの赤が映える。こちらは、黄色が少なく、赤やオレンジが目立つ。 |
先週は一気に冷え込み、紅葉は見頃を迎えたようだが、あいにくの雨で冴えない。 |
石鎚山は修験の名山で、修行のための鎖場があることで知られている。まず試しの鎖というのがあり、それを上れなければあきらめなければいけないそうだ。一の鎖(30m)、二の鎖(65m)、三の鎖(68m)と続く。私たちは、団体なので鎖場は通らず巻き道の階段を上る。 |
階段には「お上りさん」「お下りさん」と書いてある |
電車のつり革のような鎖(三の鎖〉 |
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弥仙に着くと風雨が強くなり、何も見えない。目の前に聳える天狗岳さえ見ることができなかった。天気がよければ、天狗岳にも案内してもらえるはずだったが、この天気では無理だった。 |
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急いで山荘に入り、しょうがの入った甘い「力あめ湯」で一息ついた。 |
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石鎚山山頂(弥仙) |
山荘の売店 |
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時々雲が切れ、墨絵のような山々が現れる |
石鎚神社成就社 |
お昼のお弁当 |
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時々、白装束で登って来る人たちに会った。挨拶をするが、「こんにちわ」ではなく、何といっているのかと思ったら、「お上りさんかい」「お下りさんかい」と言っているそうだ。 |
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あいにくの天気だったが、それほどひどくはならず、紅葉も見られたし、よい山だった。 |
これから大歩危(おおぼけ)とかずら橋に寄り、徳島の祖谷(いや)へと向かう。 |
山頂成就 |
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石鎚ロープウェイ(山麓下谷駅) |
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大歩危 |
かずら橋 |
かずら橋は日本三大奇矯の一つで、かずらのつるで編んだ橋は、足元が透けて見えものすごくゆれるので怖かった。ここには寄る予定は無かったが、おまけで連れて行ってもらった。5時で終わりだったが、着いたのは10分前だった。なかなか来ることが出来ない2大名所に行かれ、ラッキーだった。 |