桜が散り始めると、次々に春の花が咲き始める。八王子と五日市の境にある今熊山には、ミツバツツジの群落があるそうなので、今年こそ時期を逃さず行ってみたいと思っていた。 |
家からも手軽に行け、小峰公園まで車を使えば今熊山から金剛ノ滝を周回できることがわかった。昭文社の地図には載っていないが、秋川丘陵ハイキングコースとしてよく整備されている。 |
ミツバツツジ1500本 |
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トンネルを抜けた所が、小峰公園なので車を停め、トンネルを歩いて戻る。信号のところが登山口だ。 |
家々の庭先には、桜、桃、ミツバツツジが満開だ。道端にはニリンソウも見られ春爛漫。 |
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今熊山登山口 |
道端のニリンソウ |
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狭い道なのに車が多いと思ったら、今熊神社は、すでに多くの人で賑わっていた。露店まで出ている。 |
桜とミツバツツジがちょうど見ごろで、神社の横の斜面は薄紫に埋め尽くされ圧巻! |
今熊神社 |
ミツバツツジ群生地 |
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ひとしきりお花見を楽しみ、鳥居をくぐり、奥宮への参道をたどる。 |
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数人カメラを構えた人達がいたが、登って来る人は少ない。 |
静かな杉木立の中を、登りきるとあきる野市街の展望地へ出た。 |
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ミツバツツジ |
参道 |
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その先が今熊山園地でトイレもあり、広場になっている。 |
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今熊山山頂までは、石燈籠の間をもう少し登る。 |
山頂の奥宮で、”怪我をせずにいつまでも歩けますように”と手を合わせる。 |
今熊山(505m)・奥宮 |
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滝へは奥宮の左脇から |
クマさんが、「これで戸倉三山の二山登った。」と言ったが、今熊山は残念ながら入っていない。私は10年程前にここから三山を歩いたが、花もなく展望もなくアップダウンが多く、ただ辛かった記憶がある。 |
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お花見しながら、ベンチで休憩。 |
今日は天気が崩れる予報だが、暑いくらいで、シャツを一枚脱ぐ。 |
標識に従い、神社の左脇から、金剛ノ滝を目指す。 |
シキミ |
ミヤマシキミ |
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何の花かわからず写真を撮り後で調べたら、シキミとミヤマシキミの花だった。花を見るのは珍しい。 |
最初の分岐は送電鉄塔のところで右に行く。分岐には必ず道標がある。 |
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崩れているところを慎重に通過すると、以前は滝へ下りられた分岐が今は通行止めになっていた。 |
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木が倒れた崩落個所 |
通行止めの滝への分岐 |
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山頂から30分足らずで、金剛ノ滝分岐の標識がある。急な階段を下る。 |
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階段の途中には、スミレ多種、ヤマルリソウ、カントウミヤマカタバミなど見られうれしくなる。 |
金剛ノ滝へ |
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ヤマルリソウ |
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アオイスミレ |
ナガバノスミレサイシン |
カントウミヤマカタバミ |
金剛ノ滝探検 |
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下りきると堰堤があり、小広場になっている。金剛ノ滝は逆川の源流で、谷合いを遡る。 |
チョロチョロ流れる滝が見えた。が、そこでは淋しい。 |
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沢沿いに咲くユリワサビ |
少し成長したハナネコノメ |
木橋を渡ると岩をくりぬいたトンネルがある。探検気分でトンネルを抜けると、ありました!金剛ノ滝。トンネルを抜けなければ見られないのも面白い。岩壁に囲まれ、落差18mを2段(男滝、女滝)になって一気に落下する。 |
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滝壺に立ち、マイナスイオンを十分浴びた。 |
沢沿いにはユリワサビ、ハナネコノメは成長し赤いめしべがなくなっていたが、たくさん咲いていた。 |
さっきの小広場に戻り、お弁当を広げる。山で食べるとおにぎりも格別美味しい。 |
滝へはこのトンネルを抜ける |
金剛ノ滝 |
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ここから広徳寺への標識があったが、どこのことかわからず、私達はさっきの急階段を戻った。 |
登り切ってから地図をよく見ると、間違いに気付く。ただ、少し大周りになるが同じ道に出るので、そのまま進むことにした。滝のところから、広徳寺方面に行けばこの急階段を登らず、少し近道だったようだ。 |
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タチツボスミレ |
アカネスミレ |
ヒカゲスミレ? |
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スミレの季節になった。(スミレの種類は多く、なかなか名前がわからない) |
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突然森の中に東京電力変電所の大きな建物があった。そこを左に行くと、小峰公園に行く標識がある。道なりに行くと、小峰公園最高地点の標識。急な長い階段を下る。 |
小峰公園分岐(右へ) |
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急階段を小峰公園へ下る |
私達は里山尾根を下ったが、桜尾根でも同じ所に着く。 |
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桜がきれいなので、もう一度尾根に出てみた。この辺りは少し遅いと見え、まだ十分楽しめる。 |
ミツバツツジと桜も一緒に見られ、金剛ノ滝もなかなか見ごたえがあり手軽でなかなかよいコースだった。 |
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小峰公園桜尾根 |