Sさんを橋本駅で拾い、車で日陰沢橋を目指す。 |
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西丹沢のPKは早朝から満車だそうだが、こちらは路肩に5~6台停まっているだけ。 |
5年前にここから矢駄尾根を登り、檜洞丸へ登ったことがある。 |
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日陰沢橋トイレ |
神ノ川林道のゲート |
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緩やかな登りの神ノ川林道を広河原まで歩く。 |
すぐに孫右衛門滝が見られる。続いてトンネルを二つ抜ける。 |
まだ5月なのに今日は暑い。(30度にもなったそうだ) |
立派な檜皮橋を渡ると、広河原はすぐだ。 |
孫右衛門滝 |
檜皮橋 |
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北尾根は昭文社の地図には載ってないが、2013年発行の詳細地図には載っている。以前は取り付きもわかりにくく、迷う人もいたようだが、最近ではだいぶ歩かれているようだ。 |
林道歩きで、クマさんが遅れがちになる。広河原に着いたら、どうも体調が悪いので(二日酔い?)今日はやめておくという。温泉にでも入って待っているので、行ってきていいというので、2人で行くことにした。 |
檜洞丸北尾根 |
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堰堤 |
第5堰堤取りつき |
ガレ場登る |
カーブミラーがある手前の立て看板の所で、彦右衛門沢入ると、堰堤がある。河原には下りず、上流に向かう。下から数え、5番目堰堤手前に取り付きがある。右のガレ場を登って行く。 |
このコースは、標識は何もないので、踏み跡と赤テープに注意しながら登る。 |
私が前を行くが、Sさんが後ろから「前方に赤テープ、踏み跡こっちじゃない?」と間違えそうになると訂正してくれる。 |
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踏み跡ははっきりしているし、テープも多いので、それほど迷うようなところはなかった。 |
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赤テープ |
檜林 |
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急坂だが、ジグザグに登って行くので、思ったより大変ではない。 |
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コースの約半分、ドラム缶広場に出た。錆びたドラム缶、ワイヤーロープなどが転がっている。一休みして再び檜林へと入る。 |
小さな空き地を過ぎると、自然林に |
ドラム缶広場 |
なる。 |
自然林に変わる |
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シロヤシオ満開! |
ブナが多くなり、そろそろ出現か? |
傾斜がきつい。でも、ブナの森は気持ちがいい。 |
シロヤシオの木が見られるようになったが、花はあまりない。散って落ちている木もある。遅すぎたか? |
ブナ林 |
落花 |
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きつい登りをちょっとへこみながら歩いていると、前方に真っ白の木発見!すご~い!いっぱいある。 |
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トウゴクミツバツツジ |
シロヤシオ |
満開! |
今年のシロヤシオはいいらしい。そんな情報があちこちから聞かれるようになった。北尾根は期待通りだ。 |
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まだ初々しい花 |
シロヤシオとトウゴクミツバツツジのコラボ |
蛭ヶ岳望む |
花園 |
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右も左もシロヤシオの花園。それにトウゴクミツバツツジのピンクが彩りを添える。 |
誰にも合わず、私達2人で独占! |
こんなにいっぱい木があるとは思わなかった。しばし撮影タイム。 |
なかなか動けない。うっとり~。 |
全~部シロヤシオ |
主のようなシロヤシオ大木 |
私のカメラでは、本当のよさがあまり伝わらない気がする。やっぱり生シロヤシオを見なくては。クマさん残念だったね。以前来た時は遅すぎたし、シロヤシオに縁がないのかも。 |
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コバイケイソウの群落地に、シロヤシオの主のような古木があった。グネグネと曲がり、見たこともないくらい太い。 |
最後は踏み跡も不鮮明になってきたが、頭上から人の声がする。頂上は近い。 |
最後の急登も、美しい花との出会いで頑張れた。 |
コバイケイソウ群落 |
檜洞丸登頂! |
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今日はしっかりもののJさんがいないので、道間違い、忘れ物得意の私達コンビではちょっと心配だったが、標高差1266mを3時間40分、二人で助け合って大きな間違いもなく登れた。 |
北尾根では誰にも出会わなかったが、檜洞丸山頂は賑わっていた。 |
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今日は暑いので、木陰を見つけゆっくりお弁当休憩にする。 |
女性の団体さんが矢駄尾根を下ると、話しながら通り過ぎて行った。 |
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熊笹の峰に向け、階段下る |
シロヤシオ |
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下山路は熊笹の峰から矢駄尾根を下る。 |
山頂付近のトウゴクミツバツツジはまだ蕾が多い。 |
登って来た人が「この先すごいよ。見頃だよ。」と言っていた。 |
トウゴクミツバツツジ |
檜洞丸を振り返って |
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好天で見晴らしもよく、木はあまり多くはないが、花もびっしり咲いていた。 |
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北尾根であんなに楽しんだのに、最後のシロヤシオをここでも堪能し、熊笹の峰を右へ下る。 |
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熊笹の峰分岐 |
ブナ大木 |
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矢駄尾根コースは一度登りに使ったが、下るのは初めてだ。最初は気持ちのよいブナの森だが、そのうち檜林に入ると傾斜はますます急になる。下っても下ってもあまり変化がない。 |
先週Jさん夫妻は、よくこんな大変な所を登下山に使ったと思う。 |
それでも、以前はなかった道標が数か所あった。途中の標識の所で、荷物を下ろして、ボッカさんが休んでいた。週2日青ヶ岳山荘まで運ぶそうで、30㌔もあるそうだ。この急登をさぞかし大変なことだ。 |
矢駄尾根登山口 |
自分の体だけ上げるのも大変なところなのに。 |
疲れきって無事日陰沢橋に戻ると、温泉に行って来たと、さっぱりしたクマさんが待っていた。 |
帰りに冷たい飲み物を買いに、今朝道を訪ねた地元の商店に寄ったら「ボラに行ってきたの?花はどうだった?」と聞かれた。後でSさんと「ボラなんてかっこいいね。地元の人はそう呼ぶんだね。私達もこれからそう言おうか。」ボラの北尾根登ったなんて、なんだか通っぽい。 |
きつかったけれど、静かで、本数も今まで行ったどこの山よりも多く、満開のシロヤシオに出会え大満足の一日だった。 |
Jさんに報告したら、早速翌日リベンジに行った。健脚夫妻だ。 |