吉野梅郷でお花見をして、日の出山に登り、ロングコースの金毘羅尾根を武蔵五日市へ下る計画を立てた。 |
東京は3月31日に桜の開花宣言をしたが、吉野梅郷の梅は遅れていてまだ5分咲きだった。こんなに遅れた年も珍しいのではないか。梅の公園は、朝9時前に入場すると無料で入れる。早起きは三文の得だった。 |
以前一度来た時は満開で、山じゅうが白とピンクに埋め尽くされ圧巻だったが、今回は少し物足りない。 |
ほのかに香る梅林の中をゆっくり散策した。9時近くなると、徐々に人も多くなってきた。 |
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吉野梅郷(梅5分咲き) |
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梅の公園を出て左に、日の出山を目指す。鳥居をくぐり、右に小さなパターゴルフ場(?)を見ながら登り始める。 |
植林の展望のきかない道が続く。 |
梅郷北コースからの道と合わさり、少し登ると琴平神社の鳥居がある。 |
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植林の中の大木 |
琴平神社鳥居 |
登山道は鳥居の右側を上るようになる。一登りで、琴平神社に着く。 |
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神社の前に行ってみると、西武ドーム方面の見晴らしがよい。 |
愛宕尾根の道を分けると、まもなく三室山だ。この先長いので、巻道を行くことに意見が一致した。 |
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愛宕尾根コース分岐 |
梅ノ木峠 |
このコースは、あまり急坂はなく、緩やかに上ったり、平坦な道だったりをくり返しながら徐々に高度を上げて行く。 |
一旦下ると、林道が交差する梅ノ木峠に出る。大勢のMTBの若者たちが休んでいた。ベンチもあるが、風当たりが強くもう少し先まで行くことにした。 |
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今日は、よい天気であまり寒くはないが、尾根は風が強く、少し休んだだけで急速に冷えてくる。 |
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電波塔を過ぎると、沢井や御岳へ下りる道もあるが、昭文社の地図には載っていない。 |
山頂直下は、長い階段が続く。 |
山頂直下の長い階段 |
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日の出山(902m) |
今日は梅郷に下りる人が多いようで、日の出山からは、どんどん人が下って来るようになった。 |
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日の出山大賑わい |
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人気で手軽な日の出山は、大賑わいだった。お弁当を広げたかったが、昨日の雨で地面は湿っているので、ベンチが空くまで待った。 |
山頂は陽あたりもよく、以外にも風がなくのんびりランチタイム。 |
日の出山山頂にて |
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金毘羅尾根分岐 |
これから、初めてのロングコース金毘羅尾根を下る。南に下る道は分岐が多いが、標識があるので迷うようなことはない。 |
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木が伐採されて、すっかり見晴らしのよくなった道を、右へ回り込むように行く。 |
上養沢への分岐がある。 |
40分ほど下ると、白岩ノ滝と麻生山への四差路に着く。麻生山もパスして、直進する。 |
左の麻生山を目指して |
四差路 |
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このコースは、ほとんど杉やヒノキの植林で、展望もよくない。 |
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右側の林の中には、まるで編んだように蔓が木に絡みつき、光を求めて上に伸びていた。 |
やっと明るい雑木林に出て、ホッとしたのもつかの間、また植林の道。 |
編んだようにからみついたツル |
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雑木林 |
日本山岳耐久レース(ハセツネcup)の標識があった。 |
そういえば行きも帰りも電車で、トレイルランスタイルの人をたくさん見かけた。今日レースがあったようだ。今回のコースは、今熊山、刈寄山方面だったようだが。 |
登山道の左側に、ものものしい有刺鉄線付きのフェンスが現れ、立ち入り禁止(日鉄鉱業)と貼り紙がしてある。 |
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その先に幸神分岐の標識があった。白岩山はフェンスに囲まれていると本に書いてあった気がする。 |
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日本山岳耐久レースの標識 |
フェンスが続く |
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タルクボの峰は、わからずに過ぎてしまったようだ。 |
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危険なところも、急坂もないかわり、緩やかなアップダウンのくり返しで、あまり展望も聞かない尾根歩きはだんだん飽きてきた。 |
幸神分岐 |
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金毘羅神社大岩 |
次の目標を送電線の下とし、皆黙々と歩いた。シャベイさんだけは、歌ったりしゃべったりいつも元気だ。今日は4人だからよいが、ここを単独で歩くのは辛い。 |
吉野梅郷コースと違い、こちらは歩く人も少ない。 |
陽あたりのよい送電線の下は、見晴らしもよく休憩にはちょうど良かった。 |
金毘羅神社の少し手前に分岐があり、左は樽集落、右は瀬音の湯と書かれていた。 |
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金毘羅神社から遠望 |
金毘羅神社で展望を楽しむ親子 |
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金毘羅神社は市民の憩いの場といわれているようなので、もっと公園化しているのかと思っていたが、ひっそりと山の中にある神社だった。親子連れが石段の上から、景色を眺めていた。ほのぼのした後姿に、思わずシャッターを切ってしまった。 |
五日市市街や、東京サマーランドの観覧車が見える。ベンチもあるので、しばしティータイム。元気をつけて、残り45分頑張ろう!。 |
町の中に下りると道を尋ねながら、五日市中学や小学校、市役所の間を抜け駅へと向かう。 |
皆疲れきっていたので、山猫亭というコーヒーショップで一休みすることにした。ここは五日市のホットな情報なども発信し、山仲間も集まるそうだ。 |
注文を聞いてから豆を挽き、じっくりいれてくれたコーヒーはまろやかで、ブラックが美味しかった。まったりした時間を過ごし、少し元気快復。また寄ってみたくなる雰囲気のよいお店だった。 |