山の会のメンバーに、植物にとても詳しい人がいる。皆が博士と呼んでいる。年2回一緒に行く山行があるが、なかなかゆっくり教えてもらえるチャンスがない。 |
今回は凸凹独占企画「博士と行く北高尾花ハイキング」と名打ったら12名も集まった。さすが博士の集客力はすごい。ちょうど上京中のS夫妻、横浜からTさんも参加した。 |
コースは博士に決めてもらい、北高尾山稜から八王子城山までのハイキングになった。 |
週末の天気予報が最悪で、日曜日は嵐のようだとの予報が出て、もうこれは絶対無理かと半分あきらめていた。土曜日の夜7時の予報で決めることにしたら、嵐は明け方までで天気は回復するとのこと。延期にすると参加できない人も多いので、予報を信じ決行することにした。 |
博士と行く花ハイキング |
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高尾駅に集合し、小仏峠行きバスに乗る。 |
最近このバスもとっても混んでいるが、天気予報が最悪だったので中止した人も多いと見え空いている。 |
駒木野で下車し、小仏関所跡を見て道路を少し戻ると登山口がある。 |
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小仏関所跡 |
駒木野から高尾山を望む |
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沢沿いに進むと、ニリンソウやタチツボスミレなどいっぱい。早くもタカオスミレが見られた。 |
道はなだらかなので、花の名前を聞きながらゆっくり歩く。他にもカキドオシ、セントウソウ・・・ |
タカオスミレ |
ムラサキケマン |
うぐいすの声も聞かれる。 |
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シロバナタンポポ |
ミミガタテンナンショウ |
マルバコンロンソウ |
登りにかかり30分ほどで、2体の地蔵がある地蔵平に着いた。新しいお地蔵様の後ろには、顔が消えかけた古いお地蔵さまも立っていた。 |
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ところどころでミツバツツジも咲いている。 |
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登りにかかる |
地蔵平 |
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今日は花ハイキングと聞いていたので、もっと緩やかな道かと思っていたら話が違うとの声も聞こえる。 |
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結構アップダウンがある。裏高尾のお豆腐屋さんで有名な、摺指(するさし)分岐で一休み。 |
ミツバツツジ |
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摺指分岐 |
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最後の登りだという急坂を登る。 |
楊枝に使う、クロモジの花があった。木はよい香りがする。 |
今日は各地で強風が吹き荒れるというが、尾根に出たら帽子を飛ばされそうな強い風が吹いていた。 |
最後の登り |
クロモジ |
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富士見台は富士山の展望のよい所だが、あいにく今日は雲の中。 |
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ベンチもテーブルもあるので、ここでお弁当休憩にしようと思ったが、風が強過ぎもう少し先まで行くことにした。 |
真っすぐ行くと陣馬山へ向かう。 |
八王子城山はここで右折する。 |
富士見台 |
ここに富士山が見えるはず |
30名以上の団体さんがやって来た。ツアーのトレーニング山行だそうだ。「○○に登り隊」とかいうツアーかもしれない。こんな所にもツアーが来るようになった。 |
北高尾山稜はアップダウンが多く標高の割にはきついので、トレーニングには向いている。 |
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八王子城址 |
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天守閣跡でお昼休憩し、城址に下る。 |
途中に井戸があり、のどを潤す。 |
八王子城は北条氏照が築いた、関東屈指の山城だったそうだ。 |
天守閣跡 |
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井戸(飲料可) |
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展望台より |
☆展望台 |
ヤマザクラと春の山々 |
展望台からはスカイツリーはじめ都心のビル群、うっすらと筑波山も見えた。山の上もこの強風で桜もすっかり散ってしまったが、ヤマザクラは咲いていた。 ヤマブキは見ごろで、鮮やかな黄色の花があちこちで目を引く。 |
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☆タチツボスミレ |
☆ツボスミレ |
☆ヤマブキ |
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☆印写真はUさん |
管理棟の所には真新しいガイダンス施設があった。展示スペースや休憩スペースがある。土日はバスがここまで入るので、時間までゆっくりできた。博士、これからも時々お願いします。 |
まだ早いので、高尾の多摩森林科学園へ寄って桜を見ようと話がまとまる。(続く) |