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不老山に登るというと、パンフレットやイラストマップを出してきて、親切にいろいろ教えてくれた。うれしいことに目的のサンショウバラは、今満開だという。また、つり橋の少し先に夕滝というすばらしい滝があるから、ぜひ見て行きなさいとすすめられ、写真まで見せてくれた。 |
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言われた通り、つり橋を通りすごし夕滝を見に行った。山の上から落ちてくる滝は、なかなか見ごたえがあった。 |
吊橋は一人づつしか渡れず、古くてゆれる、怖〜い橋だった。(くまさんが来たらここでリタイアだったかも) |
夕滝〈画像クリックで拡大) |
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夕滝吊橋 |
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林の中をジグザグに登っていく。登山道はよく整備されている。 |
林の中は花は少なく、フタリシズカが見られたくらいだったが、新緑は目にまぶしいくらいきれいだった。 |
沢の上部に出たところで、右に渡る。尾根に出ると視界が開けてきた。林道に出たところを右に行くと世附峠(よづくとうげ)だ。 |
ここでやっとサンショウバラがあった!でも、もう終わりかけで、だいぶ散っていた。先を期待しよう。 |
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夕滝に落ちる沢 |
新緑の道を登る |
サンショウバラは思っていた以上に大きい木で、見上げるようだった。周りが濃いピンクで中心が白っぽいピンクの美しい花だった。花も大きい。 |
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面白い標識がたくさんあった。よほどの不老山ファンなのか、とっても丁寧な絵地図と説明書きがある。 |
湯船山方面に少し行くと、樹下の二人(じゅかのふたり)というところにもサンショウバラがあると書かれていたが、散り始めているというのでやめた。 |
ずっと続くのかと思っていたが、サンショウバラはそこからは山頂付近まで見られなかった。 |
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世附峠の標識〈画像クリックで拡大) |
可愛い金太郎がついた標識 |
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サンショウバラ〈画像クリックで拡大) |
ウツギ |
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サンショウバラは、絶滅危惧U類に指定され、日本原産の原種バラだと後で知った。私の好きな、カクタスの原種のようだった。 |
サンショウの葉に似ているため、花が咲かないうちに刈り取られてしまうこともあったようだ。葉をこすっても香りはしない。 |
不老山山頂は標高が高い(928m)からか、ちょうど満開できれいだった。山頂は広い。今日はまったく展望がない。富士山展望の山らしいが、どこにあるかわからない。 |
下山は山市場へと下った。こちらもざらざらして、滑りやすい急な下りが続く。 |
バスを待つ間、近くでサイハイランを見つけた。一度高尾山で見たことがあったが珍しい。 |
バスが山我駅どまりだったので、御殿場線に乗り換え、新松田へ向かった。この方が料金が安いし、休日は道路が込むため、電車利用のほうがよいそうだ。電車の中で、山慣れた感じの男性がいろいろ教えてくれた。 |
不老山頂にて |
今回は美しいサンショウバラに出会えて、満足満足・・・ |