江之浦測候所
ー小田原ー
2023/03/17(金)晴れのち曇り15℃  
江之浦測候所という聞きなれない名前。日曜美術館で見たJさんが、「面白そうだから行ってみない?」というので早速再放送を見た。Sさんが「本があるわよ」という杉浦博司さんの本を図書館で借りて読んでみた。
杉浦博司さんは写真、彫刻、建築、造園、執筆などと造詣が深い。新たな命が再生される冬至、折り返し点の夏至、春分と秋分、天空を測候することによって立ち戻ることで未来への糸口が開いているという。それがアートの起源ではないかという。
数十年にわたり収集された古墳時代から近世までの考古遺物や古材を使用し、江之浦の柑橘山を切り開いて整備された。ギャラリー棟、石舞台、光学硝子舞台、茶室、庭園、門などから構成される。
難しくて本をみな理解することは出来そうもないので、取り合えず行ってみることにした。Tさんは以前杉浦さんの講演会を聞いたことがあり、いつか行ってみようと思っていたそうで、4人で行くことにした。
近代以前の人口密度を体感するため、日時指定の入れ替え制になっている。ネット予約し、チケット(¥3300)を購入するが、3月後半はもういっぱいだった。
  私達は10時の予約なので、東海道線の根府川駅に集合し、9:45に迎えのバスに乗る。 
海岸線を通る電車はとても気持ちいい。
根府川駅   
 
 江之浦測候所入口  石垣にはめ込まれた人頭石彫 鎌倉明月院正門 
     
 待合棟 屋久杉テーブル   夏至光遥拝100mギャラリー
『青天を衝け』杉本博司書   夏至の朝、太陽光は数分間この空間を駆け抜ける
   
 菜の花満開  石彫大理石レリーフ  冬至光遥拝隧道の上
    
100mギャラリーの展望スペース  光学硝子舞台(手前は古代ローマ円形劇場写し) 
    
石舞台   石造五重塔(14世紀)と大島桜?
   
 
 化石窟(旧みかん小屋) 小屋裏の巨樹 
    
 被爆宝塔塔身 柑橘山 春日社(奈良・円成寺の春日堂を写した) 
 
 石造鳥居  冬至行遥拝隧道  光井戸(井戸枠は中世のもの)
  人数制限しているので、ゆったりと楽しめた。2時間半くらい園内を歩き回ったが、みかん山だったところなので、相模湾が一望できる最高のロケーションだ。 
初めてでは様子がわからなかったが、もう一度本を読んでから再訪すればよくわかるかもしれない。  
 リキュウバイ  小田原に出て、海鮮ランチを堪能