まずは陣馬山へ |
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陣馬街道は、バスの終点『陣馬高原下』を過ぎると益々狭くなる。去年道が少し整備され舗装され直したようだが、グネグネの狭い道は同じだった。 |
寒々とした和田峠に車を停める(駐車料金¥600)。 |
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和田峠 |
霜柱 |
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長い階段を陣馬山へと向かう。途中今シーズン初の霜柱を見る。もう、そんな季節になったのだった。 |
展望のよい陣馬山は、すでに人出も多い。やはり人気の山だ。富士山はじめ、南アルプスも堂々とした白い姿だ。 |
醍醐丸(867m) |
富士山 |
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日当たりのよいベンチで、展望を楽しみながらほうじ茶と和菓子でティータイム。 あ~のんびり。 |
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でも今日はあまりゆっくりもできず、まだまだこれからが本番。 |
一ノ尾根を少し下ると、和田への分岐がある。ここは明るい森の中で、歩きやすい道だ。 |
陣馬山(855m) |
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一ノ尾尾根和田分岐 |
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向かいにはこれから登る生籐山から醍醐丸への尾根が見える。お墓の脇を通り、車道へ出たら、左へ行く。少し先の橋の所に標識がある。 |
家々の軒には干し柿が下がり、木に登って柿もぎの最中の人もいた |
これから登る尾根 |
ミヤマフユイチゴ |
道端のフユイチゴは大豊作。 |
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途中までは舗装路だが、これがとっても急だ。右は茶畑だ。 |
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15分ほど歩くと杉林に入り、沢沿いの急坂が続く。 |
この急坂を、上からバイクに乗った人が下りてきた。言葉を交わしたが、こんな山道をバイク?何をしてきたのでしょうか? |
急坂 |
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杉林急登 |
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山の中に一軒家 |
水場を過ぎると、山の中に一軒の家があった。大きな家で、茶畑も手入れがされ、ゆずがたくさん実のっていた。 |
さっきの人は、ここの住人かもしれない。電気もないようだし、バイクでも里へ下りるのは大変そうだ。 |
森の中の一軒家 |
もみじ紅葉 |
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定時にお昼を食べたいクマさんも、今日はもう少しの我慢。途中で、チョコを1切れと水分補給。「こんなに急なんてだまされた。」とブツブツ。(自分で行こうって言ったのに・・・)お腹がすくと、だんだん無口になる。 |
雑木が多くなり、頭上が少し明るくなってきた。この辺りまだ紅葉もきれいだ。麓の家が小さく見える。 |
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ムラサキシキブ |
まだ急登が続く |
明るい雑木林 |
1時間10分の急登をやっと登り終え、山ノ神がある分岐に出た。ここからは軽いアップダウンの尾根歩き。 |
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大ゾウリ山 |
10分ほどで、木に”大蔵里山”と書いた標識がついていた。 |
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山ノ神 |
大ゾウリ山(837m) |
地図では大ゾウリ山だが、漢字では大蔵里山と書くのだった。標識がなければただの尾根上の通過点で見過ごしそうだ。予定ではここで休憩しようと思っていたが、座る場所もないのでもう少し先に行くことにした。 |
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生籐山や陣馬山が、木々の間から見える。 |
今日は晴れて穏やかなので、落ち葉をサクサク踏みながらの尾根歩きは楽しい。 |
尾根歩き |
陣馬山 |
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八王子最高峰醍醐丸 |
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結局醍醐丸につくまで、休憩するようなところはなかった。もう1時を過ぎてしまった。 |
醍醐丸は南側を杉に覆われ、展望はない。日も当たらず、寒いベンチでお昼にした。早々に下山。 |
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八王子最高峰醍醐丸(867m) |
醍醐丸山頂 |
八王子最高峰も、これでは人気がないのもうなずける。お隣の陣馬山は、あんなに広々した山頂で大展望の山なので人が集まるわけだ。 登って見てよくわかった。 |
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醍醐丸から登り、コースを逆にすればよかったか?最後に陣馬山にした方が、ゆっくりランチ休憩できたかもしれない。 |
でも、午前中の方が展望はよいが。 |
醍醐林道に出ると、和田峠はすぐだ。 |
醍醐峠 |
和田峠、醍醐丸登山口 |
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今日は11月22日で、いいふうふの日だそうだ。いつも仲良くとはいかないが、お互い健康でいつまでも一緒に山歩きを続けていけたらと思っている。 |
帰りに『森のアトリエ』に寄った。「定休日で(月の後半は休み)片付いていませんが。」と言いながらも、気持ちよくコーヒーをいれてくれた。帰りに陣馬リンゴを買おうと思ったら、時すでに遅し。 |