唐松尾根 |
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どんよりした曇り空だったが、笹子トンネルを抜けると青空が見えるようになった。 |
上日川峠から久しぶりに唐松尾根を登る。とても涼しい。 |
花は少ない。コウリンカが終わり、ほとんど咲いていない。 |
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唐松尾根と大菩薩湖 |
雷岩 |
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雲が多いので、展望は期待できそうもない。それでも雲の切れ間から大菩薩湖が見えた。 |
雷岩で、串団子を頂きながら一休み。大菩薩嶺は今日はスルー。北尾根を丸川峠へと下る。 |
大菩薩嶺(2057m) |
恐竜? |
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辺りは苔むした針葉樹の森になり、今までの景色と一変する。角の生えた恐竜のような切り株があった。 |
山梨百選のコメツガの美林を抜け、段差の多い道を下って行く。そういえば唐松尾根を登りきると、今日の登りは終わり。後は下るだけだ。 |
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キノコいろいろ |
しっとりした苔の中からは、いろいろなキノコが見られた。名前はわからず。 |
こちらのコースは歩く人は少ないが、もう登って来た人もいる。ソロの若い女性もいた。 |
道が緩やかになると、辺りはダケカンバが多くなる。 |
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時々色づき始めた木々が見られる。広葉樹も多いので、これから楽しみな道だ。 |
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色づき始めた木 |
ダケカンバ |
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丸川荘でコーヒーブレイク |
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1時間余りで開けた丸川峠に降り立つ。見覚えのあるブルーに塗られた小屋が立つ。 |
今日の目的の一つは、丸川荘のコーヒー。マイカップ持参だと、50円引きになるそうだ。(\350) |
丸川峠 |
私達はもちろんマイカップで。 |
丸川荘 |
早速注文に行くと、ゴリゴリと豆をひく音がする。注文に応じて各種の豆を挽いてくれる。コロンビアブレンドを注文する。外でお弁当を食べながら待つと、小屋の主人がよい香りのコーヒーを運んでくれた。 |
こんな山の中で美味しいコーヒーが頂けるなんて最高。以前来た時は時間がなく、コーヒーも味わえなかったことが心残りだった。 |
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日当たりのよい峠なのにあまり花がない。鹿害や、公害の影響か花はみなだめになってしまったそうだ。 |
今では保護して、やっと少し復元しつつあるそうだ。 |
イカリソウだけはたくさん見られた。 |
ヤナギラン |
サラシナショウマ |
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丸川荘トイレ事情 |
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小屋のトイレをお借りする。(\100)ドアに付いているボタンを押すと、鳥のさえずり♪ピーッピッ~ピ~使用した紙は捨てないでください♫の音声が流れる。中の壁は全て管理人のアート。丸窓から光が差し込み、なんと音姫(水の流れる音がする)まで手作り。 |
そして、匂いがほとんどしない。山小屋のトイレは息を停めて入るようだったりするが・・・ |
ご主人自慢のトイレらしく、話を聞くと丁寧に教えてくれた。 |
ハナイカリ |
便器は手作りのステンレス製で、大小が分かれるようになっている。ペーパーは焼却処理(宿泊者のみ)。利用者は持ち帰りが原則。 混入するバクテリアで完全に液状に分解し、自然浸透しているので臭気もないそうだ。日本トイレ協会からも表彰されている。ただ、小規模で利用者も少ないので今の方法で出来るそうだ。 |
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ご主人は以前来た時は、無愛想な印象だったが、本当は気さくな話し好きの人だった。 |
下りは大菩薩登山口へ段差の多いという道を行く。 きつい下りが続く。 |
上りは大変そうだ。でも、いつかチャレンジしてみたい。 |
周り道の手作り標識 |
ブナ大木 |
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標高差800m、4.3㌔の急勾配を、丸川荘のご主人は全て人力で荷揚げするというのだから頭が下がる。 |
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やっと林道に着いた。途中で追い越された若者が、地図を広げ迷っていた。一人だとふとわからなくなってしまうことがあるのかもしれない。 |
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林道へ降り立つ |
駐車場 |
駐車場を過ぎると、舗装路になる。立派な杉木立の雲峰寺の前を通り、大菩薩登山口バス停へ着いた。地元産トマトを買いこんで、アイスクリームを食べながら、バスを待つ。 |
上りですれ違った女性が降りてきた。今日は神部岩から日川峠へ下ったそうだが、トレーニングで先週も来たそうだ。それにしても健脚で早い。何度来ても大菩薩はまた違った楽しみがある。 |