8月21日(金) |
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松本を5時過ぎに出て、ジャンボタクシーで三股登山口へ向かう。 |
あいにく朝から雨。最初から雨支度をして出発する。 |
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三股登山口 |
吊橋 常念沢を渡る |
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吊橋を渡ると、力水という水場がある。常念岳は水が豊富なのに、この先水場はない。 |
木の階段が多くなる。最初は59から始まり、58,57と減っていくが、気が遠くなる数字だ。 |
力水 |
木の階段が多い(これは49番目) |
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1時間ほど登った所にゴジラの木という切り株があった。小屋のシンボルマークにもなっていて、Tシャツやバンダナにもついている。 |
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ゴジラの木 |
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ゴゼンタチバナ(実) |
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まめうち平まで2時間余り。後続の男性2人が遅れているので、長い休憩を取る。M男さんは喘息気味だというのでちょっと心配だ。 |
冷えてくるので、7名は先に出発し、2人は後から来てもらうことになった。 |
まめうち平(広く、ベンチがある) |
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雨は小雨になったり、強くなったりするが、風がないのでそれほど大変ではない。 |
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小休止しながら、水と食料は補給する。 |
シラビソの樹林帯で、花も展望もない。傾斜がきつくなる。 |
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サラシナショウマの群落 |
急登 |
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タマガワホトトギス |
トリカブト |
オタカラコウ |
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2000m地点を越えたら、花が見られるようになった。ソバナ、トリカブト、シラヤマギク、リンドウなど秋の気配を感じる。 |
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階段は丸太で組まれ、傾斜も段差もきつくなってきた。 |
丸太の階段 |
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最終ベンチ(標高2500m) |
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私達のゆっくりペースに我慢できなかったのか、若者二人が先に行く。 |
あろうことか100名山も踏破したCさんが遅れ始めた。今までにこんなことはなかった。声をかけても大丈夫だというが、どうしたのか? |
大滝山分岐 |
花畑 |
リンドウ |
やっと樹林帯を抜けると、大滝山分岐に出た。一面花畑だが、雨とガスでよく見えない。 |
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上が明るくなってきた。異様な音がする。「クマの鼻息じゃない?」とMさんが半分本気で心配する。まさか、そんなことはないでしょう。 |
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リンドウ |
山頂付近 |
稜線に出たら、強い風と雨でとても寒い。小屋も近いはずだが全然見えない。若者二人は無事着いたのか? |
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風力発電のプロペラがすごい音をたてている。これがクマの鼻息の正体だったのかもしれない(笑)。 |
目の前に突然小屋が現れた。私達はほぼ予定通り12時50分に到着した。小屋のストーブの前で若者二人はマンガを読み、待ちくたびれていた。1時間も前に着いたのだという。 |
続いて到着したCさんが震えている。低体温症かもしれない。 |
蝶ヶ岳ヒュッテ |
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濡れた衣類を着替え、ストーブの前でココアを飲んで温まったらやっと顔色もよくなった。大事に至らずよかった。 |
ラーメンを食べ終わったのに、まだ男性二人が来ない。皆だんだん心配になって来た。クマさんはM男さんを見ながら登っているので、休みが多いと体が冷えてしまうのではないか。 |
到着した人達に、二人の様子を話して聞いてみると、「その二人ならまもなく到着しますよ。」と言われ一安心。 |
夕食 |
更に1時間以上遅れて、最後の二人が元気に到着した。ほっとした。 |
皆無事に到着出来たらよかったが、やはり日頃のトレーニングがいかに必要かということが身にしみてわかったようだ。この会が長く続いているのも、今まで怪我や事故もなかったからだ。 |
100名山を歩き終わり、山から離れていたCさんもこれからは近場の山を歩くと宣言していた。 |
夕食後、名古屋市立大医学部による、高度障害と肩こり解消法のレクチャーがあった。外の風雨はさらに激しくなってきた。 |