棒ノ折山969m
-Bounooreyama-
 
 日 程 2001/11/15(木) 
行 程 青梅8:25ーさわらびの湯PK9:00−白谷沢登山口9:30−三段の滝ー藤懸の滝9:55−天狗の滝10:10−白孔雀の滝10:20−岩茸石11:00−権次入峠ー棒ノ折山11:45〜12:55岩茸石13:20−白地平13:45−ベンチ14:20−さわらびの湯14:55 
 歩 程 4時間30分 
メンバー  Junjun.Kura.Yukky 
   クラ復活!
 東京都埼玉の県境にある”棒ノ折山”へ行った。
 鎌倉時代の武将が秩父から鎌倉へ向かう途中、権次入(ごんじり)峠付近で杖にしていた棒が折れたという伝説からその名がついたと言う。
 名栗湖  怪我から4ヶ月たち、すっかり元気になったクラの復活山行でもある。
 電車やバスで行くと不便だが、青梅からクラの運転する車で行ったので、20分ほどで着いてしまった。  
 意外と近いのでびっくり。帰りに寄るさわらびの湯の駐車場に車をとめ、緩やかに登ると有間ダムへ着く。
 真っ赤に色づいたイロハモミジが見頃だ。
     イロハモミジ
 名栗湖の対岸に渡るためダムの堰提上にたつと、周りの山々が青い水面に映り、素晴らしい眺め。   登りは関東ふれあいの道水源コースとして、よく整備され標識もしっかりしている白谷沢(しらやさわ)渓谷を行く。 
 10分ほどで、白谷沢登山口へ。 かさかさと落ち葉を踏みしめて、沢沿いの登山道を登る。
 ちょうどいのしし狩りに行く4〜5人のハンターに出会った。他にも鹿がいるそうだ。急いでくまよけベルをつけた。 水しぶきの音が聞こえてくると、まもなく三段の滝。登山道から離れているため、あまり良く見えない。
 更に進むと、二段になった藤懸の滝だ。
   白谷沢渓谷  
   ここからは渡渉を繰り返し、ちょっとした沢登り気分を楽しめる。増水時や冬は凍結して危険だそうだ。
 両岸に切り立った岩壁が迫り、紅葉の木々と清らかな流れが美しい白谷沢核心部。右に天狗の滝を見ながら、石段を登る。
 鎖や手すりのある岩を登り、グングンと高度を上げていくと、落差10mほどの白い羽を広げたような、やさしい白孔雀の滝
 白孔雀の滝    
 ここから沢を離れ、明るい山腹の巻き道となる。  
 展望が開けると、目に飛び込む山々は黄色、オレンジ、赤が混ざり合いパレットのようだ。
 尾根上に出たところに、高さ5mほどもある岩茸石が立ちはだかる。登ってみるといい眺めだ。3人で『ヤッホー〜!』と大声で叫んでみた。耳を澄ますと小さくこだまが返ってきた。うれしくなって、何回も繰り返した。『こだまなんて何年ぶりに聞いたかしら?』とクラ。
 歩きにくい丸太の階段に飽き飽きした頃、頂上かと思ったが、権次入峠だった。  錦秋の山々
 ここからがまたまた丸太の階段が延々と続く。降りてくる人に『元気ですね〜』と声をかけられるほど、先頭を行くクラは快調なペースで登り、ついて行くのが大変だった。    奥武蔵秩父の山々、奥多摩丹沢まで良く見えた。遠望がきく日は、男体山や上越の山々まで見えるらしい。
 棒ノ折山は広々として気持ちがよく、東屋やベンチもあり大休止にはちょうど良い。 今日のランチはおしるこ。ゆであずきの缶詰を開け、玄米もちを入れてグツグツ。
   棒ノ折山頂  
 二人はちゃんとお椀まで持ってきて、『おしるこはやっぱりお椀でなくっちゃ。』といいながら、持ち寄った漬物、ピクルスをつまみ、串団子までたいらげた。寒くなると、フーフーいいながら食べるおしるこは最高。
   下山は岩茸石まで戻り、岩の裏側から滝の平尾根を行くことにした。
 尾根と言っても杉林や雑木林に覆われ、所々で展望が開けるのみ。白地平では北側に名栗湖や緑に縁取られた紅葉の山々がきれいだった。
 薄暗い植林をジグザグに下りると、河又へ出る。木の香漂うさわらびの湯に立ち寄り、すっかり温まって、ハーブティーに美味しいシュークリームでティータイム
 名栗湖遠望  クラにややあおられながら、復活山行は無事終了。